三菱自動車、「車を未購入のZ世代向け」の無料スマホアプリ。メタバースで車をカスタマイズ&ドライブの旅へ
三菱自動車は、デジタル世界でカーライフを楽しめるアプリ「MILAND」の配信を開始した。アバターや車を自由にカスタマイズし、バーチャル世界でドライブを楽しめるアプリとなっている。AppStore(iOS)ならびにGoogle Play Store(Android)にて利用できる。

発表会に先立ち、三菱自動車工業 代表執行役副社長社長の中村達夫氏が挨拶。今回の「MILAND」アプリは、三菱自動車の2023年から2025年までの中期経営計画“チャレンジ2025”の一環としてスタートした新規事業となり、「車を未購入のZ世代」に向けて、バーチャル上でも車を持つ体験、仲間とともにドライブできる体験を提供したいと考えて作ったものだという。MILANDという名前には、「三菱自動車がつくる未踏の大陸」という意味が込められているという。

今回のアプリは、「ファイナルファンタジー」シリーズなど、先進的なゲームを手掛けてきた田畑端氏が率いるJP UNIVERSEとの共創によって誕生したものとなる。田端氏は、三菱自動車が車を「冒険のパートナー」と位置づけていることに触れ、「ゲームを作るときのコンセプトと非常に近いものがある」とコメント。「三菱自動車の車が、現実世界を超えてデジタル世界を旅する入口になってほしい」という思いを込めて開発を進めてきたと明かした。

MILANDアプリでは、アバターと車をカスタマイズ可能。車は、三菱自動車のデリカミニ、デリカD:5、トライトン、アウトランダーという現行機種に加え、伝説の「ランサーエボリューション」もデジタル限定で復活する。本物の3D CADデータを使ってデザインされており、外観はもちろん内装もリアルにこだわって作られているという。
ボディーから5種類から選択可能、ステッカーも50種類以上が用意されており、マイガレージに置いた自分専用の車としてカスタムすることができる。
ドライビングコースとしては、無料で楽しめる「トレジャーアイランド」と、月額500円の有料プラン「MILAND Plus」に加入することで利用できる3コースという合計4種類を用意。
有料プランで追加プレイできるようになるのは、全宇宙を旅する「ギャラクシーアドベンチャー」、ホラーな世界観の「棄てられた人形村」、クイズを楽しめる「ドライブ・ラビリンス」。
同じアプリを利用している仲間を「ドライブに誘う」ことも可能で、遠隔でチャットなどでのコミュニケーションを図りながら、あたかも一緒にドライブしているような体験をバーチャルで行うことができる。



