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<CES 2006 レポート>マランツはDLPプロジェクター「VP-11S1」を参考出品 DAvEDも話題に

公開日 2006/01/08 16:28
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米マランツのブースには、ホームシアターとオーディオコンポーネント関連製品が並んだ。

<AVアンプ、DVDプレーヤー、ディスプレイ>
ブースの正面には、米国で主要となるホームシアター関連製品、AVレシーバーとDVDプレーヤー、プラズマテレビが配置されていた。AVアンプとプレーヤーはほぼ日本と同内容のラインナップだが、ブラックモデルが9割と圧倒的なシェアを誇り、シルバータイプは両ジャンルとも各1機種のみ。米国ではラジオ需要が非常に高いため、かつマルチゾーンで使用した際にラジオの取り合いが起こらぬように、AVアンプのフラッグシップモデルにはラジオのダブルチューナーが搭載されている。

マランツのブース正面には、主力製品であるAVアンプ、DVDプレーヤーとプラズマテレビが展示された。AVアンプ、DVDプレーヤーともブラックモデルが主流

日本では発売されていないが、プラズマテレビの展開は61、50、42インチの3ライン。マランツは米国で早い時期にプラズマテレビの開発に着手しており、現在も人気メーカーのひとつである。

<プロジェクター>
DLPプロジェクターでは、「VP-10S1」、「VP-12S4」、年末発売の「VP-8600」、参考出品の「VP-11S1」が並んだ。S4の裾野を広げるべくS4より価格をさげてリリースされた「VP-8600」は、ターゲット層に合わせはじめはシルバー色で展開したが、2月にブラックタイプの発売を予定しているという。

注目は、1080pの1チップ式DLPプロジェクター「VP-11S1」。今回はプロトタイプでの出品だが、フラッグシップ「VP-10S1」と「VP-12S4」の間を埋めるモデル。今年半ば頃までの正式な発表が期待できそうだ。「VP-12S4」はデモンストレーションで用いられ、HDコンテンツや映画のトレーラーが上映された。

VP8600には2月からブラックタイプが登場する

VP-11S1はホワイト、ブラックでの二色展開を予定

VP-11S1のブラックモデル

<DAvED>
そのほか、展示製品の中で特に注目を集めていたのが、「DAvED(Digital Audio via Electrical Distribution)」だ。既存の電源線を使い、オーディオを伝送するワイヤレスシステムで、AVレシーバー部「ZR6001 AV reciever with DAvED」と「ZC4001 Client」から成り立つ。それぞれコンセント1本をつなぐだけで、簡単にマルチルームオーディオの操作をすることができる。在来ノイズに強い方式を採用し、信号はデジタル変換する。オーディオ的なクオリティはCDと同等だ。

DAvEDでプラグ一つでマルチオーディオの操作が可能に

クライアント部。最大6つまで使用することができる

クライアントは、でしゃばりすぎず、家の中に溶け込むようにとレトロチックなイメージを残してデザインされている。このクライアントからメインシステムにつながれている機器をコントロールすることもできる。「プラグを刺せばすぐ音が出る」というわかりやすさと使いやすさがアピールし、すぐに買いたいと申し出た来場者もいたという。

学習リモコンも各種を展示

ホームコントロールシステムの提案

(ホームシアターファイル編集部・熊澤)

[ces2006]

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