ボーズ、新メディアシステムをフェラーリに供給 − ジュネーブから会田肇がレポート
ボーズはホームAV機器だけではなく、クルマへのOEMカーオーディオシステムを全世界で手掛けているメーカーとしても知られる。そのボーズが3月6日(現地時間)、スイス・ジュネーブで開催されている国際自動車ショー「ジュネーブモーターショー2007」において、新型のフェラーリ612スカリエッティーに、同社としては初めてとなる車載用インフォテイメントシステム「The Bose media system」を搭載したことを発表した。
このシステムは、音楽と映像ソースなど多彩なメディアに対応したもので、カーナビ機能や移動体通信への接続、さらにiPodとの接続も可能にした最新システムとして誕生している。これまでカーナビを含む車載用マルチメディアシステムは、多機能性を追求すればするほど操作が複雑になって使いにくくなる傾向にあったが、このシステムでボーズは「わかりやすくシンプルであること」を徹底追求。その一つの手段として、操作部に手をかざすだけで操作に必要な一覧が表示されるプロキシミティセンサー(位置・範囲検出のセンサー)を搭載して解決を図った。
システムは6.5型ワイドモニターとDVD/CD(DVDオーディオ、SACD、MP3/WMAの圧縮オーディオにも対応)を再生可能としたドライブ、HDDを組み合わせた統合したマルチメディアプレーヤーとしてのスタイルを採用する。たとえば、HDDオーディオを再生中なら、そのノブ付近に手を差し出すだけでディスプレイ上にその再生中の情報を表示。ダイヤルの回転に合わせてそのリストが一巡し、その中から収録してある楽曲が選べるようになっている。これはカーナビ機能でも同様操作が可能で、ドライバーにとって見やすく選びやすい形でのインターフェイスを実現したのだ。
また、ボーズが提供するシステムとして優れたサウンドシステムも提供。全11スピーカーによる5.1chディスクリート再生を可能にし、これまでボーズが培ってきたテクノロジーが惜しみなく投入され、快適で臨場感豊かなサウンドシステムが実現できたという。
なお、現段階では欧州仕様での発表であり、日本での設定詳細は後日発表予定となっている。
(会田肇)
このシステムは、音楽と映像ソースなど多彩なメディアに対応したもので、カーナビ機能や移動体通信への接続、さらにiPodとの接続も可能にした最新システムとして誕生している。これまでカーナビを含む車載用マルチメディアシステムは、多機能性を追求すればするほど操作が複雑になって使いにくくなる傾向にあったが、このシステムでボーズは「わかりやすくシンプルであること」を徹底追求。その一つの手段として、操作部に手をかざすだけで操作に必要な一覧が表示されるプロキシミティセンサー(位置・範囲検出のセンサー)を搭載して解決を図った。
システムは6.5型ワイドモニターとDVD/CD(DVDオーディオ、SACD、MP3/WMAの圧縮オーディオにも対応)を再生可能としたドライブ、HDDを組み合わせた統合したマルチメディアプレーヤーとしてのスタイルを採用する。たとえば、HDDオーディオを再生中なら、そのノブ付近に手を差し出すだけでディスプレイ上にその再生中の情報を表示。ダイヤルの回転に合わせてそのリストが一巡し、その中から収録してある楽曲が選べるようになっている。これはカーナビ機能でも同様操作が可能で、ドライバーにとって見やすく選びやすい形でのインターフェイスを実現したのだ。
また、ボーズが提供するシステムとして優れたサウンドシステムも提供。全11スピーカーによる5.1chディスクリート再生を可能にし、これまでボーズが培ってきたテクノロジーが惜しみなく投入され、快適で臨場感豊かなサウンドシステムが実現できたという。
なお、現段階では欧州仕様での発表であり、日本での設定詳細は後日発表予定となっている。
(会田肇)