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高精度な画像処理を実現

IDT、HQV技術搭載の新ビデオプロセッサー「Vida」を発表

公開日 2009/07/28 19:05 Phile-web編集部
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VHD1900
米IDTは、ビデオプロセッサー新製品として“IDT HQV Vidaプロセッサ”「VHD1900」を発表。1000個単位で25米ドルという価格でサンプル出荷を開始した。

Vidaプロセッサーでは、4フィールドのモーションアダプティブ・デインターレースとマルチ・ケーデンス・トラッキング、12ビットカラー処理の改善、そしてディテール拡張に対応。これらによりSDの映像をHD品質に変換し、HD映像のディテールをさらに際立たせるという。また、高圧縮ビデオをリアルタイムでクリーニングし、圧縮の結果として発生するブロックノイズやモスキートノイズも低減させる。

同プロセッサには「Auto HQV」と「HQVStreamClean」という2つの新技術を搭載。入力された画像を自動的に拡張し、素材の映像を強力にクリーニングすることで、画像をシャープでなめらかに見せることができる、としている。

「Auto HQV」は、異なるソースからのコンテンツや、画質にばらつきがあるコンテンツを対象とした画質の最適化の調整を、ユーザーが手を触れることなく実行できる技術。ビデオコンテンツを分析し、その分析に応じて画像やノイズの処理パラメータを調節することで、画質の向上や、圧縮による画質劣化の除去を行う。

「HQVStreamClean」は、画像上のノイズを除去する技術。アダプティブ・モスキート、ブロック、テンポラルという3種類のノイズを低減させる。

また、ディープカラー処理用に14ビットの内部処理と12ビットの出力を備えるほか、xvYCC処理用に3D色域変換機能を装備。さらに、6軸カラー調整も備えている。

同プロセッサは低消費電力と低遅延を特長としており、同社では「DVD/ブルーレイ・プレーヤー、デジタルTV、セットトップボックス、PVR、AVR、プロジェクタ、モバイルメディアドック、メディアアダプタなどに最適だ」としている。

【問い合わせ先】
日本アイ・ディー・ティー合同会社
TEL/03-3221-9823

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