エソテリック、SACDプレーヤー「SA-60」とユニバーサルプレーヤー「DV-60」を発売
製品の税込価格と発売日は以下の通り。
■スーパーオーディオCDプレーヤー 「SA-60」¥462,000 7月中旬発売
■ユニバーサルプレーヤー「DV-60」¥514,500 6月下旬発売
DV-60は、2002年10月に発売したユニバーサルプレーヤー「DV-50」の後継機種。DV-60とSA-60の2モデルは兄弟機で、DV-60は、SA-60の機能に、DVDビデオ/ビデオCDの再生機能、映像出力端子、リモート入力端子を加えたモデル。
再生可能なフォーマットは、SA-60がSACD/CD/DVDオーディオ、DV-60がSACD/CD/DVDオーディオ/DVDビデオ/ビデオCDとなる。
両機は、オーディオDACにPCM/DSDの両フォーマット入力に対応した、シーラスロジック社製のCS4398を採用。本LSIを、フロント2chとサラウンド出力用に、計3基搭載している。
また、第2世代RDOTアルゴリズムとハイサンプリング対応FIRデジタルフィルターを用い、DVD、CDのデジタルオーディオデータを最大1536kHz(DVDオーディオ/ビデオ)、1411.2kHz(CD)までアップコンバートする。なお、SACD再生時はDSDのままD/A変換する。
フラッグシップモデルP-03/D-03にも採用した、CD/DVDなどのPCM信号をDSD信号にコンバートするモードも装備。ソースの録音状態、音楽ジャンル、組み合わせるスピーカーやアンプなどの条件に合わせ、出力するデジタルフォーマットを選択できる。
また、独自に開発した、フローレートコントロールに対応するIEEE1394(i.Link)回路も装備。フローレートコントロールに対応したi.Link入力のあるマルチチャンネルDACやサラウンドAVアンプと組み合わせて、高品位なデジタル伝送が行える。
ワードシンク機能も装備し、外部からのWORDクロックに同期させることが可能。入力可能周波数は、44.1/88.2/176.4/48/96/192/100kHzに対応。エソテリック独自のユニバーサルクロック(100kHz)も入力でき、本機をマスタークロックジェネレーターに内蔵された超高精度クロックで動作させることで、ジッター精度を飛躍的に向上させることができる。
ほかにも、「P-01」「P-03」などで採用された高剛性軸摺動型ピックアップなど、エソテリックのハイエンドノウハウが盛り込まれている。
筐体への振動対策も徹底。フロントパネルは肉厚のアルミ押し出し材とし、天板にはESOTERICロゴが刻印されたアルミパネルに加えサイドパネルにもアルミ材を採用した。また、底板は2ミリ厚のスチールボードを採用、真鍮削り出し材、ニッケルメッキ仕上げのフットで3点支持する。
メカニズムは新規に開発したもの。VRDSメカではない。メカニズムモジュールは筐体のセンターに配置し、2個のブラケットで固定して剛性を高めている。また、メカニズムをカバーするメカハウジングは8ミリ厚のスチール製大口径スタビライザー装着による高剛性、無共振構造を採用している。
DV-60の映像出力は、デジタル系/ビデオ系とも新設計の出力回路を搭載。周辺回路のチューニングも行っている。デジタル出力にはバージョン1.1準拠のHDMI端子を装備し、480i/480P/1080i/720P /1080P の各解像度で出力が可能。アンカーベイテクノロジー社製の最新LSI「ABT1018」スケーラーと、にジェネシス社製のI/Pコンバー ター「FLI2310」を採用している。なお、HDMI端子からのSACDのデジタルオーディオ出力には対応しない。
アナログ映像出力にはコンポーネント/D端子/Sビデオ/ビデオの各端子を用意。アナログ系のビデオDACにはアナログデバイス社製の216MHz/14bit「 ADV7324」を採用している。アナログ映像の出力解像度は480Pまでとなる。
また、DV-60には機器制御用の端子として、トリガー端子/RS-232C端子/リモコン端子も搭載される。
<編集部の視点>
エソテリックのユニバーサルプレーヤーが4年ぶりのモデルチェンジを果たした。次世代光ディスクが注目を集めているが、裏を返せば赤色レーザーのフォーマットが成熟段階に入ったということ。手の届きやすい価格帯で、既存フォーマットの高品位再生に挑戦した姿勢を評価したい。特にPCM信号からDSD信号へのコンバートは同社オリジナルの機能で、フラグシップモデルにも搭載されているもの。ワードシンクなどエソテリックならではの機能も踏襲しており、この夏話題のモデルとなりそうだ。
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(株)ティアック エソテリック カンパニー
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(Phile-web編集部)