ソニー、「有機ELテレビ国内撤退」報道にコメント
本日、朝日新聞は、ソニーが今年3月で有機ELテレビ「XEL-1」(関連ニュース)の国内出荷を終了し、市場から撤退すると報道した。
報道では撤退の背景として、昨年4月に施行された有害サイト規制法にXEL-1が対応しておらず、今年4月以降の出荷ができなくなること、また発売から2年が経過し需要が一巡したとソニーが判断したことがあると説明している。
この件について同社広報センターに確認してみたところ、「XEL-1の生産を1月で完了していることは事実。背景には2009年4月に施行された『青少年ネット規制法』により、有害サイトをフィルタリングできない製品は今年4月以降出荷ができくなくなることがある」とコメント。
「撤退というと、今後有機ELテレビを発売する可能性が無くなるように捉えられるが」との記者の問いかけには、「今後のテレビの製品化については未定だが、中大型化に向けた技術開発は継続して行っていく。一時的に有機ELテレビのラインナップがなくなることは事実だが、今後の商品化の可能性が無いわけではなく、必ずしも『撤退』という表現は正しくない」とした。
同社広報センターはまた、「フィルタリングの規制の影響が無い海外市場では、XEL-1の販売を続ける。ほかにも、業務用機器向けの電子ビューファインダーやフレキシブル有機ELなど、テレビ以外のアプリケーションでは今後も有機ELの積極的な開発や応用を続けていく」とコメントしている。
なお同社は今年1月のInternational CESで、24.5インチの3D有機ELテレビを参考出展。その画質の高さに、多くの来場者や報道陣から称賛の声が上がっていた(関連ニュース)。
報道では撤退の背景として、昨年4月に施行された有害サイト規制法にXEL-1が対応しておらず、今年4月以降の出荷ができなくなること、また発売から2年が経過し需要が一巡したとソニーが判断したことがあると説明している。
この件について同社広報センターに確認してみたところ、「XEL-1の生産を1月で完了していることは事実。背景には2009年4月に施行された『青少年ネット規制法』により、有害サイトをフィルタリングできない製品は今年4月以降出荷ができくなくなることがある」とコメント。
「撤退というと、今後有機ELテレビを発売する可能性が無くなるように捉えられるが」との記者の問いかけには、「今後のテレビの製品化については未定だが、中大型化に向けた技術開発は継続して行っていく。一時的に有機ELテレビのラインナップがなくなることは事実だが、今後の商品化の可能性が無いわけではなく、必ずしも『撤退』という表現は正しくない」とした。
同社広報センターはまた、「フィルタリングの規制の影響が無い海外市場では、XEL-1の販売を続ける。ほかにも、業務用機器向けの電子ビューファインダーやフレキシブル有機ELなど、テレビ以外のアプリケーションでは今後も有機ELの積極的な開発や応用を続けていく」とコメントしている。
なお同社は今年1月のInternational CESで、24.5インチの3D有機ELテレビを参考出展。その画質の高さに、多くの来場者や報道陣から称賛の声が上がっていた(関連ニュース)。