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iPodソースのデジタル入力にも対応

パイオニア、「PQLSマルチサラウンド」搭載の7.1ch対応AVアンプを発売

公開日 2009/06/03 16:31 Phile-web編集部
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パイオニア(株)は、独自のジッターレス音声伝送技術「PQLSマルチサラウンド」を搭載した7.1ch対応のAVアンプ「VSA-LX52」を7月上旬に発売する。価格は150,000円(税込)。


VSA-LX52
実用最大出力は190W×7、定格出力は110W×7(8Ω)。ドルビーTrueHD、DTS-HD Master Audio、WMA9 Proのデコーダーを搭載するほか様々なマルチチャンネル音声方式に対応する。DeepColor/x.v.Color対応のHDMI端子は前面1入力、背面4入力/2出力を装備。

HDMI接続によるLPCMマルチチャンネル音声のジッターレス伝送を実現する「PQLSマルチサラウンド」機能を搭載した点が本機の大きな特徴のひとつ。先行して発売されるBDプレーヤー「BDP-LX52」(関連ニュース)も本機能に対応しており、両者をHDMI接続で組み合わせることにより、CDやDVD、BDに収録されているステレオ/マルチチャンネルのリニアPCM音声をジッターレスで再生できる。

上級機「SC-LX81/LX71」に搭載されたジッターリダクション回路をさらに進化させ、本機に採用している。従来はHDMI入力直後に配置していた回路を、DAC直前部に配置しなおすことで全デジタル入力に対して効果を持たせている。回路自体にも対応周波数をマスタークロック帯域に絞り込む等のチューニングを施して音質を高めている。これにより様々なプレーヤーとの接続で高音質再生が可能になっている。

筐体設計はエネルギーロスト相互干渉を極小化させるとともに、音質に悪影響を及ぼす温度変化に伴う動作点変動をなくした独自の「ダイレクトエナジーデザイン」思想を踏襲。本機ではデジタル信号の配線パターンも大幅に見直し、信号のロスとノイズの極小化を徹底することで、音質への悪影響を抑えている。

マルチ音声の出力レベルを揃える「オートレベルコントロール」、マルチch再生時に生じる低音のズレを補正する「フェイズコントロール」、マルチchの圧縮ファイルも補間して高音質化できる「アドバンスド・サウンドレトリバー」など、同社のAVアンプが踏襲する高音質技術が本機にも採用されている。スピーカーの極性判定までも可能な3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」は、測定用付属マイクをリファインするとともに、詳細な特性表示が可能な専用PCアプリケーションもバージョンアップされている。DACはウォルフソン社製「ΔΣ型192kHz/24bitDAC」を採用。サラウンドバック用アンプを「フロントバイアンプ駆動」に割り当てることも可能だ。

映像機能では新開発のデジタルビデオコンバーターを搭載。480iのアナログビデオ信号を映像コンテンツに合わせて最適な状態にI/P変換を行うPureCinema I/P変換機能や、動き対応型I/P変換を搭載し、オリジナル映像の質感を損なわないスムーズな映像表現を実現している。また最大1080p対応のビデオスケーラーも搭載する。

iPod/iPhoneの音声をデジタルのまま伝送できるUSB入力端子を装備。iPodは第5世代機以降、ほかiPod nano/classic/touchに対応する。アンプのデジタル処理、DAコンバータを使用することで高音質にiPod/iPhoneの音源を再生して楽しめる。また付属の専用ケーブルを使用することにより、音声のデジタル接続のみならずiPod/iPhone内の動画コンテンツも本機を通してテレビ等に表示することもできる。さらに著作権保護のかかっていないWMA/MP3/WAVファイルやJPEGファイルを保存したUSBメモリーや、USB接続が可能なポータブルミュージックプレーヤーも本機に接続してライブラリーを楽しむことができる。

本体には上位機種に採用された視認性の高いGUIを装備。「Advanced MCACC」や本機の設定のほか、iPod/iPhoneの操作などがテレビ等のディスプレイに表示できる。日本語のタイトル表示やカバーアートの表示にも対応している。

HDMIリンクは同社製「KURO LINK」対応のBDプレーヤーやPDPに加え、シャープ/パンソニック/東芝/日立など他社製のHDMI CEC機能対応テレビ、レコーダーとの連携操作にも対応する。

【問い合わせ先】
パイオニア カスタマーサポートセンター
TEL/0120-944-222

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