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革新的な40mmサファイアダイナミックドライバーを搭載

THIEAUDIO、“人間の聴覚と完全に一致するトーンバランス”を実現したヘッドホン「Ghost」

公開日 2023/04/21 00:00 編集部:杉山康介
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ナイコムは、同社が取り扱うTHIEAUDIOの“革新的な40mmサファイアダイナミックドライバー”を搭載したというヘッドホン「Ghost」を4月28日より発売する。価格は19,800円(税込)。

Ghost

「ヘッドホンのトーンバランスを再定義し、妥協のない音質を実現すること」を目標にしたヘッドホンだとのこと。ドライバーとしてサーメット(セラミックと金属の複合体)を熱可塑性ポリマーフィルムスタビライザーに重ねたダイヤフラムを基盤とした、“全く新しい革新的な40mmサファイアダイナミックドライバー”を採用したとアピールしている。

サーメットはテストを重ねた結果、チタン合金とポリマーセラミック酸化物を配合したものを選択し、マグネトロンスパッタリング方式でメッキ処理を実施。さらに真空マグネトロンスパッタリング法で分子ごとに30層ずつ積層し、180nmの超薄型・超精密シートを作成、それを切り出して振動板を形成した。

これによってサファイア振動板は平均密度1.4g/cm3、ヤング率7.45Pa、ドライバー反射時間2301ns、内部ダンピングファクター0.032の高い測定値を記録。定性的なリスニングでは非常に高い応答性とトランジェント、明瞭さ、低域の力強さを特徴としているとのことで、振動板に十分な磁束を供給するため、N52マグネットを使用している。

また、ドライバーの音響的な空気の流れや音響キャビティをイチから設計し直し、無数の微細な音響チューニングを施したことで、「あらゆる周波数帯域で人間の耳が感じる聴覚と完全に一致するトーンバランス」を実現したとアピール。チューニングは特に、人間の耳の耳介と耳小骨の音響特性にマッチするよう調整したとのこと。

耳介と耳小骨の音響特性にマッチするよう、チューニングを調整

ヘッドホンで可能な限り自然なサウンドを提供するため、開放型デザインを採用。「すべての楽曲に生命力あふれるステージを提供し、ステレオスピーカーで聴くような完全なオーディオ体験を提供することに成功」したとのこと。

周波数特性は20Hz-20kHzで、感度は91dB@1kHz、インピーダンスは60Ω。質量は約270g(本体のみ)/約290g(ケーブル・プラグ含む)で、パッケージには3.5mmプラグ搭載の銀メッキOFCケーブル(ケーブル長:約1.25m)などが付属する。

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