<CEDIA2008:マランツ>AVアンプ「SR6003/5003」やBluetooth対応iPodレシーバーなど発表
マランツブースで注目したいのは、AVアンプの新ラインナップだ。国内での販売を導入を検討中のモデルも登場した。
AVアンプの新ラインナップは、HDオーディオ非対応の「SR4003」のほか、HDオーディオのデコードに対応した「SR5003」「SR6003」も展示されている。SR5003は799.99ドルで既に発売済み。SR6003は1,199.99ドルで、9月の発売を予定する。
なお、SR5003とSR6003の2モデルは、いずれも日本での販売が検討されている。8Ω時の定格出力は、SR6003が100W×2、SR5003が90W×2となっている。
先日のIFA2008でも展示されていたモデルだが、欧州向けモデルは本体色がシルバーゴールドなのに対し、北米版はAV8003/MM8003と同様、ブラックを採用している。国内でもブラックで展開されるものと予想される。
AV8003/MM8003と同じ“M-1デザイン”を採用。同社の高級オーディオコンポーネントが採用する“ニュープレミアムデザイン”を想起させる、フロントパネルが3ピースに分かれたデザインは、振動を分散させて不要振動を吸収するという役割も併せ持つ。
両機ともHDMI Ver1.3aに対応。入出力の数はSR6003が3入力2出力、SR5003が3入力1出力。HDオーディオのデコードに対応し、DSPにはTIの「TMS320DA788」が採用されている。そのほか、1080pのリピーター出力、オートリップシンク、DeepColor、x.v.Colorなどに対応。さらに、SACDのDSDビットストリームの入力とデコードも行える。
SR6003はUSB入力端子を前面に装備。MP3/WMA/WAVファイルの再生が行える。USBオーディオ使用時は、楽曲情報をOSDで表示することもできる。なお、両機ともに圧縮音源の高域を補間する独自技術「M-DAX」を搭載している。
そのほか、IFA2008でも出展されたBDプレーヤー「BD7003」も展示。BD-ROM Profile 1.1に対応し、SDメモリカードスロットも備える。1080/24p出力も可能。10〜11月にかけて、799ドルでの販売が予定されている。本機も“M-1"デザインが採用されており、同社のAVアンプとのデザインマッチングを図るのに好適なモデルだ。
プロジェクターの新製品は発表されず、現行のVP-15S1などの展示にとどまったが、新たに2.35:1の映像を画面一杯に引き延ばせるアナモフィックレンズ「LN-11S1A」がオプションとして展示されていた。価格は4,999.99ドルと日本円で50万円を超えるが、コニカミノルタ製の樹脂レンズを採用し、自由曲面構成を採用していることなどから非常にクオリティが高く、これでもリーズナブルなのだという。
iPodの新たな周辺機器として、ユニークな発想の製品「IS301」も発表された。クレードル部とレシーバー部から構成される製品で、iPodにはBluetoothトランスミッターを装着。iPodから音声データをBluetoothでレシーバーに飛ばし、アナログ端子からAVアンプなどに出力するというもの。Bluetoothアダプターを装着したiPodは、そのままクレードルに置いて充電することが可能。さらに、クレードル部は壁掛けも行える。通信方式はBluetoothだけでなく、クレードルとレシーバー間をLANケーブルで接続することもでき、通信を安定させたい場合はこちらを選べばよい。また、Bluetoothのプロトコルは一般的なA2DPを採用しているので、対応している携帯電話などから音声を飛ばすこともできる。価格は249.99ドルで、年内発売を予定する。
そのほかマランツブースでは、「SA-7S1」や「MA-9S1」などといったハイエンド機をはじめ、日本でも発表されている5003/6003/7003シリーズなど、ピュアオーディオ機器も大量に展示。同じD&Mグループ傘下の、Snellのスピーカーと組み合わせて紹介されていた。
Snellの製品は、国内では「Illusion」が販売されているが、CEDIAではお国柄を反映し、インウォールスピーカーも数多く出展。インウォールスピーカーは通常、ユニットの背面が剥きだしのものが多いが、Snellは通常のスピーカーの音をインウォールでも実現することをポリシーとしており、キャビネットにユニット類が内蔵されている。これにより、壁の種類によらず、一定の音質を保つことができるのだという。
(Phile-web編集部・風間)
AVアンプの新ラインナップは、HDオーディオ非対応の「SR4003」のほか、HDオーディオのデコードに対応した「SR5003」「SR6003」も展示されている。SR5003は799.99ドルで既に発売済み。SR6003は1,199.99ドルで、9月の発売を予定する。
なお、SR5003とSR6003の2モデルは、いずれも日本での販売が検討されている。8Ω時の定格出力は、SR6003が100W×2、SR5003が90W×2となっている。
先日のIFA2008でも展示されていたモデルだが、欧州向けモデルは本体色がシルバーゴールドなのに対し、北米版はAV8003/MM8003と同様、ブラックを採用している。国内でもブラックで展開されるものと予想される。
AV8003/MM8003と同じ“M-1デザイン”を採用。同社の高級オーディオコンポーネントが採用する“ニュープレミアムデザイン”を想起させる、フロントパネルが3ピースに分かれたデザインは、振動を分散させて不要振動を吸収するという役割も併せ持つ。
両機ともHDMI Ver1.3aに対応。入出力の数はSR6003が3入力2出力、SR5003が3入力1出力。HDオーディオのデコードに対応し、DSPにはTIの「TMS320DA788」が採用されている。そのほか、1080pのリピーター出力、オートリップシンク、DeepColor、x.v.Colorなどに対応。さらに、SACDのDSDビットストリームの入力とデコードも行える。
SR6003はUSB入力端子を前面に装備。MP3/WMA/WAVファイルの再生が行える。USBオーディオ使用時は、楽曲情報をOSDで表示することもできる。なお、両機ともに圧縮音源の高域を補間する独自技術「M-DAX」を搭載している。
そのほか、IFA2008でも出展されたBDプレーヤー「BD7003」も展示。BD-ROM Profile 1.1に対応し、SDメモリカードスロットも備える。1080/24p出力も可能。10〜11月にかけて、799ドルでの販売が予定されている。本機も“M-1"デザインが採用されており、同社のAVアンプとのデザインマッチングを図るのに好適なモデルだ。
プロジェクターの新製品は発表されず、現行のVP-15S1などの展示にとどまったが、新たに2.35:1の映像を画面一杯に引き延ばせるアナモフィックレンズ「LN-11S1A」がオプションとして展示されていた。価格は4,999.99ドルと日本円で50万円を超えるが、コニカミノルタ製の樹脂レンズを採用し、自由曲面構成を採用していることなどから非常にクオリティが高く、これでもリーズナブルなのだという。
iPodの新たな周辺機器として、ユニークな発想の製品「IS301」も発表された。クレードル部とレシーバー部から構成される製品で、iPodにはBluetoothトランスミッターを装着。iPodから音声データをBluetoothでレシーバーに飛ばし、アナログ端子からAVアンプなどに出力するというもの。Bluetoothアダプターを装着したiPodは、そのままクレードルに置いて充電することが可能。さらに、クレードル部は壁掛けも行える。通信方式はBluetoothだけでなく、クレードルとレシーバー間をLANケーブルで接続することもでき、通信を安定させたい場合はこちらを選べばよい。また、Bluetoothのプロトコルは一般的なA2DPを採用しているので、対応している携帯電話などから音声を飛ばすこともできる。価格は249.99ドルで、年内発売を予定する。
そのほかマランツブースでは、「SA-7S1」や「MA-9S1」などといったハイエンド機をはじめ、日本でも発表されている5003/6003/7003シリーズなど、ピュアオーディオ機器も大量に展示。同じD&Mグループ傘下の、Snellのスピーカーと組み合わせて紹介されていた。
Snellの製品は、国内では「Illusion」が販売されているが、CEDIAではお国柄を反映し、インウォールスピーカーも数多く出展。インウォールスピーカーは通常、ユニットの背面が剥きだしのものが多いが、Snellは通常のスピーカーの音をインウォールでも実現することをポリシーとしており、キャビネットにユニット類が内蔵されている。これにより、壁の種類によらず、一定の音質を保つことができるのだという。
(Phile-web編集部・風間)