ヤマハ、筐体内部設計にもこだわったミドルクラスAVアンプ「DSP-AX2700/1700」を発売
・DSP-AX2700 252,000円(税込) 11月中旬発売
・DSP-AX1700 168,000円(税込) 10月中旬発売
同社の現行のミドルクラスAVアンプは「DSP-AX4600」「DSP-AX2600」「DSP-AX1600」の3モデル。新モデルのAX2700は、AX4600とAX2600のラインが統合され誕生した後継機。またAX1700は、AX1600の後継機となる。
ともに7.1chのスピーカー出力に対応。新たに63Hz以下の超低音域も自動補正の対象とした自動音場補正機能「YPAO」、ver1.2aのHDMI端子、D5映像端子などを搭載している。
筐体に内部の回路系を最大限に集約するDB(ダブルボックス)コンストラクションを採用したのが大きな特徴だ。アナログ部とデジタル部の分離の徹底、信号入力部とスピーカー出力部の経路最短化、プロセッサーボードの4層基盤への高密度実装などを行い、高音質化を図っている。また、高剛性エンボス加工ボトムや、高い放熱効果のアーチ型大型ヒートシンクを採用した。
音声回路には、バーブラウン製192kHz/24bitDAC(DSD対応)/ADCや、全chディスクリート構造のパワーアンプ、0.5dBステップのインテリジェント・デジタルボリュームやロージッターPLL回路などを装備している。さらに上位モデルAX2700は、カスタムメイドの大型電源トランス、カーボンシース・ブロックケミコン、音響用コンデンサーなどの専用パーツを搭載し、音質にこだわった設計としている。
再生機能としては、すべての入力ソースを最高の状態で出力する「ピュアダイレクトモード」を引き続き搭載。ディスプレイの消灯や、映像回路の停止のほか、アナログ信号入力ではボリューム回路へ直接接続、PCMデジタル信号ではDIR部からDACへ直結、RAMへのアクセスを停止してDSPを完全にパスするなど、入力信号に応じて最適な信号経路を選択しきめ細かく制御することで、オーディオアンプとしての高い性能を実現している。
ヤマハ独自の音場創世機能「シネマDSP」は、「シネマDSP-plus」にリファインされ採用された。実際のホールや劇場を巡って収集した生の音場データをサラウンドプログラムの設計に反映させるシネマDSPの分析方法をブラッシュアップし、“さらにリアルでナチュラルな臨場感”を実現しているという。
AX2700は「ネットワークレシーバー」機能も搭載。ホームネットワークに接続することで、インターネットラジオやパソコンに保存された音楽ファイルの再生ができるほか、USB対応の携帯音楽プレーヤーやUSBメモリに保存された音楽ファイルの再生も可能だ。さらに別売のiPod用ユニバーサル・ドック「YDS-10」を使用することでiPodの操作・再生も可能となっている。
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(Phile-web編集部)