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Dan Clark Audioのミドル帯ヘッドホン「Noire X」なども

<ヘッドフォン祭mini>フォステクスから「RPシリーズ」新プロトタイプが登場/ゴッチも愛用「TH610」日本限定生産で復活

公開日 2025/02/08 14:52 編集部:杉山康介
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フジヤエービックの主催するポータブルオーディオイベント「冬のヘッドフォン祭mini 2025」が、本日2月8日に東京・ステーションコンファレンス東京にて開催されている。本稿では完実電気、TEACブースの模様を紹介する。

■Dan Clark Audioのミドル機「Noire X」登場



完実電気のブースには、Dan Clark AudioやAUDEZE、Meze Audioのヘッドホン製品などが展示されていた。中でも注目なのが、昨日発売されたばかりのDan Clark Audio「Noire X」だ。

Noire X

同社ハイエンド製品に用いられる「Acoustic Metamaterial Turning System(AMTS)」や、独自ドライバー「V Planar Driver」の5世代版を採用しつつ、税込18.7万円という価格を実現したミドル帯のモデル。

いわば昨年発売された「E3」を手頃な価格へと落とし込んだ製品となるが、本機にあわせてドライバーを新規開発、AMTSをカスタマイズしてあるほか、ハウジング上のベントの位置も再配置するなど、力の入ったヘッドホンとなっている。こちらはフジヤエービック専売で展開中だ。

また、AUDEZEからは発売を控える「LCD-2」「LCD-3」「CRBN2」が登場。リスニング向けモデルのベーシックラインにあたるLCD-2、およびミッドハイラインにあたるLCD-3はともに2月末の発売を予定しているとのこと。実売想定価格はLCD-2が税込19.4万円前後、LCD-3が税込36.3万円前後と見込まれる。CRBN2はそれよりは遅く、3月ごろの発売を目指して開発中とのこと。

「LCD-2」「LCD-3」「CRBN2」など出展

Meze Audioの新製品「105 AER」も登場

■開発中の「RPシリーズ」プロトタイプがお披露目。ゴッチ愛用「TH610」の限定復刻も



フォステクスは今回、完実電気のブースから出展。ここでは開発中の "RPシリーズ” 新製品のプロトタイプがお披露目されていた。

RPシリーズ新製品のプロトタイプが登場。見た目が違うのは木の個性によるもので、どちらも同じ製品だ

昨年発売された「T50RPmk4」と同じ第4世代RPドライバーを搭載するセミオープン型ヘッドホンで、ハウジングにブラックウォールナットを採用。そのため1機ごとに見た目が異なってくるとのことで、実際、ブースにも色味の違う2タイプが用意されていた。

また、内部配線の見直しによってヘッドホンのケーブルプラグを両出し使用へと変更。すでに量産準備に入っており、およそ6.5万円程度で春頃に発売する予定だと語っていた。

同じく参考出展品として、新フォームイヤーパッドを用意。他社のハイエンドヘッドホン用イヤーパッドにも用いられているという東レ製のウルトラスウェードを採用したもので、先述のRPシリーズ新製品はもちろん、他の同シリーズ製品でも使うことができるとのこと。こちらはおよそ1.2万円くらいで近々販売開始する予定だそう。

ウルトラスウェード採用イヤーパッドも披露

もう一つ、生産終了していた密閉型ヘッドホン「TH610」が熱い声を受けて日本限定生産で復刻することも発表された。こちらも春頃の発売を予定するが、生産拠点を中国から日本へと移すこともあり、価格は以前より少し高めの13万円程度になりそうだという。ブースには長らく同機を愛用しているというASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマン・後藤正文のサインが入った機体も展示されていた。

「TH610」復刻決定。愛用するゴッチのサイン入りのヘッドホンが展示されていた

■最新「Reference 500シリーズ」勢揃い。final「D8000 DC」で試聴が可能



TEACは、アナログアンプ「HA-507」、USB-DAC/アンプ「UD-507」、CDトランスポート「PD-505T」、マスタークロックジェネレーター「CD-10M-X」と、 “REFERENCE 500シリーズ” の最新システムを用意。

ティアックからはReferene 500シリーズの最新システムが登場。試聴機にfinalの「D8000 DC」など用意

さらに試聴機としてfinalのフラグシップヘッドホン「D8000 DC」「D8000 DC Pro Edition」、FOCALのフラグシップヘッドホン「UTOPIA」を用意し、万全の体制でオーディオファンの方々を出迎えていた。

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