「フル・ブラックパネル」搭載により3Dも2Dも高精細
【更新】パナソニック、世界初の3D対応プラズマテレビ“3D VIERA”VT2シリーズを発売
パナソニック デジタルAVCマーケティング本部は、3D映像の再生に対応したプラズマテレビ“3D VIERA”「VT2シリーズ」2機種を4月23日より発売する。
【VT2シリーズ】
54V型■TH-P54VT2 ¥OPEN(予想実売価格53万円前後)
50V型■TH-P50VT2 ¥OPEN(予想実売価格43万円前後)
解像度1,920×1,080のプラズマテレビ。3Dフレームシーケンシャル方式を採用し、右目/左目用の映像を120分の1秒毎に交互に表示することで立体視を得ることができる。「3D映像メニュー」からサイドバイサイドやトップアンドボトム方式などに切り換えることも可能だ。
■新開発の3D対応「フル・ブラックパネル」の特性を活かした3Dテレビ
同社は3D映像表示に於いて重要なポイントを「高速表示レスポンス」と説明。左右映像を交互に表示するうえで、残像による二重像が残ってしまうと、クリアな3D映像が楽しめないという。
そこで、パネルに新開発の3D対応「フル・ブラックパネル」を搭載。こちらは先日尼崎で発表された新パネル(関連ニュース)で、キセノンを多く含む新放電ガスや、粒子を小さくした新蛍光体を採用することで発光エネルギーと発光量を向上させている。
また、新開発の誘電体材料を採用した新「ダイナミックブラックレイヤー」により、小電力での放電を実現。さらに、先に低電圧で1回放電した後、2回目を放電する新たな放電駆動法「ハイブリッド放電駆動」を採用したことも放電効率向上に寄与している。
さらに光の利用効率も向上させるべく、従来前面パネルに配置していたブラックストライプを除去しフラットな電極を採用している。
さらに、残光時間を従来品(V1シリーズ)の約3分の1としたほか、新発光制御技術を採用。これまで暗→明の順序で発光させていたパネルを、明→暗の順番で発光させることで、残光時間の大幅な低減を実現した。これにより、二重像の発生を抑えクリアな3D映像再生が可能であるとしている。
そのほか、プラズマパネル前面板と一体になった新開発の「低反射ディープブラックフィルター」により、外光の映り込みを抑え、明所コントラストを約2倍に向上。明るい環境でも冴える黒を実現している。
新「フル・ブラックパネル」はネイティブコントラスト500万対1、動画解像度1,080本を実現。3D映像はもちろん2D映像も高精細に再生できるとのこと。2D再生時には、V1シリーズの約2倍となる階調表現力を持ち、繊細なグラデーションで滑らかな映像描写を実現する。
また同社は、3D映像表示に於けるプラズマパネルの優位性もアピール。インパルス発光方式で応答特性が速いという特長が、残像を抑えるうえで有利であることも説明している。
アクティブシャッター方式の3Dメガネは1台同梱されている。コイン型リチウム電池で駆動。さまざまな年齢・性別の人でもかけやすいよう、ユニバーサルデザインの観点からデザインされている。63gと軽量なほか、フェイスラインに沿う樹脂製のテンプルを採用し装着性を向上。さらに大小のノーズパッドがつくほか、専用バンドも付属するので、個人個人に合った装着性を得ることができるという。別売でも用意されており(型番TY-EW3D10W)、価格はオープンだが1万円前後での販売が予想されている。発売日は4月23日。
■最適画質を検出するAI機能や2.1chスピーカーなど高画質・高音質にもこだわり
視聴環境をセンサーで検知し、明るさや黒レベルなどを自動制御するAI機能も搭載。さらに、周囲の明るさに応じて変化する人間の視覚の色温度特性やコントラスト感をも加味した補正も自動で行う。また、映画コンテンツ(2-3プルダウン映像)を自動検知し、映画視聴に適したモードで視聴することも可能だ。
加えて、HDMI ver.1.4の機能であるコンテンツタイプフラグを活用。HDMI入力のコンテンツ種類を検知し、最適な画質に自動調整することができる。さらに、対応するDIGAと接続した際、「映像モード(オート)」に設定しておけば、映画コンテンツを視聴する際はしっとりした画質へ自動調整するほか、DIGAのEPGなどを表示する際輪郭や色調を補正し文字などを見やすく自動調整するという。対応するDIGAはDMR-BWT3000/2000/1000、BW880/780/680。
そのほか、デジタル信号による三次元色空間補正やコントラスト補正により、様々なシーンで肌色を自然な色合いで表現できるほか、前後の映像との整合を図りながら絵柄ごとの制御を行いコントラストを調整する「コントラストマネジメント」や、多様な映像パターンそれぞれに適したデジタル画像処理を行う「インテリジェントエンハンサー」などを搭載している。
また、SD画像やDVDなど低解像度のコンテンツは自動で高解像度化処理を行うことができるという。
そのほか高画質化機能として、パナソニックハリウッド研究所の技術を活かした「ハリウッドカラーリマスター」機能を搭載。テレビ映像も広色域化できるほか、同社DIGAの「ハリウッドクリアカラー」との相乗効果を得ることもできる。さらに、色信号と輝度信号を高精度でデジタル制御する「デジタルカラー・リアリティ技術」、新開発となる最大18ビットのデジタル信号処理技術、コントラストやエッジの最適化技術、MPEGノイズ低減技術「HDオプティマイザー」などを装備している。
音質面でも高品位化を狙う。16cm×4cmのフルレンジスピーカー2基と10cmウーファーという2.1chスピーカーを内蔵したことに加え、「バーチャル3Dサラウンドシステム」を搭載。新開発の周波数制御アルゴリズムにより、左右2chのスピーカーだけで広がりあるバーチャルサラウンドを実現する。
■「エコナビ」や「お部屋ジャンプリンク機能」など省エネ・便利機能も搭載
省エネ機能では、「エコナビ」も搭載。本体に搭載したセンサーで部屋の明るさを検知し、自動で視聴環境に適した映像の明るさや画質に調整することで、消費電力を最大約10%低減できる。省電力化の度合いを画面に表示する機能も備えている。そのほか無信号状態が10分以上続くとメッセージを表示し、自動で電源を切る機能や、接続した対応DIGAやラックシアターの電源を自動で切る「こまめにオフ」機能なども用意されている。
パネル自体も、発光効率を高めたことによる省電力化が図られているため、2D表示の従来品(V1シリーズ)と比較しても年間消費電力量を約13%削減(50V型の場合)している。
また、DLNAを活用した「お部屋ジャンプリンク機能」も訴求(対応機器はこちら)。別売の無線LANアダプター「DY-WL10」(予想実売価格1万円前後)を接続してワイヤレスでDLNAを利用することもできる。そのほか「アクトビラ・ビデオ フル」やYouTubeも楽しむことが可能だ。
両機とも地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基搭載。1080/24p入力に対応したVer.1.4のHDMI端子を4系統搭載。3D映像の対応はもちろん、ARC(オーディオリターンチャンネル)にも対応している。
デザインはダークブラウンのメタリックキャビネットを採用。据え置きスタンドは光沢仕上げで高級感を演出している。また別売で壁掛け金具(54V型用TY-WK5P1R:36,750円/50V型用TY-WK4P1R:26,250円)も用意され、壁掛けも可能だ。
同社は本日都内で発表会を開催。パナソニックデジタルAVCマーケティング本部長の西口史郎氏は、「本日、パナソニックは新次元のテレビライフを切り拓く。エポックメイキングとなる瞬間をシェアできて嬉しく思う。1960年のカラー放送開始からちょうど半世紀、50年目の今年、家庭のリビングで3D映像を楽しめる時代がやってきた。3D産業革命をパナソニックがリードして引き起こしていきたい」と述べた。発表会の詳細は別項でお伝えする。
【問い合わせ先】
パナソニック お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365
【VT2シリーズ】
54V型■TH-P54VT2 ¥OPEN(予想実売価格53万円前後)
50V型■TH-P50VT2 ¥OPEN(予想実売価格43万円前後)
解像度1,920×1,080のプラズマテレビ。3Dフレームシーケンシャル方式を採用し、右目/左目用の映像を120分の1秒毎に交互に表示することで立体視を得ることができる。「3D映像メニュー」からサイドバイサイドやトップアンドボトム方式などに切り換えることも可能だ。
■新開発の3D対応「フル・ブラックパネル」の特性を活かした3Dテレビ
同社は3D映像表示に於いて重要なポイントを「高速表示レスポンス」と説明。左右映像を交互に表示するうえで、残像による二重像が残ってしまうと、クリアな3D映像が楽しめないという。
そこで、パネルに新開発の3D対応「フル・ブラックパネル」を搭載。こちらは先日尼崎で発表された新パネル(関連ニュース)で、キセノンを多く含む新放電ガスや、粒子を小さくした新蛍光体を採用することで発光エネルギーと発光量を向上させている。
また、新開発の誘電体材料を採用した新「ダイナミックブラックレイヤー」により、小電力での放電を実現。さらに、先に低電圧で1回放電した後、2回目を放電する新たな放電駆動法「ハイブリッド放電駆動」を採用したことも放電効率向上に寄与している。
さらに光の利用効率も向上させるべく、従来前面パネルに配置していたブラックストライプを除去しフラットな電極を採用している。
さらに、残光時間を従来品(V1シリーズ)の約3分の1としたほか、新発光制御技術を採用。これまで暗→明の順序で発光させていたパネルを、明→暗の順番で発光させることで、残光時間の大幅な低減を実現した。これにより、二重像の発生を抑えクリアな3D映像再生が可能であるとしている。
そのほか、プラズマパネル前面板と一体になった新開発の「低反射ディープブラックフィルター」により、外光の映り込みを抑え、明所コントラストを約2倍に向上。明るい環境でも冴える黒を実現している。
新「フル・ブラックパネル」はネイティブコントラスト500万対1、動画解像度1,080本を実現。3D映像はもちろん2D映像も高精細に再生できるとのこと。2D再生時には、V1シリーズの約2倍となる階調表現力を持ち、繊細なグラデーションで滑らかな映像描写を実現する。
また同社は、3D映像表示に於けるプラズマパネルの優位性もアピール。インパルス発光方式で応答特性が速いという特長が、残像を抑えるうえで有利であることも説明している。
アクティブシャッター方式の3Dメガネは1台同梱されている。コイン型リチウム電池で駆動。さまざまな年齢・性別の人でもかけやすいよう、ユニバーサルデザインの観点からデザインされている。63gと軽量なほか、フェイスラインに沿う樹脂製のテンプルを採用し装着性を向上。さらに大小のノーズパッドがつくほか、専用バンドも付属するので、個人個人に合った装着性を得ることができるという。別売でも用意されており(型番TY-EW3D10W)、価格はオープンだが1万円前後での販売が予想されている。発売日は4月23日。
■最適画質を検出するAI機能や2.1chスピーカーなど高画質・高音質にもこだわり
視聴環境をセンサーで検知し、明るさや黒レベルなどを自動制御するAI機能も搭載。さらに、周囲の明るさに応じて変化する人間の視覚の色温度特性やコントラスト感をも加味した補正も自動で行う。また、映画コンテンツ(2-3プルダウン映像)を自動検知し、映画視聴に適したモードで視聴することも可能だ。
加えて、HDMI ver.1.4の機能であるコンテンツタイプフラグを活用。HDMI入力のコンテンツ種類を検知し、最適な画質に自動調整することができる。さらに、対応するDIGAと接続した際、「映像モード(オート)」に設定しておけば、映画コンテンツを視聴する際はしっとりした画質へ自動調整するほか、DIGAのEPGなどを表示する際輪郭や色調を補正し文字などを見やすく自動調整するという。対応するDIGAはDMR-BWT3000/2000/1000、BW880/780/680。
そのほか、デジタル信号による三次元色空間補正やコントラスト補正により、様々なシーンで肌色を自然な色合いで表現できるほか、前後の映像との整合を図りながら絵柄ごとの制御を行いコントラストを調整する「コントラストマネジメント」や、多様な映像パターンそれぞれに適したデジタル画像処理を行う「インテリジェントエンハンサー」などを搭載している。
また、SD画像やDVDなど低解像度のコンテンツは自動で高解像度化処理を行うことができるという。
そのほか高画質化機能として、パナソニックハリウッド研究所の技術を活かした「ハリウッドカラーリマスター」機能を搭載。テレビ映像も広色域化できるほか、同社DIGAの「ハリウッドクリアカラー」との相乗効果を得ることもできる。さらに、色信号と輝度信号を高精度でデジタル制御する「デジタルカラー・リアリティ技術」、新開発となる最大18ビットのデジタル信号処理技術、コントラストやエッジの最適化技術、MPEGノイズ低減技術「HDオプティマイザー」などを装備している。
音質面でも高品位化を狙う。16cm×4cmのフルレンジスピーカー2基と10cmウーファーという2.1chスピーカーを内蔵したことに加え、「バーチャル3Dサラウンドシステム」を搭載。新開発の周波数制御アルゴリズムにより、左右2chのスピーカーだけで広がりあるバーチャルサラウンドを実現する。
■「エコナビ」や「お部屋ジャンプリンク機能」など省エネ・便利機能も搭載
省エネ機能では、「エコナビ」も搭載。本体に搭載したセンサーで部屋の明るさを検知し、自動で視聴環境に適した映像の明るさや画質に調整することで、消費電力を最大約10%低減できる。省電力化の度合いを画面に表示する機能も備えている。そのほか無信号状態が10分以上続くとメッセージを表示し、自動で電源を切る機能や、接続した対応DIGAやラックシアターの電源を自動で切る「こまめにオフ」機能なども用意されている。
パネル自体も、発光効率を高めたことによる省電力化が図られているため、2D表示の従来品(V1シリーズ)と比較しても年間消費電力量を約13%削減(50V型の場合)している。
また、DLNAを活用した「お部屋ジャンプリンク機能」も訴求(対応機器はこちら)。別売の無線LANアダプター「DY-WL10」(予想実売価格1万円前後)を接続してワイヤレスでDLNAを利用することもできる。そのほか「アクトビラ・ビデオ フル」やYouTubeも楽しむことが可能だ。
両機とも地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基搭載。1080/24p入力に対応したVer.1.4のHDMI端子を4系統搭載。3D映像の対応はもちろん、ARC(オーディオリターンチャンネル)にも対応している。
デザインはダークブラウンのメタリックキャビネットを採用。据え置きスタンドは光沢仕上げで高級感を演出している。また別売で壁掛け金具(54V型用TY-WK5P1R:36,750円/50V型用TY-WK4P1R:26,250円)も用意され、壁掛けも可能だ。
同社は本日都内で発表会を開催。パナソニックデジタルAVCマーケティング本部長の西口史郎氏は、「本日、パナソニックは新次元のテレビライフを切り拓く。エポックメイキングとなる瞬間をシェアできて嬉しく思う。1960年のカラー放送開始からちょうど半世紀、50年目の今年、家庭のリビングで3D映像を楽しめる時代がやってきた。3D産業革命をパナソニックがリードして引き起こしていきたい」と述べた。発表会の詳細は別項でお伝えする。
【問い合わせ先】
パナソニック お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365
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トピック
- ジャンルプラズマテレビ(ディスプレイ)
- ブランドPANASONIC
- 型番TH-P54VT2
- 発売日2010年4月23日
- 価格¥OPEN(予想実売価格530,000円前後)
●サイズ:54V型 ●画素数:1920×1080 ●受信チャンネル:地上・BS・110度CSデジタル、CATV ●端子:地上デジタル、地上アナログ入力、BS・110度CSデジタル-IF入力、HDMI×4、D4×1、モニター出力×1、パソコン(RGB)入力×1、光デジタル音声×1、Irシステム×1、ヘッドホン/イヤホン×1、LAN×1 ●外形寸法:1319W×883H×387Dmm(スタンドあり) ●質量:約33.5kg(スタンドあり)
- ジャンルプラズマテレビ(ディスプレイ)
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- 型番TH-P50VT2
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- 価格¥OPEN(予想実売価格430,000円前後)
●サイズ:50V型 ●画素数:1920×1080 ●受信チャンネル:地上・BS・110度CSデジタル、CATV ●端子:地上デジタル、地上アナログ入力、BS・110度CSデジタル-IF入力、HDMI×4、D4×1、モニター出力×1、パソコン(RGB)入力×1、光デジタル音声×1、Irシステム×1、ヘッドホン/イヤホン×1、LAN×1 ●外形寸法:1224W×810H×335Dmm(スタンドあり) ●質量:約30.5kg(スタンドあり)