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弦楽器の音質調整手法を応用

インフラノイズ、“音楽専用”USBメモリーを発売 - 木材ケースなどで音質を向上

公開日 2009/02/09 17:43 Phile-web編集部
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USB-5
(株)インフラノイズは、ケースにムクのチーク材と米松を採用するなど音質面に考慮した、音楽録音再生専用のUSBメモリー「USB-5」を2月下旬より19,950円(税込)で発売する。

本製品は、音楽再生および録音専用に開発されたUSBメモリー。インターフェースはUSB2.0/1.1で、容量は4GB。個体メモリー本来の音質に悪影響を与える軽量な樹脂製のケースの共振を取り除くため、木製のケースを採用するなど、音質面で様々な配慮を施している。

同社では、CDなどから読み込んだ音楽ファイルをUSBメモリーに保存することが、「CDやハードディスクの回転系の揺れやノイズから開放されたデジタル音楽ファイルの素晴らしさを知る唯一の方法」との考えを持っている。しかし、市販されているUSBメモリーには音質面を考慮したものがないことから本製品を開発したという。

ケースにはムクのチーク材と米松を使用し、音質に配慮した大きさと形状を採用。また、仕上げは整音のためにつや出し研磨を行わず、塗装とワックスがけも行っていない。

メモリー本体にコンピューターの冷却ファンなどの振動を伝えないため、ケーブルが付属する。ケーブルにも100%のウールを編んだ外被を採用するなど、音質劣化を最小にとどめるよう配慮している。

同社では、個体メモリーはオーディオ機器に使われる真空管などの増幅素子や電子部品と異なり、音響的に極めて単純な共振を持つ記録媒体であるため、通常のオーディオ的アプローチとは異なる手段で開発にあたった、とコメント。ヴァイオリンやギターなどの弦楽器が弦の振動をボディーに伝える過程で音質をコントロールし向上させる手法を応用したとしている。

なお、同社では最大の効果を得るためにUSBコンバーター「USB-101」と組み合わせての使用を推奨している。

【問い合わせ先】
(株)インフラノイズ
TEL/06-6336-5005

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