パイオニア、出力1400WのフラグシップAVアンプ“スサノオ”「SC-LX90」を発売
パイオニア(株)は、開発コード名“SUSANO(スサノオ)”「SC-LX90」を12月中旬より発売する。価格は880,000円(税込)。
本製品は今年のIFAで初披露された同社の新リファレンスAVアンプ(関連ニュース)。スサノオ(ノミコト)は日本神話の神の名である。勇猛な性格でヤマタノオロチを退治したという話から、「いままでにない革新的なマルチチャンネルアンプを作りたいという想いと結びついた」という。
ドルビーTrueHD/DTS-HD HRA/MAデコーダーを搭載。スピーカー出力はフロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R、2系統のSW出力の10チャンネルで、1400Wの同時出力を実現。定格出力は200W×7ch(8Ω時)、140W×10ch(8Ω時)となる。また、5chバイアンプ駆動も可能だ。
プリ/パワーアンプ部セパレート構造を採用し、相互干渉を低減。さらにインシュレーターにはTAOCのハイカーボン鋳鉄インシュレーターを採用し、高音質化を図っている。
パワーアンプ部には、ICE POWER社の多重帰還技術とパイオニアのサウンドチューニング技術を結集したデジタルアンプ「ダイレクトエナジーHD(High Fidelity Class D)アンプ」を搭載。「音質と効率の両面から理想的なアンプ」としたという。なお同社では、このデジタルアンプを“アナログクラスDアンプ”と呼び、「アナログ成分を一切失わないクラスD」と説明している。
サンプリングレートコンバーターには、バーブラウン製の「SRC4192DB」をAVアンプとして初めて搭載。デジタルオーディオ信号をリクロックする過程でのジッターを大幅に低減するという。
そのほか、ウォルフソン社製のフラグシップDAC「WM8741」、バーブラウン製OPアンプ、リニアテクノロジー製LFPなど、厳選されたパーツを細部に使用している。
スピーカーの位相補正施術として「フルバンド・フェイズコントロール」を搭載。スピーカー内で生じるズレをアンプ内で測定・補正するほか、各スピーカー間の群遅延特性差も同時に補正することにより、低域だけでなく全帯域の遅延特性を補正することが可能だという。また、精度を向上させ、スピーカー距離測定の最小単位を従来の5cmから1cm間隔へとブラッシュアップした3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」も搭載。「オートMCAAC」モードでは、リモコンひとつで全ての調整項目を自動測定し、本体内に最大6個まで保存することが可能だ。
また、クラスDアンプとして初めてTHX Ultra2 Plus認証を取得。チューニングはAIR STUDIOSで行っており、最高位であるReference Monitorの認証を獲得している。
ver.1.3aのHDMI端子を入力6系統、出力2系統装備。DeepColor、xvYCCに対応する。ビデオ回路にはマーベル社のIC「88DE2710」を採用し、アナログビデオ信号を最大1080pまでアップスケーリングすることができる。
USBからの音楽再生も可能。iPod(iPod 5G以降、nano)とUSB経由で接続し、音楽ファイルをLPCMで伝送して楽しむこともできる。
LAN端子(10BASE-T/100BASE-TX)を1系統搭載。DLNA1.0に準拠し、MP3/LPCM/WAV/WMA/AAC/FLAC)などの音楽ファイルや、写真(JPEG/BMP/PNG/TIFF/GIF)、動画(MPEG1/MPEG2/MPEG4/WMV))などをネットワーク経由で楽しめる「Home Media Gallery」機能にも対応している。AVアンプとして初めてHD動画の再生も可能。さらに、PlaysForSure認証も獲得している。
Zone2/Zone3の2つの部屋への出力が可能なマルチゾーンセッティング機能も搭載。Zone2出力には専用のA/Dコンバーターを搭載し、システム構築の柔軟性を高めている。フロント部には5.1インチワイド液晶モニターを備えており、本機の動作状態の確認や、再生中のビデオ映像のモニタリングも可能だ。
【問い合わせ先】
パイオニア(株)
カスタマーサポートセンター
TEL/0070-800-8181-22
(Phile-web編集部)
本製品は今年のIFAで初披露された同社の新リファレンスAVアンプ(関連ニュース)。スサノオ(ノミコト)は日本神話の神の名である。勇猛な性格でヤマタノオロチを退治したという話から、「いままでにない革新的なマルチチャンネルアンプを作りたいという想いと結びついた」という。
ドルビーTrueHD/DTS-HD HRA/MAデコーダーを搭載。スピーカー出力はフロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R、2系統のSW出力の10チャンネルで、1400Wの同時出力を実現。定格出力は200W×7ch(8Ω時)、140W×10ch(8Ω時)となる。また、5chバイアンプ駆動も可能だ。
プリ/パワーアンプ部セパレート構造を採用し、相互干渉を低減。さらにインシュレーターにはTAOCのハイカーボン鋳鉄インシュレーターを採用し、高音質化を図っている。
パワーアンプ部には、ICE POWER社の多重帰還技術とパイオニアのサウンドチューニング技術を結集したデジタルアンプ「ダイレクトエナジーHD(High Fidelity Class D)アンプ」を搭載。「音質と効率の両面から理想的なアンプ」としたという。なお同社では、このデジタルアンプを“アナログクラスDアンプ”と呼び、「アナログ成分を一切失わないクラスD」と説明している。
サンプリングレートコンバーターには、バーブラウン製の「SRC4192DB」をAVアンプとして初めて搭載。デジタルオーディオ信号をリクロックする過程でのジッターを大幅に低減するという。
そのほか、ウォルフソン社製のフラグシップDAC「WM8741」、バーブラウン製OPアンプ、リニアテクノロジー製LFPなど、厳選されたパーツを細部に使用している。
スピーカーの位相補正施術として「フルバンド・フェイズコントロール」を搭載。スピーカー内で生じるズレをアンプ内で測定・補正するほか、各スピーカー間の群遅延特性差も同時に補正することにより、低域だけでなく全帯域の遅延特性を補正することが可能だという。また、精度を向上させ、スピーカー距離測定の最小単位を従来の5cmから1cm間隔へとブラッシュアップした3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」も搭載。「オートMCAAC」モードでは、リモコンひとつで全ての調整項目を自動測定し、本体内に最大6個まで保存することが可能だ。
また、クラスDアンプとして初めてTHX Ultra2 Plus認証を取得。チューニングはAIR STUDIOSで行っており、最高位であるReference Monitorの認証を獲得している。
ver.1.3aのHDMI端子を入力6系統、出力2系統装備。DeepColor、xvYCCに対応する。ビデオ回路にはマーベル社のIC「88DE2710」を採用し、アナログビデオ信号を最大1080pまでアップスケーリングすることができる。
USBからの音楽再生も可能。iPod(iPod 5G以降、nano)とUSB経由で接続し、音楽ファイルをLPCMで伝送して楽しむこともできる。
LAN端子(10BASE-T/100BASE-TX)を1系統搭載。DLNA1.0に準拠し、MP3/LPCM/WAV/WMA/AAC/FLAC)などの音楽ファイルや、写真(JPEG/BMP/PNG/TIFF/GIF)、動画(MPEG1/MPEG2/MPEG4/WMV))などをネットワーク経由で楽しめる「Home Media Gallery」機能にも対応している。AVアンプとして初めてHD動画の再生も可能。さらに、PlaysForSure認証も獲得している。
Zone2/Zone3の2つの部屋への出力が可能なマルチゾーンセッティング機能も搭載。Zone2出力には専用のA/Dコンバーターを搭載し、システム構築の柔軟性を高めている。フロント部には5.1インチワイド液晶モニターを備えており、本機の動作状態の確認や、再生中のビデオ映像のモニタリングも可能だ。
【問い合わせ先】
パイオニア(株)
カスタマーサポートセンター
TEL/0070-800-8181-22
(Phile-web編集部)