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売上高は14%減

ソニー、2008年度連結業績見通しを下方修正 − 営業赤字2,600億円に

公開日 2009/01/22 15:47 Phile-web編集部
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ソニーは本日、2008年10月23日に発表した、2008年4月1日から2009年3月31日までの連結業績見通しを下方修正した。

10月時点での売上高は9兆円と予想していたが、これを7兆7,000億円に修正。また営業利益は2,000億円の黒字から、2,600億円の赤字に見通しを修正した。これにともない、1,500億円の純損失を計上する見通し。

今回の下方修正について同社は、「世界的な景気後退に伴う事業環境の悪化、円高の進行、日本の株価下落、リストラ費用の追加などにより、連結売上高と営業利益が10月時点の見通しを大幅に下回るため」と説明。

また同社は、営業利益を大幅に下方修正した理由について、エレキ部門で約3,400億円、ゲームで約300億円、映画で約130億円、金融部門で約650億円、その他音楽ビジネスなどで約110億円、それぞれ利益が想定を下回るためと説明。

エレキ部門の約3,400億円の営業利益減の構成要素は、景気後退に伴う事業環境の悪化や価格競争の激化が約2,500億円、円高の影響が約400億円、リストラ費用の追加が約300億円、持分法適用会社の業績悪化が約200億円と試算。

またゲーム分野では、円高の影響が約150億円、売上げが想定を下回った影響が約150億円としている。

さらに同社は、2008年度第3四半期の連結業績暫定値についても発表した。売上高は2兆1,500億円と、昨年を25%下回る見通し。また営業利益は180億円の赤字となるもよう。

なお同社は、本日夕方から今回の連結業績見通し修正に関する説明会を開催。代表執行役会長兼CEOのハワード・ストリンガー氏、代表執行役社長兼エレクトロニクスCEOの中鉢良治氏、執行役EVP件CFOの大根田伸行氏が出席する予定。のちほど、この説明会の詳報をお伝えする。

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