D&Mホールディングス、蘭フィリップス・サウンド・ソリューションズを子会社化
フィリップス・サウンド・ソリューションズ(以下PSS)の事業をフィリップスから分割の後、本年末を目途に株式を取得し、D&Mホールディングス100%出資の子会社とする。買収価格は非公開。子会社化後の名称は“D&M Premium Sound Solutions(D&Mプレミアム・サウンド・ソリューションズ)”と改める予定。
PSSは、カー用サウンド機器のOEM供給と、コンシューマ向けハイ・ファイ オーディオ製品の開発・製造・販売を行っており、カー用機器OEMの主要顧客はBMW、フォルクス・ワーゲン、トヨタ(ヨーロッパ)、セアト、及びジャガーなど、コンシューマ向け機器についてはフィリップス、デル、ノキアなど。2005年の売上高は約180億円だった。
フィリップスは現在、積極的なビジネス・ポートフォリオの見直しによる、非中核事業の売却を進めており、今回の合意もそれに基づくもの。
D&Mは今回の子会社化で、PSSの自動車業界における広範な顧客基盤とスピーカー技術を得ることにより、カーOEM事業のさらなる加速を見込んでいる。
(Phile-web編集部)