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バッテリーは過去最長

アップル、新「MacBook Pro」発表。AppleシリコンM1搭載、「世界最速のプロ仕様ノート」

公開日 2020/11/11 04:29 編集部:押野 由宇
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アップルは、独自SoC「Apple Silicon」を搭載する新「MacBook Pro」を発表した。

13インチの新MacBook Pro発表

価格は256GB SSDモデルが134,800円(税抜)から、512GB SSDモデルが154,800円(税抜)から。本日11月11日より注文を受け付け、11月17日より発売開始となる。

Appleシリコン「M1」を初搭載

13インチの新「MacBook Pro」では、ARMベースの独自設計チップであるApple Silicon(Appleシリコン)「M1」を搭載する点が最大の特徴。同社がこれまで採用してきたインテルプロセッサーに置き換わる、ファーストパーティのシリコンを搭載した初のMacであり、同時発表されたMacBook Air、Mac miniとならび2年間をかけるとされている移行計画の第一弾ラインナップとなる。

Appleシリコン「M1」は、Macのための最初のSoC。CPU、GPU、Neural Engine、I/Oなどを1つに統合し、160億個のトランジスタを搭載する。CPU、GPUはともに8コアで、Neural Engineは16コアとなり、高速かつパワフルなパフォーマンスを実現する。また、合わせて最新macOS「Big Sur」を搭載している。

8コアCPUは、高性能コア×4、高効率コア×4の構成でこれまでのApple製CPUをはるかにしのぐ性能を持つとして、最大2.8倍の高速処理を実現。そのハイパワーさで、負荷の高い作業もサクサクとこなせるとアピールする。

グラフィックス性能は8コアGPUにより最大5倍高速化。3Dのレンダリングのような高負荷処理も滑らかに行うことができ、ゲームプレイや8Kビデオの再生などもスムーズだとする。Neural Engineは毎秒11兆回の演算処理が可能となり、機械学習速度は前世代と比較して最大11倍となった。こうした性能から、新MacBook Proが「世界最速のコンパクトなプロ仕様ノートブック」であると説明する。

「世界最速のコンパクトなプロ仕様ノートブック」とアピール

また本体にはアクティブ冷却システムを搭載しており、負荷の高い処理でもパフォーマンスを維持。最大20時間という、以前より10時間アップしたMac史上最長のバッテリー駆動時間を実現した。

マイクはS/Nを向上させており、よりクリアな音声での通話が行える。またカメラ性能もアップさせ、より高いコントラストと高精細な映像でのビデオ通話が可能としている。

ディスプレイは13.3インチのRetinaディスプレイ。SSDは最大2TBまで選択できる。ほかMagic Keyboardの採用や外形寸法などの仕様は従来モデルから変更ないが、端子はThunderbolt 3(USB-C)ポート×2から、2つのThunderbolt / USB 4ポートとなっている。

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