<キヤノン発表会詳報>デジカメ3ジャンルでシェアNo.1を狙う − 渡辺謙さんも登場
本日キヤノン(株)は新製品発表会を開催し、デジタル一眼レフカメラ「EOS 50D」やPowerShotシリーズのデジタルコンパクトカメラ4機種、コンパクトフォトプリンター2機種などの新製品を披露した(新製品の詳細はこちら)。
発表会ではキヤノン(株)取締役 イメージコミュニケーション事業本部長 真栄田雅也氏、キヤノンマーケティングジャパン(株)常務取締役 コンスーマイメージングカンパニープレジデント 佐々木統氏が登壇し、新製品の紹介や国内マーケティング戦略について説明した。また「EOS 50D」のコミュニケーションパートナーを努める渡辺謙さんも登場した。
■デジタル一眼レフはハイアマチュア層のシェア拡大を図る
新製品の詳細な説明を行ったキヤノン(株)の真栄田氏は「キヤノンのデジタルカメラは毎年20機種にわたるラインナップを揃え、販売シェアトップを獲得している。自社開発生産にこだわり同じ映像エンジンを搭載するなどプラットホームを共用することにより、多様なラインナップを揃えている」と同社の製品開発の方針を説明。
「近年急激に成長しているデジタル一眼レフ市場のハイアマチュア層を獲得するため、50Dを投入した。50Dでは快速、快適、高画質という3つの要素を実現している」としコンパクトデジタルカメラについて「全てに映像エンジンDIGIC 3を搭載するほからくらくモード搭載した。初心者でも気軽につかうことができる仕様にした」とコメントした。
■一眼レフ、コンパクトカメラ、コンパクトフォトプリンター すべてシェアナンバーワンを狙う
続いて登壇したキヤノンマーケティングジャパン(株)佐々木氏は、国内マーケティング戦略について説明を行った。昨年のデジタルカメラ市場の国内出荷数は一眼レフが107万台、コンパクトデジカメが992万台だが、「今年はデジタル一眼レフが128万台、コンパクトデジカメが1,000万台と過去最高の記録になると予測している。我が社としては04年から4年連続で獲得してきたナンバーワンのシェアを今年もなんとしても維持したい」としている。
同社は今年の3月に「EOS Kiss X2」、6月に「EOS Kiss F」を投入しエントリーモデルを充実させてきた。今回ハイアマチュア向けの「EOS 50D」を発売することでミドルクラスのモデルを5D、40Dから3製品に増やし、ラインナップ拡充を図る。
50Dの販売戦略については「昨年のミドルクラスのモデル40Dで成功した、初心者でありながら写真の楽しさに目覚めた本物志向のエントリーユーザーに向けたマーケティング手法をさらに推し進めた。50Dのキャッチコピーは“私に応える正統”。本物志向のユーザー、特に団塊の世代をターゲットにマーケティングを行っていく」という。
40Dは30Dと比べて3倍の販売数を達成し、さらに購入者の年代層は50代以上が30Dが37%であるのに対し、40Dは42%を占めているという。この大きな商機となる団塊の世代を取り込むため、コミュニケーションパートナーとして40Dで抜擢した渡辺謙さんを引き続き採用。「渡辺謙さんは50Dのイメージにぴったり。40Dでは渡辺さんが出演するCM効果が非常に高かったと自負している」と絶賛。
コンパクトデジカメ市場については「今回新たにEシリーズを投入し、IXYシリーズ以上にPowerShotは多彩なラインナップを揃えた。現在、市場は低価格化が進んでおり、3万円未満の製品が60%以上を占めている。この低価格の層を充実できるかがキーとなる」と分析。新製品では軽量化やデザイン性を高めた2万〜3万前後のモデルをラインナップした。
またコンパクトフォトプリンターは「現在は一眼レフ、デジカメから携帯電話などいろんな機器で写真撮影が可能。この市場をホームプリントに結びつけたいと考えた」とし、MicroSDカードに対応し携帯電話から撮影した写真なども簡単にプリントできるよう機能を備えた。
さらに今年の11月にEOS学園の常設校を名古屋にオープンするなどフォトカルチャー活動にも力を入れる。「もちろんハードも重要だが、お客様にカメラをもっと楽しんでもらえる場を提供するというハード周辺の総合力がこれから基本になっていくと考えている」と述べた。
最後に2008年度の目標シェアについて佐々木氏は「一眼レフカメラで45%、コンパクトカメラで20%、コンパクトフォトプリンターで45%。3つのジャンルでいずれもシェアナンバーワンを狙う。デジタルフォト文化の創造と発展を目指していきたい」と意気込みを語った。
■コミュニケーションパートナーの渡辺謙さんも登場
既述のとおり、50Dのコミュニケーションパートナーを努める渡辺謙さんも登場。フォトグラファー立木義浩氏と撮影時の秘話などトークを交えた。渡辺さんは「出かけるときにはいつもカメラを携帯していて、家族にとった写真をプリントしてアルバムにして見せたりしている」と普段からカメラに親しんでいることをアピール。「どんどんカメラの性能が上がり自分の想像以上の写真が撮れるようになった。年末にアフリカにいきたいので、50Dを持って行っていい写真と録りたい」とコメントした。
(Phile-web編集部)
発表会ではキヤノン(株)取締役 イメージコミュニケーション事業本部長 真栄田雅也氏、キヤノンマーケティングジャパン(株)常務取締役 コンスーマイメージングカンパニープレジデント 佐々木統氏が登壇し、新製品の紹介や国内マーケティング戦略について説明した。また「EOS 50D」のコミュニケーションパートナーを努める渡辺謙さんも登場した。
■デジタル一眼レフはハイアマチュア層のシェア拡大を図る
新製品の詳細な説明を行ったキヤノン(株)の真栄田氏は「キヤノンのデジタルカメラは毎年20機種にわたるラインナップを揃え、販売シェアトップを獲得している。自社開発生産にこだわり同じ映像エンジンを搭載するなどプラットホームを共用することにより、多様なラインナップを揃えている」と同社の製品開発の方針を説明。
「近年急激に成長しているデジタル一眼レフ市場のハイアマチュア層を獲得するため、50Dを投入した。50Dでは快速、快適、高画質という3つの要素を実現している」としコンパクトデジタルカメラについて「全てに映像エンジンDIGIC 3を搭載するほからくらくモード搭載した。初心者でも気軽につかうことができる仕様にした」とコメントした。
■一眼レフ、コンパクトカメラ、コンパクトフォトプリンター すべてシェアナンバーワンを狙う
続いて登壇したキヤノンマーケティングジャパン(株)佐々木氏は、国内マーケティング戦略について説明を行った。昨年のデジタルカメラ市場の国内出荷数は一眼レフが107万台、コンパクトデジカメが992万台だが、「今年はデジタル一眼レフが128万台、コンパクトデジカメが1,000万台と過去最高の記録になると予測している。我が社としては04年から4年連続で獲得してきたナンバーワンのシェアを今年もなんとしても維持したい」としている。
同社は今年の3月に「EOS Kiss X2」、6月に「EOS Kiss F」を投入しエントリーモデルを充実させてきた。今回ハイアマチュア向けの「EOS 50D」を発売することでミドルクラスのモデルを5D、40Dから3製品に増やし、ラインナップ拡充を図る。
50Dの販売戦略については「昨年のミドルクラスのモデル40Dで成功した、初心者でありながら写真の楽しさに目覚めた本物志向のエントリーユーザーに向けたマーケティング手法をさらに推し進めた。50Dのキャッチコピーは“私に応える正統”。本物志向のユーザー、特に団塊の世代をターゲットにマーケティングを行っていく」という。
40Dは30Dと比べて3倍の販売数を達成し、さらに購入者の年代層は50代以上が30Dが37%であるのに対し、40Dは42%を占めているという。この大きな商機となる団塊の世代を取り込むため、コミュニケーションパートナーとして40Dで抜擢した渡辺謙さんを引き続き採用。「渡辺謙さんは50Dのイメージにぴったり。40Dでは渡辺さんが出演するCM効果が非常に高かったと自負している」と絶賛。
コンパクトデジカメ市場については「今回新たにEシリーズを投入し、IXYシリーズ以上にPowerShotは多彩なラインナップを揃えた。現在、市場は低価格化が進んでおり、3万円未満の製品が60%以上を占めている。この低価格の層を充実できるかがキーとなる」と分析。新製品では軽量化やデザイン性を高めた2万〜3万前後のモデルをラインナップした。
またコンパクトフォトプリンターは「現在は一眼レフ、デジカメから携帯電話などいろんな機器で写真撮影が可能。この市場をホームプリントに結びつけたいと考えた」とし、MicroSDカードに対応し携帯電話から撮影した写真なども簡単にプリントできるよう機能を備えた。
さらに今年の11月にEOS学園の常設校を名古屋にオープンするなどフォトカルチャー活動にも力を入れる。「もちろんハードも重要だが、お客様にカメラをもっと楽しんでもらえる場を提供するというハード周辺の総合力がこれから基本になっていくと考えている」と述べた。
最後に2008年度の目標シェアについて佐々木氏は「一眼レフカメラで45%、コンパクトカメラで20%、コンパクトフォトプリンターで45%。3つのジャンルでいずれもシェアナンバーワンを狙う。デジタルフォト文化の創造と発展を目指していきたい」と意気込みを語った。
■コミュニケーションパートナーの渡辺謙さんも登場
既述のとおり、50Dのコミュニケーションパートナーを努める渡辺謙さんも登場。フォトグラファー立木義浩氏と撮影時の秘話などトークを交えた。渡辺さんは「出かけるときにはいつもカメラを携帯していて、家族にとった写真をプリントしてアルバムにして見せたりしている」と普段からカメラに親しんでいることをアピール。「どんどんカメラの性能が上がり自分の想像以上の写真が撮れるようになった。年末にアフリカにいきたいので、50Dを持って行っていい写真と録りたい」とコメントした。
(Phile-web編集部)