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ソニー、有機ガラス管の振動で360度に音を放射する新スピーカー「Sountina」を発売

公開日 2008/05/28 18:40
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ソニーは、長さ約1メートルの有機ガラス管を振動させて音を出す新スタイルのスピーカーシステム“Sountina”「NSA-PF1」を6月20日に発売する。価格は105万円(税込)で、1本でシステムが構成される。

本機は、本体中央部に下向けに設けられた7cmコーン型ミッドレンジ、13cmコーン型ウーファーに加え、トゥイーター部に円筒形の有機ガラスを用いたのが最大の特徴。有機ガラス管を支える4つの支柱にアクチュエーターが設けられており、上の筒を叩くことで音を出す。これを「バーティカルドライブテクノロジー」と名付けている。なお、このアクチュエーターはそれぞれが独立して駆動する。

Sountina”「NSA-PF1」

ガラス管の下に設けられたミッドレンジウーファー

管のすみずみまで振動させることで、管全体がトゥイーターとして機能し、360度に音が広がる“サークルサウンドステージ”を実現した。また、この方式は音の減衰がしにくく、遠くでも音楽を聴き取りやすい点も特徴となる。なお、アンプには同社のデジタルアンプ「S-master」が6基搭載されている。

有機ガラス管にはイルミネーションが仕込まれており、ブルー、アンバー、パープルの3色に光らせることが可能。色はリモコンで変えることができ、また明るさを調整することもできる。

ガラス管上部のイルミネーション(ブルー)

ガラス管下部のイルミネーション(アンバー)。発光量はディマーで調整できる

音質の調整は、BASS/TREBLEの調整に加え、音の広がり感を調整するNORMAL/WIDEモードも備えている。デフォルトではWIDEモードに設定されている。

本体下部のアルミ円筒部はメタリックシルバーを採用しているが、ブラックの本革スリーブも付属。インテリアに合わせて装着/非装着を選ぶことができる。さらに、将来的には本革スリーブのカラーバリエーションの販売も検討しているという。

本体下部。メタリックシルバーのアルミ円筒を本革が包んでいる

リモコンはアルミパネルを採用したシンプルなもの。ボタンの数を減らすなどの工夫により、上質感を演出している。

本機のリモコン

スタンド部に入力端子を設けている

再生周波数帯域は50~20kHz。入力端子部はスタンド部に設けられ、アナログライン入力、同軸デジタル、光デジタルの3系統を装備。デジタル入力は最高で96kHz/24bitの入力に対応する。

先日、この製品の試作機を聴く機会があった。一聴して、これまでのスピーカーとは明らかに違う、広い音場感が実感できた。同社が主張している通り、やや遠くから聴いても音がはっきりと聴こえてくる。家庭用のみならず、公共施設などでも活躍しそうな製品だ。

本機の販売は、同社のパートナーショップを中心に、全国20店舗弱で行われる予定。なお本機は、銀座・ソニーショールーム、大阪・ソニースタイルストアにて5月29日より先行展示が行われる。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
買い物相談窓口
TEL/0120-777-886(フリーダイヤル)

(Phile-web編集部)

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