ケンウッドの新社長兼CEOに塩畑一男氏が就任、河原現社長は会長に
(株)ケンウッドは本日、6月28日の定時株主総会後の新経営体制を内定した。
現代表取締役社長兼CEOの河原春郎氏は代表取締役会長に退き、新たに現取締役の塩畑一男氏が代表取締役社長兼CEOとして就任する。
新社長兼CEOの塩畑一男氏は茨城県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2001年にあさひ銀行の横浜地域営業部長となり、翌年の2002年にケンウッドに入社して執行役員常務となった。その後、社長補佐やCFOなどの役職を歴任し、昨年4月にはCEO補佐に就任していた。
今回の異動の理由について同社は、「再建を完了し、諸準備も終えて新たな成長へ転じるこの時機に、これからの会社の経営を次世代の経営者に託し、新たに会長職を設けて中長期的な将来への企業価値拡大に向けた戦略的なイニシアチブを強化し、企業の成長を加速させていく」と説明している。
また同社は本日、2007年3月期の決算を発表した。連結売上高は約1692億円と対前年比で7.9%減少し、本業の儲けを示す営業利益は約56億円と、35.3%の減益となった。
同社ではこの決算の分析の中で、「コンシューマーエレクトロニクス市場はDAP以外は市場が縮小し、特にカーオーディオは、カービジュアル・カーナビへのシフトや予想を超える価格下落に見まわれた」と説明。売上高、収益が大幅に前年を下回ったのは、主にこのカーエレクトロニクス事業が原因と分析している。
一方、2008年3月期の業績は、売上高が1,830億円と8.2%の増収、営業利益が83億円と47.8%の増益をそれぞれ見込む。
カーエレクトロニクス事業で提案型の新製品が収益に貢献する見込みである事に加え、新興市場開拓やコストダウンの成果が顕在化し、収益回復が進むと予想。また、ホームエレクトロニクス事業でも、2006年度に実施した ラインナップの絞り込みやプレミアム製品群のラインアップ 拡充の成果が通期で損益に寄与する、としている。
(Phile-web編集部)
現代表取締役社長兼CEOの河原春郎氏は代表取締役会長に退き、新たに現取締役の塩畑一男氏が代表取締役社長兼CEOとして就任する。
新社長兼CEOの塩畑一男氏は茨城県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2001年にあさひ銀行の横浜地域営業部長となり、翌年の2002年にケンウッドに入社して執行役員常務となった。その後、社長補佐やCFOなどの役職を歴任し、昨年4月にはCEO補佐に就任していた。
今回の異動の理由について同社は、「再建を完了し、諸準備も終えて新たな成長へ転じるこの時機に、これからの会社の経営を次世代の経営者に託し、新たに会長職を設けて中長期的な将来への企業価値拡大に向けた戦略的なイニシアチブを強化し、企業の成長を加速させていく」と説明している。
また同社は本日、2007年3月期の決算を発表した。連結売上高は約1692億円と対前年比で7.9%減少し、本業の儲けを示す営業利益は約56億円と、35.3%の減益となった。
同社ではこの決算の分析の中で、「コンシューマーエレクトロニクス市場はDAP以外は市場が縮小し、特にカーオーディオは、カービジュアル・カーナビへのシフトや予想を超える価格下落に見まわれた」と説明。売上高、収益が大幅に前年を下回ったのは、主にこのカーエレクトロニクス事業が原因と分析している。
一方、2008年3月期の業績は、売上高が1,830億円と8.2%の増収、営業利益が83億円と47.8%の増益をそれぞれ見込む。
カーエレクトロニクス事業で提案型の新製品が収益に貢献する見込みである事に加え、新興市場開拓やコストダウンの成果が顕在化し、収益回復が進むと予想。また、ホームエレクトロニクス事業でも、2006年度に実施した ラインナップの絞り込みやプレミアム製品群のラインアップ 拡充の成果が通期で損益に寄与する、としている。
(Phile-web編集部)