パナソニックやシャープも出展
東京デザインウィーク開幕。ソニーが新コンセプトのウェアラブル端末「MOTION SONIC」発表。
アートや音楽など様々なクリエイティブ・コンテンツが集まる「東京デザインウィーク2016」前期日程が本日より開幕。AV機器メーカー関連では、ソニーが新たなウェアラブルデバイス「MOTION SONIC PROJECT」を披露するなどしている。
■ソニーの新ウェアラブルデバイス「MOTION SONIC PROJECT」
「MOTION SONIC PROJECT」は、小型の集音マイクやジャイロセンサーなどを内蔵したリストバンド型端末によって、装着者の動作の軌道や緩急、揺らぎなどの情報を高精度に取得。それらを波形データに変えてBluetoothでパソコンに送り、動きに合わせた音をスピーカーから出力する。
「身体感覚と音表現の完全なシンクロ」を目指しているとのことで、「カラダの動きを音に変える」「カラダの動きで音楽を操る」という2つの体験を生み出すアイテムの開発に取り組んでいるという。
なお「ビジネスやマーケティングとは一線を画したプロジェクトで、まずコンセプトを世間に提示して、どんなことができるかを実験している段階」とのことで、現時点で具体的な製品化予定などはない。
こうしたソニーの新コンセプト製品としては、電子ペーパー学習リモコン「HUIS」やアナログ時計スマートウォッチ「wena wrist」など新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(SAP)」から生まれた製品が思い浮かぶが、今回のものはSAPには申請していない。SAPでは基本的に事業化前提であることが条件となるため、上記のようにMOTION SONICの考え方と合わなかったからだ。
開発プロジェクトには、ソニー社内の様々な部署から集まった有志たちが参加。中心人物のひとりであるキム・ヒスン氏は、本プロジェクトを「カラダを動かすことをエンタメにしようという実験」だと表現。
「音を出すということを考えたとき、原点は手を叩いたり足を踏み鳴らしたりとシンプルなものだった。その後様々な技術が登場して表現も進化したが、一方でインターフェースが複雑になって身体性が失われているのではないかと感じていた」と述べ、機械に人が合わせるのではなく、人の動作に機械がついてくる“身体メディア”の可能性を探っていきたいとした。
■パナソニックやシャープも出展。“空中ディスプレイ”なども
パナソニックやシャープといったオーディオビジュアルファンにも馴染み深いメーカーも出展。パナソニックはいわゆる白物家電についての展示だったが、VRコンテンツを通して同社製品を利用したライフスタイル提案も行っていた。
そしてシャープは“ROBOHON(ロボホン)”を展示。複数人のロボホンが連携して自分たちのことをアピールするデモステージを披露するなどしていた。
また、アスカネットは空中に映像を表示させられる「AI plate(エアリアル イメージング プレート)」をデモ。同製品は、直交する2つの鏡面が光を反射することで像を形成する2面直交レフレクターの原理を応用したもので、同プレートで液晶ディスプレイからの映像を反射させて空中に結像させるというもの。キネクトなどのようなデバイスと組み合わせることで、“空中タッチパネルディスプレイ”などのような利用もできる。
以下、オーディオビジュアル関連のそのほかの展示をいくつか写真で紹介する。東京デザインウィークは前期が本日10月26日から10月31日まで、後期が11月2日〜11月7日の日程で開催。会場は明治神宮外苑絵画館前で、入場料は2,500円。
■ソニーの新ウェアラブルデバイス「MOTION SONIC PROJECT」
「MOTION SONIC PROJECT」は、小型の集音マイクやジャイロセンサーなどを内蔵したリストバンド型端末によって、装着者の動作の軌道や緩急、揺らぎなどの情報を高精度に取得。それらを波形データに変えてBluetoothでパソコンに送り、動きに合わせた音をスピーカーから出力する。
「身体感覚と音表現の完全なシンクロ」を目指しているとのことで、「カラダの動きを音に変える」「カラダの動きで音楽を操る」という2つの体験を生み出すアイテムの開発に取り組んでいるという。
なお「ビジネスやマーケティングとは一線を画したプロジェクトで、まずコンセプトを世間に提示して、どんなことができるかを実験している段階」とのことで、現時点で具体的な製品化予定などはない。
こうしたソニーの新コンセプト製品としては、電子ペーパー学習リモコン「HUIS」やアナログ時計スマートウォッチ「wena wrist」など新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(SAP)」から生まれた製品が思い浮かぶが、今回のものはSAPには申請していない。SAPでは基本的に事業化前提であることが条件となるため、上記のようにMOTION SONICの考え方と合わなかったからだ。
開発プロジェクトには、ソニー社内の様々な部署から集まった有志たちが参加。中心人物のひとりであるキム・ヒスン氏は、本プロジェクトを「カラダを動かすことをエンタメにしようという実験」だと表現。
「音を出すということを考えたとき、原点は手を叩いたり足を踏み鳴らしたりとシンプルなものだった。その後様々な技術が登場して表現も進化したが、一方でインターフェースが複雑になって身体性が失われているのではないかと感じていた」と述べ、機械に人が合わせるのではなく、人の動作に機械がついてくる“身体メディア”の可能性を探っていきたいとした。
■パナソニックやシャープも出展。“空中ディスプレイ”なども
パナソニックやシャープといったオーディオビジュアルファンにも馴染み深いメーカーも出展。パナソニックはいわゆる白物家電についての展示だったが、VRコンテンツを通して同社製品を利用したライフスタイル提案も行っていた。
そしてシャープは“ROBOHON(ロボホン)”を展示。複数人のロボホンが連携して自分たちのことをアピールするデモステージを披露するなどしていた。
また、アスカネットは空中に映像を表示させられる「AI plate(エアリアル イメージング プレート)」をデモ。同製品は、直交する2つの鏡面が光を反射することで像を形成する2面直交レフレクターの原理を応用したもので、同プレートで液晶ディスプレイからの映像を反射させて空中に結像させるというもの。キネクトなどのようなデバイスと組み合わせることで、“空中タッチパネルディスプレイ”などのような利用もできる。
以下、オーディオビジュアル関連のそのほかの展示をいくつか写真で紹介する。東京デザインウィークは前期が本日10月26日から10月31日まで、後期が11月2日〜11月7日の日程で開催。会場は明治神宮外苑絵画館前で、入場料は2,500円。