音展 in AKIBA 2009
PS AUDIO「PerfectWave」にシルバーモデル/同一音源を5つのメディアで聞き比べられるソフト参考出展
本項では富士ソフトビル、UDXに出展していたブースのうち目を引いたところをご紹介しよう。
<富士ソフト編>
■完実電気
完実電気のブースには、同社一押しの米PS AUDIO「PerfectWave」2機種のシルバーモデルが登場していた。トランスポート「PerfectWave Transport(PWT)」はCD/DVDドライブが搭載されているが、一般的なプレーヤーやトランスポートと異なり、ディスクの情報を完全なビットデータとして扱うのが特徴。
DAC「PerfectWave DAC(PWD)」はウォルフソン社製のDAC「WM8742」を搭載。入力した音楽データは、44.1/48/88.2/96/176.4/192kHzの6種類にアップサンプリングすることが可能。サンプリングレートコンバーターをバイパスする「NativeMode」も備えている。
トランスポートとDAC間は、HDMIケーブルを用いた「I2S」で伝送する。I2Sは、SPDIFでは1つにまとめて伝送されるマスタークロック、ワードクロック、ビットクロック、シリアルデータを別々に分離して伝送するというもので、HDMIの伝送デバイスには、I2Sデータ転送のためにPS AUDIOが独自設計したものが搭載されている。
■キュー・テック&メモリーテック
キュー・テックとメモリーテックは合同でブースを出展している。
キュー・テックは同社の高音質BDマスタリングシステム「FORS system」の機器を展示。実際に本システムを使ってマスタリングされた音声と、そうでない音声を比較試聴できるソースのデモも行われていた。
メモリーテックは、同社が製造するHQ-CDやクリスタルディスク(ガラスCD)をズラリと展示。試聴もできるブースを設けていた。(同社つくば工場でのHQ-CD製造工程レポートはこちら)
また興味深いのは、参考出品されていたCD、HQ-CD、SACD、アナログレコード、そしてブルーレイに記録した「Blu-Audio」ディスクがセットになった「THE EARTH」。それぞれのディスクはすべて同一音源が収録されており、メディアの違いによる音の違いを聞き分けて楽しめるのが特徴だ。「いまあるディスクメディアを全てラインナップしている」(同社説明員)。ちなみに「Blu-Audio」は片面1層・25GBをフルに使って音楽信号を記録したもの。FORSを使ってマスタリングがされている。気になる発売時期などは未定とのことだ。
<UDX編>
■1ビットオーディオコンソーシアム
1ビットオーディオコンソーシアムのブースには、1ビット技術を使った研究成果や製品が並べられていた。
進エネルギ研究所はムービングマグネットスピーカーを展示。こちらは一般的なものとは逆に振動板に固定された磁石を1ビット駆動で動かすというもの。使用する磁石が少なくて済むほか、磁気回路が小さくスピーカーの薄型化が可能。インピーダンスを1/4/16Ωと切り替えられるのも特徴となっている。なお特許も出願済とのことだ。
そのほかコルグの1ビットレコーダーやシャープのラックスピーカー、早稲田大学・山崎研究室の1ビットUSBオーディオインターフェースやオーディオプレーヤーなどが出展されていた。
<富士ソフト編>
■完実電気
完実電気のブースには、同社一押しの米PS AUDIO「PerfectWave」2機種のシルバーモデルが登場していた。トランスポート「PerfectWave Transport(PWT)」はCD/DVDドライブが搭載されているが、一般的なプレーヤーやトランスポートと異なり、ディスクの情報を完全なビットデータとして扱うのが特徴。
DAC「PerfectWave DAC(PWD)」はウォルフソン社製のDAC「WM8742」を搭載。入力した音楽データは、44.1/48/88.2/96/176.4/192kHzの6種類にアップサンプリングすることが可能。サンプリングレートコンバーターをバイパスする「NativeMode」も備えている。
トランスポートとDAC間は、HDMIケーブルを用いた「I2S」で伝送する。I2Sは、SPDIFでは1つにまとめて伝送されるマスタークロック、ワードクロック、ビットクロック、シリアルデータを別々に分離して伝送するというもので、HDMIの伝送デバイスには、I2Sデータ転送のためにPS AUDIOが独自設計したものが搭載されている。
■キュー・テック&メモリーテック
キュー・テックとメモリーテックは合同でブースを出展している。
キュー・テックは同社の高音質BDマスタリングシステム「FORS system」の機器を展示。実際に本システムを使ってマスタリングされた音声と、そうでない音声を比較試聴できるソースのデモも行われていた。
メモリーテックは、同社が製造するHQ-CDやクリスタルディスク(ガラスCD)をズラリと展示。試聴もできるブースを設けていた。(同社つくば工場でのHQ-CD製造工程レポートはこちら)
また興味深いのは、参考出品されていたCD、HQ-CD、SACD、アナログレコード、そしてブルーレイに記録した「Blu-Audio」ディスクがセットになった「THE EARTH」。それぞれのディスクはすべて同一音源が収録されており、メディアの違いによる音の違いを聞き分けて楽しめるのが特徴だ。「いまあるディスクメディアを全てラインナップしている」(同社説明員)。ちなみに「Blu-Audio」は片面1層・25GBをフルに使って音楽信号を記録したもの。FORSを使ってマスタリングがされている。気になる発売時期などは未定とのことだ。
<UDX編>
■1ビットオーディオコンソーシアム
1ビットオーディオコンソーシアムのブースには、1ビット技術を使った研究成果や製品が並べられていた。
進エネルギ研究所はムービングマグネットスピーカーを展示。こちらは一般的なものとは逆に振動板に固定された磁石を1ビット駆動で動かすというもの。使用する磁石が少なくて済むほか、磁気回路が小さくスピーカーの薄型化が可能。インピーダンスを1/4/16Ωと切り替えられるのも特徴となっている。なお特許も出願済とのことだ。
そのほかコルグの1ビットレコーダーやシャープのラックスピーカー、早稲田大学・山崎研究室の1ビットUSBオーディオインターフェースやオーディオプレーヤーなどが出展されていた。