<CES2007:日立製作所>技術力の高さを訴求した展示。ブルーレイやカメラのプロトタイプも!
日立製作所のブースはテレビ関連の技術に関する展示が中心だ。日本では恒例となった感もあるプラズマテレビの動画性能やIPSパネルの比較検証、HDTVのための表示画素の最適化技術などの展示がさかんに行われており、あらためて技術力の日立を印象づける展示となっている。
実際の商品としては、CEATECでも展示されていたフルHD機(デザインは国内と異なる)が美しい映像を描画、多くの来場者の目を釘付けにしていた。
とくに筆者はLEDをバックライトに用いた液晶テレビに目を奪われた。この方式には「明るくてキレイ」、「ピーク輝度が出しやすい」、「点灯が早く動画性能に優れる」などの特長があり、液晶テレビのステージをワンランク高めることができそうだ。コストこそ課題だが、LEDの技術は日進月歩しているので、もしかすると今後の薄型テレビの目玉のひとつになるかもしれない。
さて、そんな日立ブースのなかで最も人だかりができていたのが、デジタルビデオカメラのコーナー。プレスカンファレンスの記事でも触れたように、日本で大ヒットしたHDD/DVDハイブリッドカメラがアメリカ国内では来年4月にようやくリリースされる。
展示スタッフによれば「日本の市場はよいものはお金を出して買うという文化があるのでハイブリッドカメラを先行して提案できた。アメリカでもコンセプト自体が評価されているようで、ベストバイのような量販店からの期待値も大きく、CESのイノベーションアワードにノミネートされるなど高い評価を得ている」とのこと。
展示していたのは、日本で発売されている「DZ-HS303」に相当する「DZHS300A」と、1.8インチの30GB HDDや光学30倍ズームなどを搭載した上位機「DZHS500A」の2モデル。価格はDZHS300Aが599ドル、DZHS500Aが799ドル。上位機のDZHS500Aに相当するモデルは、日本でも近日発表されるとのこと。HDDの容量がが8GBから30GBに増えることで、さらに使い勝手が増すはずで、非常に期待が持てる。なお、日本での価格は、「米国での、HS300AとHS500Aの価格差と同じくらいの値付けになる」とのことだ。
そのほか「デザインにこだわる日立」を印象づけるプロトタイプも散見された。まず注目はブルーレイだろう。こちらは2種類展示されており、ひとつは最新WoooのHDD/DVDレコーダーを青く塗装しただけ(!?)の寂しいもの。しかしもうひとつは「カッティングエッジデザイン」をさらに押し進めたような近未来的なフォルムが美しい筐体。個人的にはこちらが好みだが、どうだろうか?
そしてデジタルビデオカメラのプロトタイプも同時に並んでいた。これはメディアの種類によって様々な造形が考えられるという提案のひとつだそうだ。
これら以外にもFTTHネットワークで実現されるエンタテインメントライフのイメージ展示や3D LCDや小型IPS液晶ディスプレイやiVDRの展示など、所狭しと日立独自の提案が詰まっていた。
(ホームシアターファイル編集部・平野)
ces2007
実際の商品としては、CEATECでも展示されていたフルHD機(デザインは国内と異なる)が美しい映像を描画、多くの来場者の目を釘付けにしていた。
とくに筆者はLEDをバックライトに用いた液晶テレビに目を奪われた。この方式には「明るくてキレイ」、「ピーク輝度が出しやすい」、「点灯が早く動画性能に優れる」などの特長があり、液晶テレビのステージをワンランク高めることができそうだ。コストこそ課題だが、LEDの技術は日進月歩しているので、もしかすると今後の薄型テレビの目玉のひとつになるかもしれない。
さて、そんな日立ブースのなかで最も人だかりができていたのが、デジタルビデオカメラのコーナー。プレスカンファレンスの記事でも触れたように、日本で大ヒットしたHDD/DVDハイブリッドカメラがアメリカ国内では来年4月にようやくリリースされる。
展示スタッフによれば「日本の市場はよいものはお金を出して買うという文化があるのでハイブリッドカメラを先行して提案できた。アメリカでもコンセプト自体が評価されているようで、ベストバイのような量販店からの期待値も大きく、CESのイノベーションアワードにノミネートされるなど高い評価を得ている」とのこと。
展示していたのは、日本で発売されている「DZ-HS303」に相当する「DZHS300A」と、1.8インチの30GB HDDや光学30倍ズームなどを搭載した上位機「DZHS500A」の2モデル。価格はDZHS300Aが599ドル、DZHS500Aが799ドル。上位機のDZHS500Aに相当するモデルは、日本でも近日発表されるとのこと。HDDの容量がが8GBから30GBに増えることで、さらに使い勝手が増すはずで、非常に期待が持てる。なお、日本での価格は、「米国での、HS300AとHS500Aの価格差と同じくらいの値付けになる」とのことだ。
そのほか「デザインにこだわる日立」を印象づけるプロトタイプも散見された。まず注目はブルーレイだろう。こちらは2種類展示されており、ひとつは最新WoooのHDD/DVDレコーダーを青く塗装しただけ(!?)の寂しいもの。しかしもうひとつは「カッティングエッジデザイン」をさらに押し進めたような近未来的なフォルムが美しい筐体。個人的にはこちらが好みだが、どうだろうか?
そしてデジタルビデオカメラのプロトタイプも同時に並んでいた。これはメディアの種類によって様々な造形が考えられるという提案のひとつだそうだ。
これら以外にもFTTHネットワークで実現されるエンタテインメントライフのイメージ展示や3D LCDや小型IPS液晶ディスプレイやiVDRの展示など、所狭しと日立独自の提案が詰まっていた。
(ホームシアターファイル編集部・平野)
ces2007