「TSUTAYA GALAPAGOS」の詳細も明らかに
シャープ、タブレット「GALAPAGOS」を12月10日発売 − 直販のみで5.5型は39,800円、10.8型は54,800円
シャープは、以前から発売を告知していたタブレット型端末“GALAPAGOS”を正式発表した。12月3日に予約受付を開始し、12月10日に発売する。
発売するのは5.5型のモバイルモデル「EB-W51GJ」と、10.8型のホームモデル「EB-WX1GJ」の2機種。価格は以下の通り。
・5.5型「EB-W51GJ」¥39,800(税込)
・10.8型「EB-WX1GJ」¥54,800(税込)
なお両機は量販店にもデモ機などを展示するが、量販店で直接購入することはできない。購入は直接シャープに申し込む必要がある。
購入には、申込書を郵送で送る方法と、ウェブサイトの「シャープメディアタブレットストア」で申し込む方法の2種類が用意されている。端末の支払い方法はクレジットカードまたは代金引換払いの2種類。
タブレットが手元に届いたら、まず無線LAN設定などの初期設定を行う。その上で、端末と同時に送られるID/パスワードを入力して、端末をアクティベートすると使用が可能になる。
GALAPAGOSのIDの仕組みは「Apple ID」に近いもので、購入したコンテンツなどはこのIDに紐付けられる。同じIDを登録した複数台のGALAPAGOS端末で、コンテンツを共有することも可能。なお、コンテンツの初回購入時にクレジットカードの登録が必要となる。
■サイズや質量、バッテリー持続時間などが明らかに
液晶ディスプレイの画面解像度は5.5型が1,024×600ドット、10.8型が1,366×800ドット。ともにカラー液晶で、65,536色表示に対応。バックライトはLEDを採用する。パネル表面は光沢処理。なお本体色は、5.5型がレッドとシルバーの2色、10.8型はブラックの1色のみとなる。
OSは「Linuxベース」とされており、AndroidのCompatibility Testを受けたものではない。来春に予定されている動画コンテンツの配信開始時などにあわせ、機能増強を図るためのファームウェアアップデートを随時行っていくという。
本体に内蔵した通信機能はWi-Fiのみで、IEEE802.11b/gに対応。AOSSやWPSにも対応している。
これまでサイズや質量などは非公開だったが、今回正式に発表された。5.5型の外形寸法は92W×167H×12.9Dmm、質量が約220g。10.5型は177W×286H×14.7Dmm、質量は約765gとなる。
バッテリー持続時間は5.5型が約7時間、10.8型が約10.5時間で、これはバックライトの光量を落とした省電力モード時の数値だ。充電時間は5.5型が約2.5時間で、10.8型が約7時間。本体にはACアダプターも付属する。
ディスプレイの下にはハードウェアボタンを装備。バックボタンとホームボタンのほか、5.5型のモバイルタイプにはトラックボールを搭載し、マウスのようなポインタ操作が行えるほか、端末の下を持ち、片手でページ送りを行うなどといった使い方ができる。
またmicroSDメモリーカードスロットも装備し、32GBまでのmicroSDに対応する。後述するように、コンテンツを複数のmicroSDに分類して整理することもできる。なお両機には8GBのmicroSDメモリーカードスロットが付属。8GBの場合、新聞(朝夕刊合計)で約1年分、標準的な雑誌で約3年分以上、また書籍の場合は1万冊以上の保存ができるという。
音声面では3.5mmステレオミニのヘッドホン出力端子を装備。モノラルスピーカーも内蔵している。
■Wi-Fi経由で最新号を自動取得
本機の特徴の一つが、Wi-Fiによって情報が自動的にプッシュされること。新聞や雑誌の定期購読を行っている場合、最新号が自動的に手元の端末に届くほか、おすすめの本の体験版やチラシ、広告も無料でプッシュ配信される。
サーバーへのコンテンツ更新確認を自動的に行う時間帯は、新聞の朝刊を取得するため、1回目は朝3時から4時の間、2回目は朝5時から5時50分の間に行う。3回目は夕刊を取得するタイミングとなる、夕方4時30分から5時20分の間だ。そのほか、ユーザーが任意に設定した時間で処理を実行させることも可能。手動で更新確認を行うこともできる。
本体にはホームアプリとして「デスク」が用意されている。「未読・おすすめ」「最近読んだ本」「お気に入り」「定期購読」の4つの棚が用意され、それぞれのコンテンツが一覧表示される。
また、蔵書を一元管理する「ブックシェルフ」機能も装備。タイトル別、著者別、PCで取り込んだコンテンツ一覧など、コンテンツの種類に応じて自動的に分類表示する機能で、これにより大量のコンテンツを内蔵している場合でもスムーズに読書が行える。
■XMDF/TXT/PDFの表示に対応。カード内の音声/動画再生は行えず
読書端末として、現時点で本機で表示できるのはXMDF/TXT/PDF形式のみ。ただし今後、TSUTAYA GALAPAGOSストアでの取り扱いフォーマット拡充に合わせ、対応フォーマットが拡充される可能もある。
なお、現在のところmicroSD内の音声ファイルや動画ファイルの再生を行うことはできない。
書籍ビューワーとしての特徴は、同社が独自開発した独自フォーマット「次世代XMDF」に対応したこと。動画や音声を埋め込むことができるほか、レイアウトを変更せずに本文だけ拡大したり、図や本文だけを見やすく表示することもできる。
コンテンツ本文中の辞書検索も利用可能で、「明鏡国語辞典MX」「ジーニアス英和MX」「ジーニアス和英MX」が内蔵されている。なお、辞書機能のみの単独起動は行えず、一度の検索で選択できる文字数は20文字までとなる。
またマーカー機能も備え、画面を長押しして文字を選択することで、重要な箇所をマーキングできる。マーカーした箇所を一覧から呼び出すことも可能だ。
なお日本語入力は、テンキー入力やQWERTYキー入力のほか、手書き入力もサポートしている。
■Flash対応のウェブブラウザーを搭載
読書以外の機能では、本体にウェブブラウザーを搭載。マルチタッチに対応しているほか、Flash Lite 4も搭載し、Flashを使ったサイトも閲覧可能。ただしH.264動画には対応しておらず、YouTubeなどは見られない。
SNS対応アプリも備え、Twitterやmixiに対応。これによりブラウザを起動せずに投稿やツイートが行える。そのほか、全21タイトルのゲームを1パックにしたオリジナルゲームパックもプリインストールされている。
なおアプリケーションランチャーには、ウェブサイトへのショートカットをアイコンとして置いておくこともできる。
■PCとの連携機能も用意
Windows 7/Vista/XP対応のPCアプリケーションソフト「GALAPAGOS STATION」も用意する。Mac版は用意されていない。
GALAPAGOS端末を、同ソフトをインストールしたPCに接続すると、自動的に端末でダウンロードしたコンテンツをPCにバックアップする。さらにコンテンツ一括管理できるのはもちろん、本の評価をしたり、書評を書き込む機能なども備えている。
なお端末との同期機能では、プリンタドライバー型のツールを用いて、画像形式のXMDFファイルに変換することも可能。たとえばJPEG画像やOffice書類をXMDFに変換し、持ち出すなどへの用途を想定している。
さらに同ソフトには書籍ストア機能も用意。PCでストアにアクセスし、書籍を購入することも可能だ。ただしサービスイン当初はPCで購入できるコンテンツは一般書籍に限られ、雑誌などの購入は出来ない。また購入前にPC上で試し読みもできるが、これもコンテンツによってはできないものもある。
■書籍ストア「TSUTAYA GALAPAGOS」
書籍ストアは「TSUTAYA GALAPAGOS」という名称で、GALAPAGOS端末から直接アクセスし、書籍や雑誌の購入、ダウンロードが行える。サービス開始は端末の発売と同日の12月10日だ。
新聞は「日本経済新聞 電子版」「Mainichi iTimes」「西日本新聞 超特Q」の3紙からスタート。スポニチも2011年1月から購入できるようになる予定。定期購読価格は日経が月額4,000円で、それ以外の3紙は月額525円となる。
雑誌については5大ビジネス誌を網羅し、定期購読にも対応。6ヶ月以上の定期購読を行った場合は、単品で購入する場合よりも1冊あたりの価格が割り引かれる。たとえば「週刊ダイヤモンド Digital」の場合、単品価格は1冊500円だが、定期購読の割引価格は1冊400円となる。
そのほか一般書籍は、スタート時に約20,000冊のラインナップを用意。ジャンルは20に分けられている。
ストアは「おすすめ」「カテゴリ」「その他」の3つのメニューを用意。さらに「おすすめ」内にはニーズやライフスタイルで書籍を分類した「スクエア」も用意。丸の内や白金、神田など、街をイメージして、それぞれにおすすめのコンテンツを紹介する。
また「おすすめ」内には特集コーナーも用意。様々な特集を通してユーザーと本との出会いを広げるという。
【問い合わせ先】
シャープメディアタブレットストア
TEL/0120-303-716
発売するのは5.5型のモバイルモデル「EB-W51GJ」と、10.8型のホームモデル「EB-WX1GJ」の2機種。価格は以下の通り。
・5.5型「EB-W51GJ」¥39,800(税込)
・10.8型「EB-WX1GJ」¥54,800(税込)
なお両機は量販店にもデモ機などを展示するが、量販店で直接購入することはできない。購入は直接シャープに申し込む必要がある。
購入には、申込書を郵送で送る方法と、ウェブサイトの「シャープメディアタブレットストア」で申し込む方法の2種類が用意されている。端末の支払い方法はクレジットカードまたは代金引換払いの2種類。
タブレットが手元に届いたら、まず無線LAN設定などの初期設定を行う。その上で、端末と同時に送られるID/パスワードを入力して、端末をアクティベートすると使用が可能になる。
GALAPAGOSのIDの仕組みは「Apple ID」に近いもので、購入したコンテンツなどはこのIDに紐付けられる。同じIDを登録した複数台のGALAPAGOS端末で、コンテンツを共有することも可能。なお、コンテンツの初回購入時にクレジットカードの登録が必要となる。
■サイズや質量、バッテリー持続時間などが明らかに
液晶ディスプレイの画面解像度は5.5型が1,024×600ドット、10.8型が1,366×800ドット。ともにカラー液晶で、65,536色表示に対応。バックライトはLEDを採用する。パネル表面は光沢処理。なお本体色は、5.5型がレッドとシルバーの2色、10.8型はブラックの1色のみとなる。
OSは「Linuxベース」とされており、AndroidのCompatibility Testを受けたものではない。来春に予定されている動画コンテンツの配信開始時などにあわせ、機能増強を図るためのファームウェアアップデートを随時行っていくという。
本体に内蔵した通信機能はWi-Fiのみで、IEEE802.11b/gに対応。AOSSやWPSにも対応している。
これまでサイズや質量などは非公開だったが、今回正式に発表された。5.5型の外形寸法は92W×167H×12.9Dmm、質量が約220g。10.5型は177W×286H×14.7Dmm、質量は約765gとなる。
バッテリー持続時間は5.5型が約7時間、10.8型が約10.5時間で、これはバックライトの光量を落とした省電力モード時の数値だ。充電時間は5.5型が約2.5時間で、10.8型が約7時間。本体にはACアダプターも付属する。
ディスプレイの下にはハードウェアボタンを装備。バックボタンとホームボタンのほか、5.5型のモバイルタイプにはトラックボールを搭載し、マウスのようなポインタ操作が行えるほか、端末の下を持ち、片手でページ送りを行うなどといった使い方ができる。
またmicroSDメモリーカードスロットも装備し、32GBまでのmicroSDに対応する。後述するように、コンテンツを複数のmicroSDに分類して整理することもできる。なお両機には8GBのmicroSDメモリーカードスロットが付属。8GBの場合、新聞(朝夕刊合計)で約1年分、標準的な雑誌で約3年分以上、また書籍の場合は1万冊以上の保存ができるという。
音声面では3.5mmステレオミニのヘッドホン出力端子を装備。モノラルスピーカーも内蔵している。
■Wi-Fi経由で最新号を自動取得
本機の特徴の一つが、Wi-Fiによって情報が自動的にプッシュされること。新聞や雑誌の定期購読を行っている場合、最新号が自動的に手元の端末に届くほか、おすすめの本の体験版やチラシ、広告も無料でプッシュ配信される。
サーバーへのコンテンツ更新確認を自動的に行う時間帯は、新聞の朝刊を取得するため、1回目は朝3時から4時の間、2回目は朝5時から5時50分の間に行う。3回目は夕刊を取得するタイミングとなる、夕方4時30分から5時20分の間だ。そのほか、ユーザーが任意に設定した時間で処理を実行させることも可能。手動で更新確認を行うこともできる。
本体にはホームアプリとして「デスク」が用意されている。「未読・おすすめ」「最近読んだ本」「お気に入り」「定期購読」の4つの棚が用意され、それぞれのコンテンツが一覧表示される。
また、蔵書を一元管理する「ブックシェルフ」機能も装備。タイトル別、著者別、PCで取り込んだコンテンツ一覧など、コンテンツの種類に応じて自動的に分類表示する機能で、これにより大量のコンテンツを内蔵している場合でもスムーズに読書が行える。
■XMDF/TXT/PDFの表示に対応。カード内の音声/動画再生は行えず
読書端末として、現時点で本機で表示できるのはXMDF/TXT/PDF形式のみ。ただし今後、TSUTAYA GALAPAGOSストアでの取り扱いフォーマット拡充に合わせ、対応フォーマットが拡充される可能もある。
なお、現在のところmicroSD内の音声ファイルや動画ファイルの再生を行うことはできない。
書籍ビューワーとしての特徴は、同社が独自開発した独自フォーマット「次世代XMDF」に対応したこと。動画や音声を埋め込むことができるほか、レイアウトを変更せずに本文だけ拡大したり、図や本文だけを見やすく表示することもできる。
コンテンツ本文中の辞書検索も利用可能で、「明鏡国語辞典MX」「ジーニアス英和MX」「ジーニアス和英MX」が内蔵されている。なお、辞書機能のみの単独起動は行えず、一度の検索で選択できる文字数は20文字までとなる。
またマーカー機能も備え、画面を長押しして文字を選択することで、重要な箇所をマーキングできる。マーカーした箇所を一覧から呼び出すことも可能だ。
なお日本語入力は、テンキー入力やQWERTYキー入力のほか、手書き入力もサポートしている。
■Flash対応のウェブブラウザーを搭載
読書以外の機能では、本体にウェブブラウザーを搭載。マルチタッチに対応しているほか、Flash Lite 4も搭載し、Flashを使ったサイトも閲覧可能。ただしH.264動画には対応しておらず、YouTubeなどは見られない。
SNS対応アプリも備え、Twitterやmixiに対応。これによりブラウザを起動せずに投稿やツイートが行える。そのほか、全21タイトルのゲームを1パックにしたオリジナルゲームパックもプリインストールされている。
なおアプリケーションランチャーには、ウェブサイトへのショートカットをアイコンとして置いておくこともできる。
■PCとの連携機能も用意
Windows 7/Vista/XP対応のPCアプリケーションソフト「GALAPAGOS STATION」も用意する。Mac版は用意されていない。
GALAPAGOS端末を、同ソフトをインストールしたPCに接続すると、自動的に端末でダウンロードしたコンテンツをPCにバックアップする。さらにコンテンツ一括管理できるのはもちろん、本の評価をしたり、書評を書き込む機能なども備えている。
なお端末との同期機能では、プリンタドライバー型のツールを用いて、画像形式のXMDFファイルに変換することも可能。たとえばJPEG画像やOffice書類をXMDFに変換し、持ち出すなどへの用途を想定している。
さらに同ソフトには書籍ストア機能も用意。PCでストアにアクセスし、書籍を購入することも可能だ。ただしサービスイン当初はPCで購入できるコンテンツは一般書籍に限られ、雑誌などの購入は出来ない。また購入前にPC上で試し読みもできるが、これもコンテンツによってはできないものもある。
■書籍ストア「TSUTAYA GALAPAGOS」
書籍ストアは「TSUTAYA GALAPAGOS」という名称で、GALAPAGOS端末から直接アクセスし、書籍や雑誌の購入、ダウンロードが行える。サービス開始は端末の発売と同日の12月10日だ。
新聞は「日本経済新聞 電子版」「Mainichi iTimes」「西日本新聞 超特Q」の3紙からスタート。スポニチも2011年1月から購入できるようになる予定。定期購読価格は日経が月額4,000円で、それ以外の3紙は月額525円となる。
雑誌については5大ビジネス誌を網羅し、定期購読にも対応。6ヶ月以上の定期購読を行った場合は、単品で購入する場合よりも1冊あたりの価格が割り引かれる。たとえば「週刊ダイヤモンド Digital」の場合、単品価格は1冊500円だが、定期購読の割引価格は1冊400円となる。
そのほか一般書籍は、スタート時に約20,000冊のラインナップを用意。ジャンルは20に分けられている。
ストアは「おすすめ」「カテゴリ」「その他」の3つのメニューを用意。さらに「おすすめ」内にはニーズやライフスタイルで書籍を分類した「スクエア」も用意。丸の内や白金、神田など、街をイメージして、それぞれにおすすめのコンテンツを紹介する。
また「おすすめ」内には特集コーナーも用意。様々な特集を通してユーザーと本との出会いを広げるという。
【問い合わせ先】
シャープメディアタブレットストア
TEL/0120-303-716
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- ブランドSHARP
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- 発売日2010年12月10日
- 価格¥39,800(税込)
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