au × Xperiaオーナーズパーティーも開催
「イヤホンジャック廃止、予定してない」 − ソニーがXperiaのハイレゾへの取り組みを紹介
ソニーモバイルコミュニケーションズジャパンは12月13日、ソニー・ミュージック乃木坂スタジオにてXperiaのハイレゾへの取り組みについて記者説明会を行った。
'16年10月末の時点で、ハイレゾ対応Xperiaは累計販売台数約1,000万台に到達。特にこの1年間は431万台から944万台へ約2.2倍もの目覚ましい伸びを見せた。
同社の調査によると国内のスマホ契約者数は約8,000万人で、そのうちスマホでよく音楽を聴く人は約1,360万人ほどとのこと。なかでもXperiaユーザーは音楽への関心/感度が高く、他社製スマホユーザーよりも音質やハイレゾを聴けることを重視して製品を選ぶ方が多いのだという。
最新モデルのXperia XZをはじめ、ここ最近の同シリーズはオーディオ再生機能でドラスティックな進化はなかったが、ウォークマンのノウハウを活かしアナログ回路部分がブラッシュアップされてきているとのこと。信号をアナログ変換したあとノイズの影響を受けないような回路設計や部品選択になっているのだという。なおiPhoneのようにイヤホンジャックを廃止する考えはあるか、という記者の質問に対しては「現状予定していない」とのことだった。
同社のマーケティング部 統括部長の杉山博康氏は「ハイレゾ対応スマホの登場で、良い音で良い音楽を聴いていただける環境が整ってきた。アーティストや音楽業界にとっては前向きな話。ハイレゾ市場が拡大すれば、スマホはもちろん音楽業界全体の活性化にもつながると思う」と語った。
幅広い世代のユーザーにハイレゾを楽しんでもらえるよう、全国でタッチ&トライイベントを開催したり、キャリアと連携して店頭にハイレゾ体験できるコーナーを用意するといった取り組みも行っているとのことだ。
またソニー・ミュージックコミュニケーションズのレコーディング&マスタリングエンジニア 鈴木浩二氏は、制作現場の立場からハイレゾについてコメント。「我々はアーティストが届けたい音をみなさんにお届けできるよう努力している。ハイレゾは表現の幅が広がり、立体感や空気感、息づかいまで十分に楽しむことができる」とその魅力を解説した。
さらに「以前であれば高級オーディオでしか楽しめなかったサウンドを、Xperiaのように気軽に使える製品で楽しんで貰えるのは、作り手としては非常に嬉しいこと。我々もウォークマンやXperiaで音を確認することもある」と現場ならではのエピソードを紹介した。
音楽配信サイト「mora」を運営するレーベルゲートの配信ビジネス部 マーケティング課 課長の中川雄策氏は、ハイレゾ市場の拡大について紹介。「3年間でmoraのハイレゾアルバム売上げは7倍、単曲売上げだと39倍になった。また(ハイレゾ初対応モデルである)Xperia Z3の登場から、ハイレゾの売上げがぐっと増えた。スマートフォンで試聴しているmoraユーザーは39%、そのうち7割以上がXperiaユーザーだ」と説明した。
同社もハイレゾ市場を盛り上げるべく、他の配信サイトと共同で「ハイレゾ音源大賞」を企画するなどの取り組みを行っている。
スタジオで生演奏も披露。「au × Xperiaオーナーズパーティー」
同日、乃木坂スタジオでKDDI主催のイベント「au × Xperiaオーナーズパーティー」も開かれた。
長年のauユーザーでありXperiaユーザーでもあるロイヤルカスタマーを招待するイベントで、開催は今回で4回目。これまで福岡や札幌など全国各地で行われた。累計約3万人の応募があり、応募倍率はなんと約55倍にものぼるという。エンジニアとの交流の場も用意されており、平均総合満足度はほぼ100%と、好評を博しているとのことだ。
今回のイベントでは、乃木坂スタジオという場所の利点を活かし、普段なかなか入ることのできないレコーディングスタジオを特別に見学。その場でXperiaサウンドを体験することもできた。
スタジオ内では、CMにも出演したヴァイオリニスト・Ayasaさんによる生演奏も披露された。Xperia Performanceを愛用中のAyasaさん、ライブのリハ録音などをXperiaで聴いて復習したりしているという。「弾いている時のタッチや息づかいも正確に伝えてくれる、なくてはならない存在です」と語っていた。
ちなみに、XperiaのCM曲「VOICES」はmoraで無料配信中。Ayasaさんの演奏はもちろん、ピアノ版、マリンバ版、初音ミク版など、歴代の各バージョンを取り揃えている。ハイレゾを試しに聴いてみたいという方にもちょうどいいタイトルではないだろうか。ダウンロードはこちらから行える。
'16年10月末の時点で、ハイレゾ対応Xperiaは累計販売台数約1,000万台に到達。特にこの1年間は431万台から944万台へ約2.2倍もの目覚ましい伸びを見せた。
同社の調査によると国内のスマホ契約者数は約8,000万人で、そのうちスマホでよく音楽を聴く人は約1,360万人ほどとのこと。なかでもXperiaユーザーは音楽への関心/感度が高く、他社製スマホユーザーよりも音質やハイレゾを聴けることを重視して製品を選ぶ方が多いのだという。
最新モデルのXperia XZをはじめ、ここ最近の同シリーズはオーディオ再生機能でドラスティックな進化はなかったが、ウォークマンのノウハウを活かしアナログ回路部分がブラッシュアップされてきているとのこと。信号をアナログ変換したあとノイズの影響を受けないような回路設計や部品選択になっているのだという。なおiPhoneのようにイヤホンジャックを廃止する考えはあるか、という記者の質問に対しては「現状予定していない」とのことだった。
同社のマーケティング部 統括部長の杉山博康氏は「ハイレゾ対応スマホの登場で、良い音で良い音楽を聴いていただける環境が整ってきた。アーティストや音楽業界にとっては前向きな話。ハイレゾ市場が拡大すれば、スマホはもちろん音楽業界全体の活性化にもつながると思う」と語った。
幅広い世代のユーザーにハイレゾを楽しんでもらえるよう、全国でタッチ&トライイベントを開催したり、キャリアと連携して店頭にハイレゾ体験できるコーナーを用意するといった取り組みも行っているとのことだ。
またソニー・ミュージックコミュニケーションズのレコーディング&マスタリングエンジニア 鈴木浩二氏は、制作現場の立場からハイレゾについてコメント。「我々はアーティストが届けたい音をみなさんにお届けできるよう努力している。ハイレゾは表現の幅が広がり、立体感や空気感、息づかいまで十分に楽しむことができる」とその魅力を解説した。
さらに「以前であれば高級オーディオでしか楽しめなかったサウンドを、Xperiaのように気軽に使える製品で楽しんで貰えるのは、作り手としては非常に嬉しいこと。我々もウォークマンやXperiaで音を確認することもある」と現場ならではのエピソードを紹介した。
音楽配信サイト「mora」を運営するレーベルゲートの配信ビジネス部 マーケティング課 課長の中川雄策氏は、ハイレゾ市場の拡大について紹介。「3年間でmoraのハイレゾアルバム売上げは7倍、単曲売上げだと39倍になった。また(ハイレゾ初対応モデルである)Xperia Z3の登場から、ハイレゾの売上げがぐっと増えた。スマートフォンで試聴しているmoraユーザーは39%、そのうち7割以上がXperiaユーザーだ」と説明した。
同社もハイレゾ市場を盛り上げるべく、他の配信サイトと共同で「ハイレゾ音源大賞」を企画するなどの取り組みを行っている。
スタジオで生演奏も披露。「au × Xperiaオーナーズパーティー」
同日、乃木坂スタジオでKDDI主催のイベント「au × Xperiaオーナーズパーティー」も開かれた。
長年のauユーザーでありXperiaユーザーでもあるロイヤルカスタマーを招待するイベントで、開催は今回で4回目。これまで福岡や札幌など全国各地で行われた。累計約3万人の応募があり、応募倍率はなんと約55倍にものぼるという。エンジニアとの交流の場も用意されており、平均総合満足度はほぼ100%と、好評を博しているとのことだ。
今回のイベントでは、乃木坂スタジオという場所の利点を活かし、普段なかなか入ることのできないレコーディングスタジオを特別に見学。その場でXperiaサウンドを体験することもできた。
スタジオ内では、CMにも出演したヴァイオリニスト・Ayasaさんによる生演奏も披露された。Xperia Performanceを愛用中のAyasaさん、ライブのリハ録音などをXperiaで聴いて復習したりしているという。「弾いている時のタッチや息づかいも正確に伝えてくれる、なくてはならない存在です」と語っていた。
ちなみに、XperiaのCM曲「VOICES」はmoraで無料配信中。Ayasaさんの演奏はもちろん、ピアノ版、マリンバ版、初音ミク版など、歴代の各バージョンを取り揃えている。ハイレゾを試しに聴いてみたいという方にもちょうどいいタイトルではないだろうか。ダウンロードはこちらから行える。