<IFA2008:ビクター(2)>独自開発のLEDバックライト制御技術/BDシアターシステム詳細
29日の一般公開に先駆けて、IFA2008に出展する各メーカーによるプレスカンファレンスが28日に開催された。日本ビクターは同社独自開発の新ディスプレイ技術やD-ILAプロジェクター新商品を紹介した。
独自開発によるLEDバックライト制御技術を紹介
欧州で権威のあるEISAアワードのエコロジー賞を取得した、最薄部3.9cmのスリム液晶テレビ「LT-42DS9」と「LT-46DS9」にハイライトを当てた展示が各所で行われている。任天堂「Wii」とのコラボレーションにより、大画面テレビで楽しむ体感ゲームが楽しめる来場者参加型のコーナーも設けられ、人気を集めている。
プレスカンファレンスでは、ディスプレイ/チューナー/スピーカーをセパレートにしたワイヤレスコンセプトモデルも紹介されたが(関連ニュース)、このほかにもテレビ向けの独自開発技術を紹介する参考展示として、180Hz駆動(60Hz×3)の倍速駆動液晶パネル技術や、LEDバックライトのエリア駆動技術も紹介されている。同技術についてはこれまでにも他の展示会で紹介された実績があるが、「スリム液晶の製品版に実装した状態でこのエリア駆動技術を紹介するのは今回が初めて」(展示説明員)あるという。同技術を搭載した製品の登場が、そう遠くないところまで来ていることを予感させる展示となっている。
また、もともと42型モデルには白と黒のカラーバリエーションモデルが存在するが、デザインコンセプトモデルとして、壁寄せスタンドとセットの白/シルバー/ブルー/レッドの4色カラーモデルが展示されている。
さらにディスプレイ関連の展示では、4K2KのLCDディスプレイも初めて一般向けの展示会に出展された。同社の4K2Kカメラで撮影した映像を、独自技術でMPEG-4 AVCの映像に圧縮したものをデモソースとし、PCから再生して画質を紹介している。同社としては業務用の高精細ディスプレイとして訴求していく考えという。
BDフロントサラウンドシステム「NX-BD3」
BDプレーヤー搭載のセンターユニットに、2.1chフロントサラウンドを一体型したシステム「NX-BD3」を、同社は9月から欧州で発売する。予定売価は1,200ユーロ前後。日本での販売予定は今のところ検討されていないという。
本機はBDプレーヤー付のセンターユニットに、2本のサテライトスピーカーとサブウーファーというシステム構成。最新プロファイル対応を実現したBDプレーヤーを搭載する。独自技術による2.1chのフロントサラウンド機能はセンターユニットに搭載。55W×4+200W(420W)の出力を実現したアンプ部はサブウーファー部に内蔵している。独自のK2テクノロジーの採用も特徴のひとつ。HDMI接続時は映像の1080pアップコンバート出力も可能だ。
またDLNA Ver.1.5、およびDTCP-IPに対応したネットワーク機能も搭載し、Everioで撮影したHD映像をネットワーク経由で再生してホームネットワーク上で楽しむこともできる。100BASE-TX/10BASE-Tに準拠したイーサネット端子を搭載する。本体にはSDカードスロットも搭載している。
またDVDプレーヤーをセンターユニットに搭載した「NX-F3E」も会場に展示されている。BD3と同様、独自技術による2.1chのフロンドサラウンド機能やHDMI接続時の1080pアプコン機能も搭載する。価格は499ユーロ。
そのほかオーディオシステムの関連製品としては、欧米向けに展開するiPodドック搭載のオーディオシステムなどもいくつか展示されている。
デジタルビデオカメラ“Everio”も好評
同社のデジタルビデオカメラ“Everio”のタッチ&トライコーナーには、毎年多くの来場者が押しかけ、人気の高さをうかがわせる。
今回はYouTube動画の簡単アップロード機能を採用するSDカムコーダー「GZ-MS100」が欧州デビューを果たし、注目を集めている。スペックは国内モデルと変わらないが、ブラック/レッド/シルバーの3色バリエーションが展開されるのは欧州オリジナル仕様。販売価格は399ユーロで、既に3色バリエーションとも発売されている。
会場ではその場で撮影した動画をYouTubeへ簡単にアップするデモを実演し、その手軽さをアピールしていた。本機の展示説明員を担当するMiraさんは「ブラックモデルがお気に入り」という。欧州でのYouTubeの人気について訊ねたところ「若い人たちの間ではとてもポピュラー。手軽にYouTubeの映像が撮影できるMS100のようなカメラが一台あればとても良いと思う!」とコメントしてくれた。
(Phile-web編集部・山本)
独自開発によるLEDバックライト制御技術を紹介
欧州で権威のあるEISAアワードのエコロジー賞を取得した、最薄部3.9cmのスリム液晶テレビ「LT-42DS9」と「LT-46DS9」にハイライトを当てた展示が各所で行われている。任天堂「Wii」とのコラボレーションにより、大画面テレビで楽しむ体感ゲームが楽しめる来場者参加型のコーナーも設けられ、人気を集めている。
プレスカンファレンスでは、ディスプレイ/チューナー/スピーカーをセパレートにしたワイヤレスコンセプトモデルも紹介されたが(関連ニュース)、このほかにもテレビ向けの独自開発技術を紹介する参考展示として、180Hz駆動(60Hz×3)の倍速駆動液晶パネル技術や、LEDバックライトのエリア駆動技術も紹介されている。同技術についてはこれまでにも他の展示会で紹介された実績があるが、「スリム液晶の製品版に実装した状態でこのエリア駆動技術を紹介するのは今回が初めて」(展示説明員)あるという。同技術を搭載した製品の登場が、そう遠くないところまで来ていることを予感させる展示となっている。
また、もともと42型モデルには白と黒のカラーバリエーションモデルが存在するが、デザインコンセプトモデルとして、壁寄せスタンドとセットの白/シルバー/ブルー/レッドの4色カラーモデルが展示されている。
さらにディスプレイ関連の展示では、4K2KのLCDディスプレイも初めて一般向けの展示会に出展された。同社の4K2Kカメラで撮影した映像を、独自技術でMPEG-4 AVCの映像に圧縮したものをデモソースとし、PCから再生して画質を紹介している。同社としては業務用の高精細ディスプレイとして訴求していく考えという。
BDフロントサラウンドシステム「NX-BD3」
BDプレーヤー搭載のセンターユニットに、2.1chフロントサラウンドを一体型したシステム「NX-BD3」を、同社は9月から欧州で発売する。予定売価は1,200ユーロ前後。日本での販売予定は今のところ検討されていないという。
本機はBDプレーヤー付のセンターユニットに、2本のサテライトスピーカーとサブウーファーというシステム構成。最新プロファイル対応を実現したBDプレーヤーを搭載する。独自技術による2.1chのフロントサラウンド機能はセンターユニットに搭載。55W×4+200W(420W)の出力を実現したアンプ部はサブウーファー部に内蔵している。独自のK2テクノロジーの採用も特徴のひとつ。HDMI接続時は映像の1080pアップコンバート出力も可能だ。
またDLNA Ver.1.5、およびDTCP-IPに対応したネットワーク機能も搭載し、Everioで撮影したHD映像をネットワーク経由で再生してホームネットワーク上で楽しむこともできる。100BASE-TX/10BASE-Tに準拠したイーサネット端子を搭載する。本体にはSDカードスロットも搭載している。
またDVDプレーヤーをセンターユニットに搭載した「NX-F3E」も会場に展示されている。BD3と同様、独自技術による2.1chのフロンドサラウンド機能やHDMI接続時の1080pアプコン機能も搭載する。価格は499ユーロ。
そのほかオーディオシステムの関連製品としては、欧米向けに展開するiPodドック搭載のオーディオシステムなどもいくつか展示されている。
デジタルビデオカメラ“Everio”も好評
同社のデジタルビデオカメラ“Everio”のタッチ&トライコーナーには、毎年多くの来場者が押しかけ、人気の高さをうかがわせる。
今回はYouTube動画の簡単アップロード機能を採用するSDカムコーダー「GZ-MS100」が欧州デビューを果たし、注目を集めている。スペックは国内モデルと変わらないが、ブラック/レッド/シルバーの3色バリエーションが展開されるのは欧州オリジナル仕様。販売価格は399ユーロで、既に3色バリエーションとも発売されている。
会場ではその場で撮影した動画をYouTubeへ簡単にアップするデモを実演し、その手軽さをアピールしていた。本機の展示説明員を担当するMiraさんは「ブラックモデルがお気に入り」という。欧州でのYouTubeの人気について訊ねたところ「若い人たちの間ではとてもポピュラー。手軽にYouTubeの映像が撮影できるMS100のようなカメラが一台あればとても良いと思う!」とコメントしてくれた。
(Phile-web編集部・山本)