マランツ、同社初のBDプレーヤー「BD8002」を発売 - 専用オリジナルメカを搭載
本体にはVer.1.3a対応のHDMI出力端子を1系統搭載。ドルビーTrueHDやDTS-HD MasterAudioなど、HDオーディオフォーマットのビットストリーム出力に対応する。またHDオーディオの信号をデコードして、マルチチャンネルのリニアPCM信号をHDMIから、アナログ信号を7.1ch端子からそれぞれ出力することも可能だ。本体には最新32bit浮動小数点型のDSPを2基搭載し、それぞれを用途別に行動させ、高精度かつ高速な処理を実現している。
HDMIによるDeepColor出力や1080/24p出力に対応。1080/24p対応のディスプレイデバイスと組み合わせて、映画などフイルムソースが本来備える映像の質感をそのままに楽しむことができる。
映像回路の心臓部にはシリコン・オプティクス社の高精度10bit演算に対応した「REALTA」を採用。I/P変換時にはフィルム素材とビデオ素材、それぞれのモードを高速・高精度に検知して、ピクセル単位で的確な処理を行う。スケーリングもHDMIでの1080p出力に対応し、DVDに色差信号で記録されたビデオ信号をRGBで出力する際にも、解像度に応じて最適な変換処理を行う。
映像信号に混在するノイズはデジタルノイズリダクションの搭載により低減。SD映像だけでなく、BDに収録されたハイビジョンコンテンツにも効果を発揮する。また10bit対応の映像処理を可能にしたことにより、高精度な輪郭補正検出と補正を実現。ターゲットとなる画素の周辺画素の影響も考慮し、合計9画素の映像データをサンプリング解析。垂直・水平方向に加え、斜め方向の画像もピクセル単位できめこまかく検出し、処理を行うことで、画質劣化がなく、自然な質感を備えた映像を再現する。
さらに本体にはアナログデバイセズ製の297MHz/12bit対応の映像DACを搭載。微小レベルの映像信号を高精度に再現するとともに、原画像に忠実な高精度映像の再生を可能にしている。また映像信号のSNを大幅に改善するノイズ・ジェープド・ビデオ技術により、映像信号のリニアリティもいっそう高めている。
画質調整はコントラストやノイズリダクション、明るさ、シャープネスに加え、白レベルやクロマレベル、ガンマなど多岐にわたる画質調整に対応し、最大で5つまでメモリーが可能だ。
高音質再生へのこだわりとしては、本機専用のオリジナル・メカモジュールを新規開発し搭載した。強固なシールドでドライブユニットを覆い、防磁・防塵・遮音性能を向上。独自設計としたことにより、安定したディスクの回転と読み取り精度を実現している。
DAコンバーターは高精度192kHz/24bit対応。それぞれをディファレンシャル駆動とし、ステレオ再生用に1個、マルチ再生用に4個搭載している。さらに映像信号出力とディスプレイのON/OFFを切り換えでき、よりクリアーな音声の再現を可能にしている。本体底面には高品質インシュレーターを搭載する。
その他、BD再生時のピクチャー・イン・ピクチャー機能やSDカードに記録したMP3/WMAの音楽ファイル、JPEG画像の再生にも対応。DivXファイルの映像再生も可能だ。
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(株)マランツ コンシューマー マーケティング
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(Phile-web編集部)