THIS IS ITも3D化
<IFA2010>ソニー・ストリンガー会長が戦略を発表 ‐ 3D戦略に加えネットサービス「Qriocity」も
ソニーはIFA2010会場にて現地時間9月1日にプレスカンファレンスを開催。ストリンガー会長が出席し、同社の3D戦略を紹介した。
プレスカンファレンスの模様は、同社の3D対応放送機器で撮影された映像を、会場に用意された280インチのLED 3Dスクリーンを使ってリアルタイム上映され、参加したジャーナリストはパッシブタイプの3Dメガネをかけて視聴するという工夫が凝らされた。
イベントにはソニー(株)会長 兼 社長 CEOのハワード・ストリンガー氏が出席し、同社の3D戦略と多彩な3D対応の商品群を紹介した。
■SXRDプロジェクターやVAIOなど3D対応機器を拡充
別項でお伝えしたように、独自のSXRDを表示デバイスに用いたホーム用の3Dプロジェクターが欧州で11月に発売されることが明らかにされた。また3D対応のノートPC VAIOが来春の世界市場における発売を目指して開発されていることも発表され、イベントには試作機の展示が行われている。4倍速駆動のフルHD液晶パネルを搭載し、Blu-ray 3D再生に対応するPC商品の発表は今回が初めてとなる。フレームシーケンシャル方式での3D表示をはじめ、2D/3Dリアルタイム変換も可能になる予定だという。
またヨーロッパでのソニー3D商品購入者向けの特典として、SPEの作品「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」の3Dエンハンスト・エディションや、ディズニー「アリス・イン・ワンダーランド3D」のタイトルが用意されることもストリンガー氏は明らかにした。
■PlayStation 3のBlu-ray 3D再生対応アップデートを10月末までに実施
家庭用ゲーム機「PlayStation 3」に関連するトピックスとしては、本体ファームウェアソフトのアップデートによる「Blu-ray 3D」タイトルの再生対応が、今年の10月末までに実施されることが公表された。なおHDMI ver.1.3の端子を搭載する本機が、Blu-ray 3Dの再生にどのようなかたちで対応するのかについては、本日のプレスカンファレンスでは明らかにされなかったため、3日以降のブース取材にて詳細をお伝えしたい。
なお、ストリンガー氏のプレゼンテーションでは、ステージ上の巨大な280インチのLED 3Dスクリーンに、2010 FIFAワールドカップ アフリカ大会や2010マスターズ・ゴルフトーナメントを3Dで収録したデモ映像や3Dゲームの映像など、同社の豊富な3Dコンテンツの映像も映し出された。
またプレゼンテーションの締めくくりにはピアニストのラン・ラン氏が登場し、ライブ演奏の模様を3Dで上映するデモも行われた。
ラン・ラン氏は「ソニー製品はテレビやバイオ、もともと大好きだった。ソニーの技術によって、私たち音楽家の演奏が3D映像とともに紹介されるのはとてもエキサイティングなこと。本物のコンサートが我が家にやってくるような体験がかなえられるはず。3Dのテクノロジーが、オーディエンスと演奏者を近づけてくれるだろう」と期待をあらわにした。
■VODサービス「Qriocity」を秋にヨーロッパで展開
続いて登壇したソニー・ヨーロッパ社プレジデントの西田不二夫氏は、2010年4月にアメリカで開始された同社のネットワーク対応商品向けのVODサービス「Video On Demand powered by Qriocity(キュリオシティ)」を、ヨーロッパにて今秋より、英/独/仏/伊/西の5カ国へ展開することも発表された。
「Video On Demand powered by Qriocity」は同社のBRAVIAやBDレコーダー、BDシアターシステムなどのネットワークサービス対応モデル、およびPS3、VAIOで楽しむことができる、ストリーミングベースの動画配信サービスだ。
ハリウッド系のメジャータイトルを中心とした映画作品などが楽しめ、ハイビジョンの高画質コンテンツも用意される。ヨーロッパで実施されるサービスの価格体系や運営方法などについては本日明らかにされなかったが、決定次第別途機会にて発表が行われる予定であるという。
また同じプラットフォーム上に展開される、クラウドベースのストリーミング形式による音楽配信サービス「Music Unlimited powered by Qriocity」の導入も年内に行われる予定であるという。本件についてはストリーミング配信のほか、楽曲のアップ/ダウンロードが可能になるかといった運用面や、サービスインされる地域や方法などの詳細は明らかにされなかった。
その他にも、ソニーがヨーロッパで展開される3D対応のBDプレーヤーやBDシアターシステム、デジタル一眼レフカメラ“αシリーズ”や“NEXシリーズ”、電子書籍端末“Reader”などの新商品やインターネットテレビに関する展示などが紹介された。同社新製品の詳しい紹介は3日のブースレポートでお届けしたい。
プレスカンファレンスの模様は、同社の3D対応放送機器で撮影された映像を、会場に用意された280インチのLED 3Dスクリーンを使ってリアルタイム上映され、参加したジャーナリストはパッシブタイプの3Dメガネをかけて視聴するという工夫が凝らされた。
イベントにはソニー(株)会長 兼 社長 CEOのハワード・ストリンガー氏が出席し、同社の3D戦略と多彩な3D対応の商品群を紹介した。
■SXRDプロジェクターやVAIOなど3D対応機器を拡充
別項でお伝えしたように、独自のSXRDを表示デバイスに用いたホーム用の3Dプロジェクターが欧州で11月に発売されることが明らかにされた。また3D対応のノートPC VAIOが来春の世界市場における発売を目指して開発されていることも発表され、イベントには試作機の展示が行われている。4倍速駆動のフルHD液晶パネルを搭載し、Blu-ray 3D再生に対応するPC商品の発表は今回が初めてとなる。フレームシーケンシャル方式での3D表示をはじめ、2D/3Dリアルタイム変換も可能になる予定だという。
またヨーロッパでのソニー3D商品購入者向けの特典として、SPEの作品「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」の3Dエンハンスト・エディションや、ディズニー「アリス・イン・ワンダーランド3D」のタイトルが用意されることもストリンガー氏は明らかにした。
■PlayStation 3のBlu-ray 3D再生対応アップデートを10月末までに実施
家庭用ゲーム機「PlayStation 3」に関連するトピックスとしては、本体ファームウェアソフトのアップデートによる「Blu-ray 3D」タイトルの再生対応が、今年の10月末までに実施されることが公表された。なおHDMI ver.1.3の端子を搭載する本機が、Blu-ray 3Dの再生にどのようなかたちで対応するのかについては、本日のプレスカンファレンスでは明らかにされなかったため、3日以降のブース取材にて詳細をお伝えしたい。
なお、ストリンガー氏のプレゼンテーションでは、ステージ上の巨大な280インチのLED 3Dスクリーンに、2010 FIFAワールドカップ アフリカ大会や2010マスターズ・ゴルフトーナメントを3Dで収録したデモ映像や3Dゲームの映像など、同社の豊富な3Dコンテンツの映像も映し出された。
またプレゼンテーションの締めくくりにはピアニストのラン・ラン氏が登場し、ライブ演奏の模様を3Dで上映するデモも行われた。
ラン・ラン氏は「ソニー製品はテレビやバイオ、もともと大好きだった。ソニーの技術によって、私たち音楽家の演奏が3D映像とともに紹介されるのはとてもエキサイティングなこと。本物のコンサートが我が家にやってくるような体験がかなえられるはず。3Dのテクノロジーが、オーディエンスと演奏者を近づけてくれるだろう」と期待をあらわにした。
■VODサービス「Qriocity」を秋にヨーロッパで展開
続いて登壇したソニー・ヨーロッパ社プレジデントの西田不二夫氏は、2010年4月にアメリカで開始された同社のネットワーク対応商品向けのVODサービス「Video On Demand powered by Qriocity(キュリオシティ)」を、ヨーロッパにて今秋より、英/独/仏/伊/西の5カ国へ展開することも発表された。
「Video On Demand powered by Qriocity」は同社のBRAVIAやBDレコーダー、BDシアターシステムなどのネットワークサービス対応モデル、およびPS3、VAIOで楽しむことができる、ストリーミングベースの動画配信サービスだ。
ハリウッド系のメジャータイトルを中心とした映画作品などが楽しめ、ハイビジョンの高画質コンテンツも用意される。ヨーロッパで実施されるサービスの価格体系や運営方法などについては本日明らかにされなかったが、決定次第別途機会にて発表が行われる予定であるという。
また同じプラットフォーム上に展開される、クラウドベースのストリーミング形式による音楽配信サービス「Music Unlimited powered by Qriocity」の導入も年内に行われる予定であるという。本件についてはストリーミング配信のほか、楽曲のアップ/ダウンロードが可能になるかといった運用面や、サービスインされる地域や方法などの詳細は明らかにされなかった。
その他にも、ソニーがヨーロッパで展開される3D対応のBDプレーヤーやBDシアターシステム、デジタル一眼レフカメラ“αシリーズ”や“NEXシリーズ”、電子書籍端末“Reader”などの新商品やインターネットテレビに関する展示などが紹介された。同社新製品の詳しい紹介は3日のブースレポートでお届けしたい。