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ソニー、騒音99%カットを実現したデジタル回路内蔵NCヘッドホンを発売

公開日 2008/03/13 14:58
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ソニーは、ノイズキャンセリング(NC)機能のデジタル化を実現したNCヘッドホン「MDR-NC500D」を4月21日に発売する。価格は49,350円(税込)。


MDR-NC500D

CESに出品された本機
本機は、本年1月にInternational CESに出品された(関連記事)NCヘッドホンの新モデル。騒音をデジタル信号化して高速処理するDNC(デジタルノイズキャンセリング)ソフトウェアエンジンを搭載したのが最大の特徴だ。

DNCは、従来のアナログのNC方式に比べて、より高精度なキャンセリング信号の生成が可能となっており、モードによっては、周囲の騒音を約99%低減することができるという。また、周囲の騒音を分析し、最適なキャンセル機能(モード)を自動で選択する「AIノイズキャンセリング機能」を搭載。キャンセル量をコントロールするフィルター回路をデジタル化してソフトウェアで制御することで、フィルター特性の自動切り替えを可能にしている。モードは、航空機内の騒音向けの「NCモードA」、電車やバス車内の騒音向けの「NCモードB」、オフィス/勉強部屋などのOA機器や空調機器の騒音に適した「NCモードC」の3つを用意している。


DNCのシステム構成図

ハウジング部に各種スイッチを配置
また本機は、再生音がキャンセリング機能の影響を受けてしまうという、一般的なNCヘッドホンで起こっていた問題に対応するため、再生音をデジタル補正する「デジタルイコライザー」を搭載。さらに、ドライバーユニットの性能を最大限に高める処理をすることで、高音質再生を実現しているという。

ドライバーユニットは、大口径の40mmユニットを採用。また、騒音検出マイクをドライバーユニットと一体型にすることで、マイクと振動板を可能な限り近い位置に設置することを実現している。

本体は、ハウジングおよびハンガー部にマグネシウム、ヘッドバンド部に超々ジュラルミンを採用することで、軽量化(約195g)を実現。また、イヤーパッドのクッション材には低反撥発泡ウレタンを使用しており、長時間使用時の疲労をやわらげている。さらに、遮音性に優れた素材を使用することで、ノイズキャンセリング性能を高めているという。

また本機は、人に話しかけられた時など、再生中の音を消音(ミューティング)して、マイクで集音した外部の音を聞くことができる「モニター機能」を搭載。航空機内での使用を想定した航空機用プラグアダプターを付属している。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株) 買い物相談窓口
TEL/0120-777-886(フリーダイヤル)
TEL/0466-31-2546(携帯電話・PHS・一部のIP電話など)

(Phile-web編集部)

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