JBL、AIが音楽ジャンルを解析・サウンドを最適化させるBluetoothスピーカー「Flip 7」発表
ハーマンインターナショナルは、同社JBLブランドのポータブルスピーカー“Flipシリーズ”最新モデル「JBL Flip 7」、および“Chargeシリーズ”最新モデル「JBL Charge 6」を発表した。

独自機能「AI Sound Boost」搭載、有線ロスレス再生にも対応
Flipシリーズは、JBLが2012年から展開するペットボトルサイズのBluetoothスピーカーシリーズ。この度、2021年発売の「JBL Flip 6」の後継モデルが登場するかたちだ。
45×80mm長方形ウーファー×1、16mmトゥイーター×1、パッシブラジエーター×2のスピーカー構成は前モデルから踏襲しつつ、新たに独自機能「AI Sound Boost」を搭載。さまざまな音楽をAIに学習させており、例えばダンスミュージックであればベースをブーストしたり、クラシックなら広レンジをバランスよく鳴らしたりと、スピーカーが再生している音楽を解析して最適な補正をかける機能だという。
音楽ジャンルごとの補正だけでなく、例えば小音量で再生するときも音痩せしないように補正をかけたりもするとのこと。担当者によると、具体的な明言はできないものの、スピーカーに限らず完全ワイヤレスなどライフスタイル系の製品には今後搭載される可能性があるかもしれない、と語っていた。
サウンド面ではUSB-Cケーブル有線接続でのロスレスオーディオ再生(最大48kHz/24bit)にも対応。BluetoothコーデックはSBC/AACに加えLC3をサポート、Auracastにも対応する。また、スマホアプリ「JBL PORTABLE」から7バンド25段階のEQ調整も可能だ。
連続再生時間は約14時間だが、パフォーマンスを最適化する「Play Time Boost」をオンにすれば最大約16時間まで延長させることができる。防塵・防水性能はIP68と、前世代機(IP67)より向上。PushLockシステムによって、持ち運び用のカラビナとストラップを付け替えることができる。外形寸法は182.5W×69.5H×71.5Dmmで、質量は約0.56kg。
JBL Charge 5は、スマホなどのデバイスを充電できる“Chargeシリーズ”最新モデルで、2021年発売の「JBL Charge 5」以来、約4年ぶりの後継機となる。
53×93mm長方形ウーファー×1と20mmトゥイーター×1、パッシブラジエーター×2のスピーカー構成で、こちらもAI Sound Boost機能を新搭載。USB-C接続でのロスレスオーディオ再生(最大48kHz/24bit)やLC3コーデック、Auracast、JBL PORTABLEでの7バンド25段階EQ調整にも対応する。
シリーズとして初めて、取り外し可能なストラップを採用。2つの取り付けピンを活用してバッグのようにしたり、一般的なストラップと同じように使ったりと3ウェイの持ち運びスタイルで使うことが可能。
連続再生時間は約24時間で、Play Time Boostオン時は最大約28時間まで伸張。外形寸法は228.8W×98.5H×94.0Dmmで、質量は約0.99kg(ストラップ使用時)。
カラーは両モデルとも、スウォッシュピンク/ウィンブルドングリーン/ファンキーブラック/ブラック/ブルー/レッド/ホワイト/スクワッド/パープルの9種類をラインナップ。うちパープルはJBLの公式オンラインストア、公式楽天ストア、公式Yahoo!店、公式Amazonストア専売。
なお、これら9カラーは昨年発売のBluetoothスピーカー「Go 4」「Clip 5」と共通のもので、好きなカラーの中から自分の用途に合った製品を選ぶことができるほか、複数機種を同じカラーで統一して集めることもできるとのことだ。

また同社は、春キャンペーン「この瞬間、永遠。」を実施することを発表。ブランドアンバサダーのダンサー・Shigekix、歌手・詩羽(水曜日のカンパネラ)を起用した広告を順次展開する。
加えてスニーカーアプリ「スニーカーダンク(スニダン)」とのコラボキャンペーンも実施。Flip 7/Charge 6の9カラーにマッチさせたスニーカーを9足用意しており、特設サイトから好きなスニーカーとスピーカーのセットを選んで応募すると、抽選でレアなスニーカーとスピーカーがもらえるという。さらにスニダンに会員登録のうえで応募をすると、当選確率が2倍にアップするとのこと。