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IFA2009レポート

【速報】東芝、同社初のBDプレーヤー「BDX2000」やBDドライブ内蔵PCを発表

公開日 2009/09/04 00:48 Phile-web編集部・山本
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東芝はIFA2009会場にて3日にプレスカンファレンスを開催。同社初のBDプレーヤー「BDX2000」やBDドライブ内蔵ノートPC「SATELLITE P500」を発表した。

プレスカンファレンスで明らかにされた各製品の概要は下記の通り。

BDプレーヤー「BDX2000」


BDX2000
北米とヨーロッパでの発売が決まった東芝初のBDプレーヤー。BD/DVDディスクの再生に対応するドライブを搭載。DivX HDやAVCHDファイルの再生も可能。本体にはSDカードスロットを搭載し、BD-Live 2.0やBONUS VIEWにも対応している。

HDMI経由でドルビーTureHD、DTS-HD Master Audioのビットストリーム出力が可能。Ver.1.3対応のHDMI端子を搭載し、1080/24p出力やDeepColor、1080pアップスケーリング、HDMI CECを利用したレグザリンクにも対応する。


トレイオープン時
北米では今年11月の発売が予定されており、価格は249ドルの見込み。ヨーロッパの販売価格は未定だが、2009年12月の発売が予定されている。日本国内での販売予定については、「BDプレーヤーとして発売するか、国内市場のニーズを見ながら検討したい」(同社説明員)とのことだ。(※当初、現地で報道資料に従い、ヨーロッパでの発売時期を「2010年1月」と記載しましたが、その後発売時期が変更されました)

BDドライブ内蔵ノートPC「SATELLITE P500」


SATELLITE P500
同社の“エンタテインメント・フラグシップパソコン”として、09年度第4四半期からヨーロッパ、中東、アフリカで発売が予定されているBDドライブ内蔵ノートPC。

本体に地上デジタル&アナログTVチューナーを搭載。内蔵ドライブはBD-RE/-Rの読み書きに対応するほか、DVDスーパーマルチ対応となっている。HDDは1TBの大容量。Intel Core 2 Duoプロセッサーを搭載。内蔵メモリーは8GB。

本体搭載のディスプレイは1920×1080画素のフルHD対応。サイズは18.4インチ。「Resolution+」の超解像技術を搭載し、DVDやネット上の映像コンテンツも高精細に楽しめる。スピーカーはハーマン・カードン社製とし、高音質化も図っている。

HDMI端子も搭載しており、HDMI CECを利用したレグザリンクにも対応する。東芝オリジナルのコンテンツマネージメントUI「Toshiba Media Controller」を搭載し、映像・音声・静止画コンテンツの簡易なハンドリングを可能にしている。カラーバリエーションはクロームとシルバーの2色。

マルチエンターテインメント対応UI/ホームマルチメディア・タブレットを発表

その他、プレスカンファレンスでは東芝の独創的なアイデアを活かしたという、ユーザーフレンドリーなUIアプリケーション、ならびにマルチメディア製品が発表された。

「Toshiba Media Cotroller」は東芝ヨーロッパ社が独自に開発したホームネットワーク向けの簡易ユーザーインターフェース。テレビ、ノートPC、スマートフォンなどのデバイスに搭載し、シンプルなドラッグ&ドロップ操作で動画・静止画・音楽ファイルなどのデジタルファイルを、ユーザーが手軽に楽しめるようサポートする、東芝の新たなUIアプリケーションであるという。本アプリケーションはWindows 7のOSとの互換性も確保しているほか、DLNA対応も実現する予定であるという。

東芝ヨーロッパ社 コンピュータシステムディビジョン ゼネラルマネージャー Product Strategy and DevelopmentのThomas Teckentrup氏が「Toshiba Media Cotroller」の紹介を行った。


東芝ヨーロッパ社Teckentrup氏
Teckentrup氏は「当社が独自に行った調査では、10年前と今日とで比較して、ユーザーが日常の生活で使いこなしているデジタルデバイスの数と種類が多様化していることがわかった。また製品どうしのコネクティビティもよりシームレスになり、動画や音楽を様々なデバイス間で共有化できるようになったが、一方でユーザーにとって操作が複雑であったり、UIの分かりにくさが指摘されることも多かった。今回“Toshiba Media Cotroller”を開発するに至った背景には、ユーザーに最も使いやすいインターフェース・アプリケーションを実現し、本当のモダン・デジタルスタイルの価値を提案することが狙いとしてあった」と語る。


「Toshiba Media Cotroller」の画面イメージ
「Toshiba Media Cotroller」は今後、同社のデジタルAV、PCなど様々な製品への搭載が予定されているという。具体的なリリースの時期についてTeckentrup氏は「09年度の第4四半期ごろを計画している」と示した。

また東芝ヨーロッパ社ペリフェラル&サービスディビジョン PCオプション・ゼネラルマネージャーのMarco Perino氏からは、“ホーム・マルチメディア・タブレット”「JournE touch(ジャーニー・タッチ)」が発表された。


東芝ヨーロッパ社Perino氏

“ホーム・マルチメディア・タブレット”「JournE touch」
本機のカテゴライズについてPerino氏は「ファミリーユースをターゲットにした、コミュニケーションと情報エンターテインメントの中核商品」と位置付ける。本体には7インチのタッチパネル対応ディスプレイとワイヤレス機能を内蔵。直観的なタップ操作で本体内蔵1GBフラッシュメモリーに保存した音楽ファイルを再生したり、インターネットにつないでYouTube動画など動画コンテンツを楽しむことができるほか、HDMI端子からリビングのテレビに出力して家族で楽しむことなどもできる。OSはWindows CE 6.0 proを採用する。本機の魅力についてPerino氏は「今までPCの苦手なユーザーには親しみにくかったデジタルミュージックやインターネット動画を、直観的な操作で誰もが楽しめることを狙いに開発された新しいコンセプトの商品。ヨーロッパには今秋をめどに発売したい。価格は249ユーロを想定している」と語った。

東芝の出展内容の詳細は、後ほどブースの紹介とともにレポートする。

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