ソニー、ビデオ再生に対応した“ウォークマン”最上位Aシリーズを発表

ソニーは本体に2.0型のカラー液晶ディスプレイを搭載した、ビデオ再生対応の“ウォークマンAシリーズ”3機種を3月21日に発売する。

今回発売されるシリーズは全て本体にフラッシュメモリーを内蔵するタイプ。ラインナップの内容は下記の通り。

・「NW-A808」（8GBフラッシュメモリー内蔵）/￥OPEN（予想実売価格33,000円前後）
・「NW-A806」（4GBフラッシュメモリー内蔵）/￥OPEN（予想実売価格27,000円前後）
・「NW-A805』（2GBフラッシュメモリー内蔵）/￥OPEN（予想実売価格21,000円前後）

本体サイズは最薄部が8.3mm、質量が53gのコンパクトさを実現。ソニー製の320×240画素のQVGAカラー液晶を搭載し、H.264 Baseline Profile形式とMPEG4形式の動画ファイルが高画質再生できる。また音楽CDのジャケット写真や、静止画画像のスライドショーなども楽しめる。

本機で再生できるビデオファイルについても、ビデオRSS対応サイトやインターネット上の動画コンテンツをPCにダウンロードしたものを転送して楽しむことができる。ソネットエンタテインメント（株）の運営による「P-TV for WALKMAN」のサービスでは、本機専用の動画配信サービスも新設されるほか、ソニースタイルの動画配信サイト「みんなのビデオ屋さん」からもPC経由でビデオファイルを転送して楽しめる。本機で再生可能な動画ファイル形式であれば、PCからドラッグアンドドロップの操作で転送することも可能だ。

音声ファイルはMP3/WMA/AAC/ATRAC/ATRAC Advanced Losslessの再生が可能だが、著作権保護されたWMA/AACファイルの再生には対応しない。独自の高音質技術である“クリアオーディオテクノロジー”に加え、新たに“DSEE（Digital Sound Enhancement Engine）”と呼ばれる高音域補完技術を搭載することで、原音に忠実でクリアな高音質を実現している。また付属するヘッドホンについても、EXモニターヘッドホン「MDR-EX90SL」と同じ大口径13.5mmのドライバーユニットを採用した密閉型ヘッドホンを採用している。

ビデオ再生中は本体搭載の5方向ボタンを使ってファイルの再生コントロールやズーム表示の操作等が可能。再生や早送り・早戻しなどの動作や検索時のスクロールなどについても高速化が図られており、収録コンテンツが増えても、スピーディーな検索性、快適な操作感を実現している。携帯電話に近い操作方法を採用し、初心者でも直感的な操作を可能にしている。

電源は内蔵充電池を採用。USB経由での充電に対応しており、音楽再生時は約30時間、ビデオ再生時は約8時間の“スタミナ長時間再生”を実現している。

音楽・ビデオ・写真コンテンツの管理にはそれぞれに専用のアプリケーション「SonicStage CP」や「Image Converter 3」が付属する。また、本機の発表と同時に専用ケースやNET JUKEとの接続用スタンド、Bluetooth対応ヘッドセットなど“ウォークマンAシリーズ”専用のアクセサリーも発表されている。

カラーバリエーションはA808がバイオレットとブラック、A806/A805がバイオレットとブラック、ホワイト、ピンクを揃える。ソニーの直販サイト「ソニースタイル」ではA808の限定カラーバリエーションとなるシルバーモデルも発売される。直販サイト価格は32,800円（税込）。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング（株）お客様ご相談センター　
TEL/0570-00-3311

（Phile-web編集部）