<CES2008:デノン>新フロントサラウンドシステム「DHT-FS5」など発表
マンダレイ・ベイで行われているデノンのプライベートショーの展示は、国内で既に発表済みのHDオーディオ対応AVアンプが中心となっている。
新AVアンプやBDプレーヤーなど、大きな話題となりそうな新製品の発表はなかったが、同社はすでにこれらの製品のフルラインナップを発表済みであり、今回の展示がやや新鮮味に欠けるのも無理からぬ所だろう。
セパレートタイプの「AVP-A1HD/POA-A1HD」を筆頭に、AVC-A1HDやその下位機群など、多数のAVアンプが所狭しと並べられている。北米では、BestbuyやCircuit Cityといった巨大家電量販店の専用モデルも展開しており、このためラインナップは日本国内の2〜3倍程度と多い。ただし、端子の数や多少の機能差で価格のバリエーションを増やしている側面が強く、基本的な機能は国内とあまり変わらないとのこと。日本で未発売のモデルとしては、「AVC-4808」や「AVC-1708」などが挙げられる。
iPodドックを備えたネットワークオーディオシステムでは、国内で昨年12月に発売した「S-52」のほか、CDプレーヤーを無くした下位機「S-32」を出展。本機もWi-Fi機能を備え、ネットワーク経由でPC内の音楽を再生できる。残念ながら、S-32の国内での発売予定はないという。
国内未発売で興味深いモデルはほかにもある。まず、ビデオプロセッサーとHDMIスイッチャーを1台の筐体にまとめた「DVP-602CI」。ビデオプロセッシングにはHQVを搭載している。HDMI端子は6入力2出力で、価格は1,800〜2,000ドル程度というから、かなり高価だ。ビデオプロセッサーとしての性能に自信があるからだろう。このモデルの日本発売の予定は今のところない。
フロントサラウンドシステムの新モデル「DHT-FS5」は、日本でも発売される予定。横型筐体でテレビの下などに設置する。「Virtual Subwoofer」という機能を備え、サブウーファー無しでも豊かな低音を再生できるという。外部サブウーファー出力端子も備えていない。サラウンド処理の方式は、同社が昨年発売した「DHT-FS1」と同じ「X-Space Surround」を採用している。国内での販売価格は7万円前後になる見込み。
このほか、国内でも展開しているオーバーヘッド/インナーイヤー方式のヘッドホンや、コンパクトなピュアオーディオシステム「CXシリーズ」なども展示。CXシリーズは、北米では同じくD&MグループのSnell製スピーカーとの組み合わせで販売することを検討しているという。
(Phile-web編集部・風間)
新AVアンプやBDプレーヤーなど、大きな話題となりそうな新製品の発表はなかったが、同社はすでにこれらの製品のフルラインナップを発表済みであり、今回の展示がやや新鮮味に欠けるのも無理からぬ所だろう。
セパレートタイプの「AVP-A1HD/POA-A1HD」を筆頭に、AVC-A1HDやその下位機群など、多数のAVアンプが所狭しと並べられている。北米では、BestbuyやCircuit Cityといった巨大家電量販店の専用モデルも展開しており、このためラインナップは日本国内の2〜3倍程度と多い。ただし、端子の数や多少の機能差で価格のバリエーションを増やしている側面が強く、基本的な機能は国内とあまり変わらないとのこと。日本で未発売のモデルとしては、「AVC-4808」や「AVC-1708」などが挙げられる。
iPodドックを備えたネットワークオーディオシステムでは、国内で昨年12月に発売した「S-52」のほか、CDプレーヤーを無くした下位機「S-32」を出展。本機もWi-Fi機能を備え、ネットワーク経由でPC内の音楽を再生できる。残念ながら、S-32の国内での発売予定はないという。
国内未発売で興味深いモデルはほかにもある。まず、ビデオプロセッサーとHDMIスイッチャーを1台の筐体にまとめた「DVP-602CI」。ビデオプロセッシングにはHQVを搭載している。HDMI端子は6入力2出力で、価格は1,800〜2,000ドル程度というから、かなり高価だ。ビデオプロセッサーとしての性能に自信があるからだろう。このモデルの日本発売の予定は今のところない。
フロントサラウンドシステムの新モデル「DHT-FS5」は、日本でも発売される予定。横型筐体でテレビの下などに設置する。「Virtual Subwoofer」という機能を備え、サブウーファー無しでも豊かな低音を再生できるという。外部サブウーファー出力端子も備えていない。サラウンド処理の方式は、同社が昨年発売した「DHT-FS1」と同じ「X-Space Surround」を採用している。国内での販売価格は7万円前後になる見込み。
このほか、国内でも展開しているオーバーヘッド/インナーイヤー方式のヘッドホンや、コンパクトなピュアオーディオシステム「CXシリーズ」なども展示。CXシリーズは、北米では同じくD&MグループのSnell製スピーカーとの組み合わせで販売することを検討しているという。
(Phile-web編集部・風間)