ソニー、17cm距離から147インチ投写できる4Kレーザー光源プロジェクター

ソニーは、約17cmの距離から最大147インチの4K映像を投写できる超短焦点レーザー光源プロジェクター「VPL-GTZ1」を11月中旬に発売する。主に業務用にラインナップされるモデルで、価格はオープンだが、550万円前後での実売が予想される。

新開発の独自光学系システムにより、上述の通り約17cmの至近距離から最大147インチ映像の投写を実現したモデル。スクリーンの“ほぼ真下”から投写することが可能で、スクリーンに近づいても影が映り込まないため、狭い空間や人がスクリーン前を歩くような環境においても制約が少なく、投写用途を広げられる。また、スクリーン背面からの投写や天井吊り下げにも対応する。

パネル素子は0.74型4K SXRDパネルで、水平4,096×垂直2,160の4K解像度をサポート。「トリルミナス ディスプレイ」相当の広色域にも対応することにより、臨場感あふれる高精細な4K映像を実現するとしている。

投写レンズは約1.6倍ズームまで対応する電動ズームレンズを搭載しており、設置位置との組み合わせによって最小66インチから画面サイズを自在に選択できる。フォーカス調整およびコーナーコレクション調整とも電動で対応する。

レーザーダイオードを光源に使用してるため、ランプ交換が不要で長期間メンテナンスの必要がない。起動時のウォームアップの時間もかからず、電源オンボタンを押してから約12秒で素早く映像が投写できる。輝度は2,000ルーメン。

外形寸法は1250W×265H×535Dmm（ハンドル部含む）で、質量は約55kg（ハンドル装着時）。消費電力は520W。

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