4Kを“撮る”ソリューションが拡大
<CES>ソニー、光学20倍ズーム対応の4K“ハンディカム”や“アクションカム”の入門機
2016 International CESの本番前日に、ソニーはブースの一部をメディア向けに公開し、4K撮影に対応する“ハンディカム”「FDR-AX53」や、ウェアラブルカメラの“アクションカム”新製品「HDR-AS50R」を展示した。
■手軽に高画質な4K映像が撮れる“ハンディカム”「FDR-AX53」
民生用ビデオカメラ“ハンディカム”シリーズからは、4K/30p対応のコンパクトプレミアムモデル「FDR-AX53」が展示された。北米での販売価格は999ドル(約11.8万円)を見込む。本体カラーはブラック。北米で販売されている「FDR-AX33」の後継機種となるモデルで、日本モデルでは「FDR-AXP35」が最も近い比較対象機になりそうだ。なおAX53にはプロジェクターユニットは搭載されていない。
本体のサイズ感はほぼ前機種と変わらず。EVファインダーが採用されている。特徴は新開発の光学20倍ズームに対応するZEISSレンズを搭載した点と、前機種のAX33と比べて画素サイズを約1.6倍に拡大したイメージセンサー「Exmor R CMOSセンサー」が使われているところ。画角も4対3から16対9に変更された。動画有効画素は829万と変わらないが、総画素数を857万として画素ピッチを広げたことで、暗所でも明るく色鮮やかな動画撮影を実現している。
ハンドリングの面では、光学系全体の配置やバランスを、あたかも空間に浮いているように保つ「空間光学手ブレ補正」をブラッシュアップ。空間光学ユニットによる補正に、映像の動きから手ブレを解析して補正するインテリジェントアクティブモードを掛け合わせた。ブースで視聴できた比較映像では、新機種AX53では走りながら流し撮りしても画面がブレないほどの安定感を実現していることが確認できた。
オートフォーカスはリアルタイム制御により、さらに速く正確なフォーカシングを実現する「ファストインテリジェントAF」を新たに搭載。撮影時にズームやパンニングを行ったときにも被写体にすぐさまフォーカスが合わせられるようになった。
ほかにも本体のトップに内蔵するマイクの機構を見直して、従来は1方向からのみだった集音を5方向に対応させ、より立体的なサウンドを収録できるようにしている。XAVC Sフォーマットによる動画撮影、NFCやWi-Fi接続機能も組み込んだ。
フルHD対応までのコンパクトモデルも「HDR-CX675」と「HDR-CX455」が北米市場で販売を予定している。会場に展示されたモデルのカラーはいずれもブラック。5軸方向の手ブレ補正を可能にするインテリジェントアクティブモードに対応する空間光学手ブレ補正や、ファストインテリジェントAFを採用。どちらのモデルも液晶モニターのタッチパネル操作に対応した点が改良のポイントになる。
■“アクションカム”にエントリーモデルの「HDR-AS50」が登場
ウェアラブルタイプのビデオカメラ“アクションカム”シリーズは、特に北米市場で盛り上がりをみせる商品カテゴリーだ。ソニーではユーザー層の裾野をさらに広げるため、コンパクトでカジュアルな操作性を実現した新しいエントリーモデル「HDR-AS50R」をCESの会場でお披露目した。
本機は最大1080/60pまでの動画撮影に対応する16.8Mの「Exmor R CMOSセンサー」を搭載。XAVC Sフォーマットによるハイビットレート撮影にも対応する。
高精度な手ブレ補正機能を搭載し、本体の拡張性を高めてサイズを約30%小型化した新型のライブビューリモコンが同梱される。リモコンは付属のアタッチメントやリストバンドを使って、自転車のハンドルに装着したり、手首にスマートウォッチ感覚で身につけられる。本体側面には液晶モニターを搭載。ライブビューリモコンの液晶とともにメニュー項目をアイコン化して操作性を高めた。Wi-Fi対応に加えて、Bluetooth搭載としているので、スマホやタブレットにワイヤレスで接続してカメラの電源ON/OFFをリモコン操作ができるようになった。
水中での撮影が楽しめるよう、同梱のハウジング「MPK-UWH1」を装着して、防水60mまでの水中撮影に対応する。本体底部には三脚ねじ穴も付いているので、別途アダプターアクセサリーを使わずに三脚にセットできるようになった。
■手軽に高画質な4K映像が撮れる“ハンディカム”「FDR-AX53」
民生用ビデオカメラ“ハンディカム”シリーズからは、4K/30p対応のコンパクトプレミアムモデル「FDR-AX53」が展示された。北米での販売価格は999ドル(約11.8万円)を見込む。本体カラーはブラック。北米で販売されている「FDR-AX33」の後継機種となるモデルで、日本モデルでは「FDR-AXP35」が最も近い比較対象機になりそうだ。なおAX53にはプロジェクターユニットは搭載されていない。
本体のサイズ感はほぼ前機種と変わらず。EVファインダーが採用されている。特徴は新開発の光学20倍ズームに対応するZEISSレンズを搭載した点と、前機種のAX33と比べて画素サイズを約1.6倍に拡大したイメージセンサー「Exmor R CMOSセンサー」が使われているところ。画角も4対3から16対9に変更された。動画有効画素は829万と変わらないが、総画素数を857万として画素ピッチを広げたことで、暗所でも明るく色鮮やかな動画撮影を実現している。
ハンドリングの面では、光学系全体の配置やバランスを、あたかも空間に浮いているように保つ「空間光学手ブレ補正」をブラッシュアップ。空間光学ユニットによる補正に、映像の動きから手ブレを解析して補正するインテリジェントアクティブモードを掛け合わせた。ブースで視聴できた比較映像では、新機種AX53では走りながら流し撮りしても画面がブレないほどの安定感を実現していることが確認できた。
オートフォーカスはリアルタイム制御により、さらに速く正確なフォーカシングを実現する「ファストインテリジェントAF」を新たに搭載。撮影時にズームやパンニングを行ったときにも被写体にすぐさまフォーカスが合わせられるようになった。
ほかにも本体のトップに内蔵するマイクの機構を見直して、従来は1方向からのみだった集音を5方向に対応させ、より立体的なサウンドを収録できるようにしている。XAVC Sフォーマットによる動画撮影、NFCやWi-Fi接続機能も組み込んだ。
フルHD対応までのコンパクトモデルも「HDR-CX675」と「HDR-CX455」が北米市場で販売を予定している。会場に展示されたモデルのカラーはいずれもブラック。5軸方向の手ブレ補正を可能にするインテリジェントアクティブモードに対応する空間光学手ブレ補正や、ファストインテリジェントAFを採用。どちらのモデルも液晶モニターのタッチパネル操作に対応した点が改良のポイントになる。
■“アクションカム”にエントリーモデルの「HDR-AS50」が登場
ウェアラブルタイプのビデオカメラ“アクションカム”シリーズは、特に北米市場で盛り上がりをみせる商品カテゴリーだ。ソニーではユーザー層の裾野をさらに広げるため、コンパクトでカジュアルな操作性を実現した新しいエントリーモデル「HDR-AS50R」をCESの会場でお披露目した。
本機は最大1080/60pまでの動画撮影に対応する16.8Mの「Exmor R CMOSセンサー」を搭載。XAVC Sフォーマットによるハイビットレート撮影にも対応する。
高精度な手ブレ補正機能を搭載し、本体の拡張性を高めてサイズを約30%小型化した新型のライブビューリモコンが同梱される。リモコンは付属のアタッチメントやリストバンドを使って、自転車のハンドルに装着したり、手首にスマートウォッチ感覚で身につけられる。本体側面には液晶モニターを搭載。ライブビューリモコンの液晶とともにメニュー項目をアイコン化して操作性を高めた。Wi-Fi対応に加えて、Bluetooth搭載としているので、スマホやタブレットにワイヤレスで接続してカメラの電源ON/OFFをリモコン操作ができるようになった。
水中での撮影が楽しめるよう、同梱のハウジング「MPK-UWH1」を装着して、防水60mまでの水中撮影に対応する。本体底部には三脚ねじ穴も付いているので、別途アダプターアクセサリーを使わずに三脚にセットできるようになった。