ソニー、新ロスレスデコードエンジン搭載AVアンプ - TA-DA5400ES/3400ESなど3機種
・「TA-DA5400ES」 ¥262,500(税込)
・「TA-DA3400ES」 ¥136,500(税込)
・「STR-DG820」 ¥84,000(税込)
ラインナップは上記の通りで、シリーズ最上位モデル「TA-DA5400ES」、昨年発売し好評を得た「TA-DA5300ES」の機能をほぼ踏襲しながらも価格を抑えたハイCPモデル「TA-DA3400ES」、HDMI入出力機能やDA変換部の性能はTA-DA3400ESと同等のものを採用するエントリーモデル「STR-DG820」の3機種が揃う。
Ver.1.3aのHDMI端子は「TA-DA5400ES」が入力6/出力2、「TA-DA3400ES」が入力4/出力1、「STR-DG820」が入力4/出力1端子を搭載する。
3機種ともドルビーTrueHDやDTS-HD Master AudioなどのHDオーディオに対応。TA-DA5300ESに搭載された「低ジッタ型・ロスレスデコードエンジン」を進化させ、新開発の「第2世代 低ジッタ型・ロスレスデコードエンジン」を搭載した。HDオーディオフォーマットをデコードする際に発生するジッタを従来モデル以上に低減し、ロスレス圧縮音声をよりリニアPCMに近い高音質で再生することが可能だ。なお、自動音場補正機能「D.C.A.C.」も全機種が搭載し、各スピーカーの有無判定のほか、距離や音量バランス、周波数特性の補正を約30秒で行う。
3機種ともパワーアンプに独自開発のものを採用。「TA-DA3400ES」「STR-DG820」にはTA-DA5300ESで搭載した“広帯域アナログパワーアンプII”を搭載し、位相変化の影響を極力排除し、濁りの少ない音像フォーカスの合ったサウンドを実現する。定格出力はDA3400ESが各チャンネル100W、DG820が各チャンネル85W(いずれも8Ω)。
「TA-DA5400ES」には新開発の“第3世代 広帯域アナログパワーアンプ”を搭載。DA5300ESに搭載されたパワーアンプを進化させたもので、リードがないトランジスタに変更して部品の振動を排除するとともに帯域も7%拡大させている。定格出力は各チャンネル120W(8Ω)。また本機は、DA変換器の近くにマスタークロックを配置し、SACD/CDプレーヤーをフロー制御で動作させるH.A.T.S.(High quality digital Audio Transmission System)をHDMI伝送に搭載。同時発表のSACD/CDプレーヤー「SCD-XA5400ES」と組み合わせれば、DSD信号でもH.A.T.S.により純度感や音場感が向上したサウンドを再生することができる。またSACDのDSD信号をPCMに変換する際に、32bit分解能で変換する独自のアルゴリズムを搭載している。
またDA5400ESには、新開発の「ジッタ・エリミネーション回路」と「デジタル・レガート・リニア」を搭載。「ジッタ・エリミネーション回路」はHDMIやデジタル伝送によりデジタル信号から分離したマスタークロックに原理的に含まれるジッタを排除する技術。また「デジタル・レガート・リニア」はドルビーデジタル、DTS、MPEG-2 ACCなどの音声圧縮フォーマットの高音質化を図るぎじゅつで、従来の圧縮フォーマットや古い録音のCDの音声信号などに含まれる可聴帯域外のノイズを除去する。新たな情報を補完、追加することなく高音質化を実現するのが特徴だ。
映像処理技術では、「TA-DA5400ES」「TA-DA3400ES」はGENESIS社製のファロージャDCDiエンジン内蔵チップを搭載。ソースを問わず、入力映像信号全てを1080pまでアップスケーリングすることができる。
また「TA-DA5400ES」「TA-DA3400ES」ではTA-DA5300ESで好評だった、アイコンやイラスト等を使ったよりグラフィカルなインターフェースを採用したオリジナルGUIを踏襲している。再生映像を確認しながらGUIを操作できるブレンディング機能を強化し、使い勝手を高めた。
そのほか全機種でウォークマンとの接続が可能なデジタルメディアポート端子を装備する。
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(Phile-web編集部)