地デジ全国放送が本日スタートし「デジタル放送の日」制定 − 安倍総理も祝いの言葉
総務省と(社)地上デジタル放送推進協会(D-pa)は本日、全都道府県で地上デジタル放送がスタートするのを記念し、記念式典を都内で開催した。式典には、内閣総理大臣や地デジ・イメージキャラクターの草K剛さん、BSデジタル放送イメージ・キャラクターの鈴木京香さんらが出席し、全国スタートを祝った。
<地上デジタル放送全国開始記念式典>
地デジは、岡山や香川、九州で本日より放送がスタートする。これにより全国47都道府県での放送が開始されることになり、視聴可能世帯のカバー率は約84%となる。
本日開催されたのは全国放送開始の記念式典だ。鹿児島での放送が開始される午前11:00に全都道府県がカバーされることから、同時刻にはカウントダウン・イベントも行われた。
式典に出席した地デジ普及のメインキャラクター草K剛さんは、「今日は既にいくつかの宣伝活動を行ってきた。今後も普及に役立てるように頑張りたい」と語り、地上デジタル推進大使を務めるアナウンサー6人らとともにカウントダウンを行った。
式典には内閣総理大臣の安倍晋三氏も駆けつけ、祝いの言葉を贈った。安倍総理はテレビのこれまでと今後について次のように述べた。
「私は『ALWAYS 三丁目の夕日』が好きで、その映画の中では1台のテレビの前に大勢が集まるという昭和33年の様子が描かれている。また、東京オリンピックではカラー放送が日本選手の活躍を伝え、国民に自信と誇りを与えたのを記憶している。テレビは戦後の日本の成長とともにあった。デジタル放送は高画質・高音質であるだけでなく、双方向のデータサービスやワンセグ放送など利便性の高いサービス、災害時の対応性の高さなどを実現しており、生活を豊かにするもので、まさにイノベーションと呼べるものだ。また、国際競争で強みを発揮できるよう、デジタル放送の普及を契機にコンテンツの発信力のさらなる強化を期待している」。
また、関係者の挨拶として登壇したNHK会長の橋本元一氏は「全ての県庁所在地で計画通り放送を開始できたことはありがたい。地デジ普及の段階を『ホップ・ステップ・ジャンプ』で表すならば、今日はステップを踏んだ日。完全移行のジャンプまで尽力していきたい」と語った。
(社)電子情報技術産業協会(JEITA)副会長の大坪文雄氏も出席した。「メーカーとしては多様な対応機器を用意していく必要がある。対応機は2006年10月には累計1,460万台の出荷となった。2010年末には9,000万台を目指している。移行までのあと5年の周知活動は重要だと考えている」と説明した。
<「デジタル放送の日」宣言>
本日12月1日を「デジタル放送の日」と制定したことを記念し、ステージには地上デジタル推進大使を務めるアナウンサー6人が登壇。また、ゲストとしてBSデジタル放送のテレビスポットに出演している鈴木京香さんが登場し、挨拶を行った。鈴木京香さんは「ハイビジョン収録と言うこともあり、きれいに映るので緊張した」とテレビスポット撮影に関して語るとともに、記念日の制定に対してのお祝いの言葉を述べた。
<地上デジタル推進全国会議 第5回総会>
記念式典の前には、第5回目を迎える地上デジタル推進全国会議の総会も開かれた、地デジ普及の第7次計画案の発表と採択が行われた。
登壇した議長の山口信夫氏は、「2003年の放送開始よりちょうど3年で全国放送できるまでになった。尽力をされた関係者の皆様に感謝したい」と挨拶した。今後の課題については「2011年7月の全面移行に向けて計画を決めていくことが重要である」と語るとともに、全国放送がはじまる事に対して大きな期待感を持っていると説明した。
第7次計画案を説明したのは同会議の幹事会座長 成田豊氏。同計画では、アナログテレビ放送時の放送エリアの100%カバーを目指し、中継局ロードマップの完成度を高めることや、周知・広報活動などのさらなる推進を盛り込んでいる。さらに本案には、12月1日を「デジタル放送の日」に制定するという内容も含まれており、今回これが可決された。また本会議には総務大臣政務官の谷口和史氏も来賓として登壇。「全国5,000万世帯で地デジを見られるよう、政府としても尽力していく」と語った。
(Phile-web編集部)
<地上デジタル放送全国開始記念式典>
地デジは、岡山や香川、九州で本日より放送がスタートする。これにより全国47都道府県での放送が開始されることになり、視聴可能世帯のカバー率は約84%となる。
本日開催されたのは全国放送開始の記念式典だ。鹿児島での放送が開始される午前11:00に全都道府県がカバーされることから、同時刻にはカウントダウン・イベントも行われた。
式典に出席した地デジ普及のメインキャラクター草K剛さんは、「今日は既にいくつかの宣伝活動を行ってきた。今後も普及に役立てるように頑張りたい」と語り、地上デジタル推進大使を務めるアナウンサー6人らとともにカウントダウンを行った。
式典には内閣総理大臣の安倍晋三氏も駆けつけ、祝いの言葉を贈った。安倍総理はテレビのこれまでと今後について次のように述べた。
「私は『ALWAYS 三丁目の夕日』が好きで、その映画の中では1台のテレビの前に大勢が集まるという昭和33年の様子が描かれている。また、東京オリンピックではカラー放送が日本選手の活躍を伝え、国民に自信と誇りを与えたのを記憶している。テレビは戦後の日本の成長とともにあった。デジタル放送は高画質・高音質であるだけでなく、双方向のデータサービスやワンセグ放送など利便性の高いサービス、災害時の対応性の高さなどを実現しており、生活を豊かにするもので、まさにイノベーションと呼べるものだ。また、国際競争で強みを発揮できるよう、デジタル放送の普及を契機にコンテンツの発信力のさらなる強化を期待している」。
また、関係者の挨拶として登壇したNHK会長の橋本元一氏は「全ての県庁所在地で計画通り放送を開始できたことはありがたい。地デジ普及の段階を『ホップ・ステップ・ジャンプ』で表すならば、今日はステップを踏んだ日。完全移行のジャンプまで尽力していきたい」と語った。
(社)電子情報技術産業協会(JEITA)副会長の大坪文雄氏も出席した。「メーカーとしては多様な対応機器を用意していく必要がある。対応機は2006年10月には累計1,460万台の出荷となった。2010年末には9,000万台を目指している。移行までのあと5年の周知活動は重要だと考えている」と説明した。
<「デジタル放送の日」宣言>
本日12月1日を「デジタル放送の日」と制定したことを記念し、ステージには地上デジタル推進大使を務めるアナウンサー6人が登壇。また、ゲストとしてBSデジタル放送のテレビスポットに出演している鈴木京香さんが登場し、挨拶を行った。鈴木京香さんは「ハイビジョン収録と言うこともあり、きれいに映るので緊張した」とテレビスポット撮影に関して語るとともに、記念日の制定に対してのお祝いの言葉を述べた。
<地上デジタル推進全国会議 第5回総会>
記念式典の前には、第5回目を迎える地上デジタル推進全国会議の総会も開かれた、地デジ普及の第7次計画案の発表と採択が行われた。
登壇した議長の山口信夫氏は、「2003年の放送開始よりちょうど3年で全国放送できるまでになった。尽力をされた関係者の皆様に感謝したい」と挨拶した。今後の課題については「2011年7月の全面移行に向けて計画を決めていくことが重要である」と語るとともに、全国放送がはじまる事に対して大きな期待感を持っていると説明した。
第7次計画案を説明したのは同会議の幹事会座長 成田豊氏。同計画では、アナログテレビ放送時の放送エリアの100%カバーを目指し、中継局ロードマップの完成度を高めることや、周知・広報活動などのさらなる推進を盛り込んでいる。さらに本案には、12月1日を「デジタル放送の日」に制定するという内容も含まれており、今回これが可決された。また本会議には総務大臣政務官の谷口和史氏も来賓として登壇。「全国5,000万世帯で地デジを見られるよう、政府としても尽力していく」と語った。
(Phile-web編集部)