“森の声”をリアルタイムで配信するサービスも
JVCケンウッド、“森との共生”を掲げた木枠状のBluetoothスピーカー2機種
(株)JVCケンウッドは、木を使ったユニークなBluetoothスピーカー2機種を3月中旬より発売する。
“フォレストノーツ” YG-FA30HV ¥OPEN(予想実売価格320,000円前後)
“フォレストノーツ ミニ” YG-FA2HV ¥OPEN(予想実売価格60,000円前後)
今回発表された2機種は、「商品を通じて“森・自然の存在”を常に傍らに感じていられる空間を提案すること」をコンセプトにした“Forest Notes”シリーズの第1弾製品。販売は直販サイト「ビクターダイレクト」で行われる。通常の音楽再生ではなく、自然音の再生に最適化されたスピーカーであることがひとつめの大きな特徴だ。
ふたつめの大きな特徴は、その外観。ワイヤレススピーカーのため、ターミナルやケーブルなども見えず、一見すると「ただの正方形の木枠」にしか見えない。このユニークなキャビネットに、“フォレストノーツ”は2基、“フォレストノーツ ミニ”は1基のエキサイターを搭載。キャビネット全体を振動させることで、さまざまな方向に広がる自然な音を再生する。スピーカー出力は、“フォレストノーツ”が1W+1W、“フォレストノーツ ミニ”が1W。
キャビネットにはさらにBluetoothレシーバーとリチウムイオンバッテリーも内蔵。PCやスマホ、iPhone/iPadなどとペアリングして音再生を行う。Bluetooth ver.2.1+EDR規格に準拠しており、対応プロファイルはA2DP。AACやaptXには非対応となる。最大通信距離は約30m。約6.5時間の充電で約7時間(“フォレストノーツ”)/約10時間(“フォレストノーツ ミニ”)の連続音楽再生が可能だ。Bluetoothレシーバー部には3.5mmステレオミニジャックも用意され、ソース機器との有線接続も行える。
なおキャビネットは国産の無垢栗材製で、天然オイル仕上げが施されしっとりと心地よい手触り。木工技術に定評があるという飛騨高山の家具メーカー「オークヴィレッジ」が製作している。釘やネジを使わない伝統工法の接合技術を用い、高い強度とデザイン性を実現している点がアピールされている。
“森の声”をリアルタイムで届ける配信サービスも開始
2製品の発売にあわせて、森の音を楽しめる定額制の“Forest Notes”ライブ配信サービスもスタートする。これは岐阜県・飛騨高山と宮崎県・諸塚村の森に設置したマイクが集めた音を配信するもの。24時間・365日リアルタイムストリーミングのほか、アーカイブ配信も用意。音の動きの少ない冬なども楽しめる。配信されるアーカイブファイルは、10分程度のものを各集音ポイントごとに3つ、計6つ揃えているとのことだ。
ライブ/アーカイブどちらも配信形式はMP3で、「高音質プラン(320kbps)」(月額980円・税込)と「標準プラン(128kbps)」(月額490円・税込)を用意。加入月は無料で、翌月1日から有料となる。
なおこの配信サービスは、“Forest Notes”のスピーカーを持っていないユーザーでも利用できる。お手持ちの通常スピーカーで、森の音に癒されることも可能だ。
森との共生を表現。感性を育む「センスウェア」
同社は本日「JVCケンウッド丸の内ショールーム」にて発表会を開催した。
冒頭登場したJVCケンウッド ホーム&モバイル事業グループ 融合事業推進部長の林 和喜氏は、「JVCケンウッドは音響機器メーカーとして様々な製品を世に送り出して来た。これからの新事業のキーワードとして、“人間の五感を刺激し感性を拡張すること”、そして“世界中の人々が地球を自然に意識し、つながりを感じ、毎日を楽しく生活している世界の創出”を掲げていく。“Forest Notes”は音で空間をデザインし、五感を調律する製品。JVCケンウッドにとって新しいチャレンジとなるが、ぜひご期待いただきたい」と語った。
デザインを担当した(株)ケンウッドデザイン コンシューマーデザインスタジオ デディケイテッド プロジェクトリーダーの柳沼広紀氏は、“Forest Notes”シリーズを「森への入口」と語る。「中心の空洞を通して、森につながっているイメージ。自然の素晴らしさ・不思議さを感じる感性を育む、『ハードウェア』『ソフトウェア』ならぬ『センスウェア』を目指した」と話す柳沼氏。ユニークなデザインは、何度も飛騨高山に足を運び、ワークショップを通じて、森の役割や伝統工芸について理解を深めながら決定した。たとえば“フォレストノーツ”の容量は30リットル。これは、平均的な一本の木が1日あたりにつくり出す酸素の量を表現しており、「森の役割を『見える化』」したものなのだという。
発表会には、製作を手掛ける飛騨高山の家具メーカー「オークヴィレッジ」代表の稲本 正氏も登場。「“Forest Notes”シリーズを実際に体験した方が『空洞から、その森で起こっている音がリアルタイムで聞こえてくるなんて、まるで“どこでもドア”みたいですね』と言っていた。“Forest Notes”シリーズは、ただ“音が出るだけのもの”ではなく、心を和らげてくれるものだと思う。森の音と香りで、疲れを癒していただけるのでは」と語っていた。
【問い合わせ先】
JVCケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL/0120-2727-87
TEL/045-450-8950
“フォレストノーツ” YG-FA30HV ¥OPEN(予想実売価格320,000円前後)
“フォレストノーツ ミニ” YG-FA2HV ¥OPEN(予想実売価格60,000円前後)
今回発表された2機種は、「商品を通じて“森・自然の存在”を常に傍らに感じていられる空間を提案すること」をコンセプトにした“Forest Notes”シリーズの第1弾製品。販売は直販サイト「ビクターダイレクト」で行われる。通常の音楽再生ではなく、自然音の再生に最適化されたスピーカーであることがひとつめの大きな特徴だ。
ふたつめの大きな特徴は、その外観。ワイヤレススピーカーのため、ターミナルやケーブルなども見えず、一見すると「ただの正方形の木枠」にしか見えない。このユニークなキャビネットに、“フォレストノーツ”は2基、“フォレストノーツ ミニ”は1基のエキサイターを搭載。キャビネット全体を振動させることで、さまざまな方向に広がる自然な音を再生する。スピーカー出力は、“フォレストノーツ”が1W+1W、“フォレストノーツ ミニ”が1W。
キャビネットにはさらにBluetoothレシーバーとリチウムイオンバッテリーも内蔵。PCやスマホ、iPhone/iPadなどとペアリングして音再生を行う。Bluetooth ver.2.1+EDR規格に準拠しており、対応プロファイルはA2DP。AACやaptXには非対応となる。最大通信距離は約30m。約6.5時間の充電で約7時間(“フォレストノーツ”)/約10時間(“フォレストノーツ ミニ”)の連続音楽再生が可能だ。Bluetoothレシーバー部には3.5mmステレオミニジャックも用意され、ソース機器との有線接続も行える。
なおキャビネットは国産の無垢栗材製で、天然オイル仕上げが施されしっとりと心地よい手触り。木工技術に定評があるという飛騨高山の家具メーカー「オークヴィレッジ」が製作している。釘やネジを使わない伝統工法の接合技術を用い、高い強度とデザイン性を実現している点がアピールされている。
“森の声”をリアルタイムで届ける配信サービスも開始
2製品の発売にあわせて、森の音を楽しめる定額制の“Forest Notes”ライブ配信サービスもスタートする。これは岐阜県・飛騨高山と宮崎県・諸塚村の森に設置したマイクが集めた音を配信するもの。24時間・365日リアルタイムストリーミングのほか、アーカイブ配信も用意。音の動きの少ない冬なども楽しめる。配信されるアーカイブファイルは、10分程度のものを各集音ポイントごとに3つ、計6つ揃えているとのことだ。
ライブ/アーカイブどちらも配信形式はMP3で、「高音質プラン(320kbps)」(月額980円・税込)と「標準プラン(128kbps)」(月額490円・税込)を用意。加入月は無料で、翌月1日から有料となる。
なおこの配信サービスは、“Forest Notes”のスピーカーを持っていないユーザーでも利用できる。お手持ちの通常スピーカーで、森の音に癒されることも可能だ。
森との共生を表現。感性を育む「センスウェア」
同社は本日「JVCケンウッド丸の内ショールーム」にて発表会を開催した。
冒頭登場したJVCケンウッド ホーム&モバイル事業グループ 融合事業推進部長の林 和喜氏は、「JVCケンウッドは音響機器メーカーとして様々な製品を世に送り出して来た。これからの新事業のキーワードとして、“人間の五感を刺激し感性を拡張すること”、そして“世界中の人々が地球を自然に意識し、つながりを感じ、毎日を楽しく生活している世界の創出”を掲げていく。“Forest Notes”は音で空間をデザインし、五感を調律する製品。JVCケンウッドにとって新しいチャレンジとなるが、ぜひご期待いただきたい」と語った。
デザインを担当した(株)ケンウッドデザイン コンシューマーデザインスタジオ デディケイテッド プロジェクトリーダーの柳沼広紀氏は、“Forest Notes”シリーズを「森への入口」と語る。「中心の空洞を通して、森につながっているイメージ。自然の素晴らしさ・不思議さを感じる感性を育む、『ハードウェア』『ソフトウェア』ならぬ『センスウェア』を目指した」と話す柳沼氏。ユニークなデザインは、何度も飛騨高山に足を運び、ワークショップを通じて、森の役割や伝統工芸について理解を深めながら決定した。たとえば“フォレストノーツ”の容量は30リットル。これは、平均的な一本の木が1日あたりにつくり出す酸素の量を表現しており、「森の役割を『見える化』」したものなのだという。
発表会には、製作を手掛ける飛騨高山の家具メーカー「オークヴィレッジ」代表の稲本 正氏も登場。「“Forest Notes”シリーズを実際に体験した方が『空洞から、その森で起こっている音がリアルタイムで聞こえてくるなんて、まるで“どこでもドア”みたいですね』と言っていた。“Forest Notes”シリーズは、ただ“音が出るだけのもの”ではなく、心を和らげてくれるものだと思う。森の音と香りで、疲れを癒していただけるのでは」と語っていた。
【問い合わせ先】
JVCケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL/0120-2727-87
TEL/045-450-8950
- ジャンルスピーカーシステム
- ブランドFOREST NOTES
- 型番YG-FA30HV
- 発売日2013年3月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格320,000円前後)
【SPEC】●外形寸法:310W×310H×310Dmm ●質量:約4.0kg
<アンプ・スピーカー部>●実用最大出力:1W+1W(2ch LR) ●ライン入力:3.5mmステレオミニジャック ●スピーカー:エキサイター×2
<Bluetooth部>●規格:Bluetooth ver.2.1+EDR ●プロファイル:A2DP ●最大通信距離:約30m
<アンプ・スピーカー部>●実用最大出力:1W+1W(2ch LR) ●ライン入力:3.5mmステレオミニジャック ●スピーカー:エキサイター×2
<Bluetooth部>●規格:Bluetooth ver.2.1+EDR ●プロファイル:A2DP ●最大通信距離:約30m
- ジャンルスピーカーシステム
- ブランドFOREST NOTES
- 型番YG-FA2HV
- 発売日2013年3月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格60,000円前後)
【SPEC】●外形寸法:136W×136H×136Dmm ●質量:約0.6kg
<アンプ・スピーカー部>●実用最大出力:1W(1ch R) ●ライン入力:3.5mmステレオミニジャック ●スピーカー:エキサイター×1
<Bluetooth部>●規格:Bluetooth ver.2.1+EDR ●プロファイル:A2DP ●最大通信距離:約30m
<アンプ・スピーカー部>●実用最大出力:1W(1ch R) ●ライン入力:3.5mmステレオミニジャック ●スピーカー:エキサイター×1
<Bluetooth部>●規格:Bluetooth ver.2.1+EDR ●プロファイル:A2DP ●最大通信距離:約30m