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CRMで東北復興へも貢献

光ディスクが持つ大きなポテンシャル − スタート・ラボの取り組みに見るアーカイブの大切さ

公開日 2012/06/14 12:02 Senka21編集部
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「大切なものを長期間、安心して残せる」「感動をカタチとして手にできる」。今、光ディスクの備える大きなポテンシャルに、様々なシーンから注目が集まっている。ユーザーへの啓発活動に力を込める光ディスクの雄、スタート・ラボの取り組みに迫る

■改めて問われる光ディスクの存在意義

昨年3月に発生した東日本大震災は、家族の絆の重み、1枚の写真の大切さを再認識させる大きなきっかけともなった。スタート・ラボが販売を手掛ける光ディスクは、まさに、大切な記録を残すためのもの。生産拠点である「ザッツ福島」が大きな被害を受けた同社では、商品ラインナップに「がんばろう!日本」DVD-Rを加え、売上げの一部を義援金として寄付するなど、被災地の支援活動にも力を入れている(関連記事:That'sの復興支援パッケージ「がんばろう!日本」に込めた想いと製品登場の意義)。

昨年7月、東日本大震災の被災地復興への思いを込め、スタート・ラボから「がんばろう!日本」復興支援パッケージが、DVD-R商品3アイテムとして市場へ投入され、10月にはさらに4アイテムが追加投入された。同社ならではの日の丸デザインを活かし、「THE 日本製」の文字を「がんばろう!日本」へ置き換えた。被災地復興に対する意識の風化も懸念される中で、メッセージを常に身近に感じることができる「がんばろう!日本」。定番商品として取り扱う売り場も見られるなど、ユーザー、そして、店頭において、誰にでもすぐにできる復興支援活動として、同時に、大切な記録をきちんと残すことの大切さを伝える啓発活動として、注目していきたい。

年月を経て、風化することが懸念される東日本大震災の復興支援活動において、大切なのは息の長い継続した取り組みだ。企業の社会的責任(CSR)への関心が高まる中、近年、商品や売上げの一部を寄付して社会貢献するコーズ・リレーテッド・マーケティング(CRM)の取り組みが目に付く。光ディスクを通したスタート・ラボの取り組みは、まさに、復興支援、CRMという両面からも大いに注目されるものだ。

2011年10月11日、福島県の伊達市役所を訪問し、仁志田昇司市長へ義援金100万円を手渡す揚伯裕社長。「がんばろう!日本」復興支援パッケージDVD-Rもあわせて寄贈された。この模様は、地元・福島民友新聞にも取り上げられた

2012年3月21日、10月に続いて2回目となる、福島県伊達市への義援金100万円が寄付された。伊達市役所を訪問し、鴫原貞男副市長に、「がんばろう!日本」復興支援パッケージDVD-Rとともに手渡された

市場では、HDDやクラウドサービスも台頭してくるが、大切なものを残すための光ディスクのメリットは、金融機関や医療業界、学術・研究分野などでも幅広く認知されている。一般のユーザーにおいても、大震災の教訓を背景にして、改めて、その啓発に力を入れていかなければならないテーマのひとつと言えるだろう。

一方、光ディスクの備える特長は、長期保存性だけにはとどまらない。今、大きな話題を集めている「お持ち帰りCD」は、“気付き”の好例と言えるだろう。見たばかりのライブの感動と興奮を、その場でCDというカタチにして持ち帰ることができる、これまでになかった音楽の楽しみ方の新しいカタチ。それを実現するための、高い品質と信頼性のCD‐Rを提供しているのがスタート・ラボだ(関連記事:奥田民生さんのライブで大反響 − 『お持ち帰りCD』の魅力とは?)。

「お持ち帰りCD」の制作風景

CDやDVDのパッケージの売上げが減少し、音楽配信への移行も指摘されるが、“所有する楽しみ”“手にする価値”に、見逃されている意義がまだまだある。「お持ち帰りCD」が示唆しているのは、そこに火をつけるのは、まさに、知恵とアイデア次第ということだ。

市場を取り巻く環境が大きく変化している。ユーザーの心に響く、生活シーンに密着した提案が、売り場におけるこれからの生命線となる。光記録メディア製品の意義を再認識することも、そこでの大事なテーマのひとつと言える。同製品の企画・販売を手掛けるスタート・ラボの積極的な需要創造活動と商品提案は、まさに、その大きな後押しとなるに違いない。

【学術・研究分野から寄せられる盤石の信頼】

■コーネル大学 Cornell University

獣医学の世界的権威として知られる米・コーネル大学。貴重なライブラリーを有する鳥類学研究所では、鳴き声などの約1万7800点の録音資料や3000点以上の映像資料を、エラーレートが圧倒的に低いと評するザッツ「DVD-R for master」へ保存するデジタル・アーカイブが進められている。


■中京大学 Chukyo University

フィギュアスケートや陸上競技の世界トップレベルの有名選手がいることで知られる中京大学の生協では、ザッツの光ディスクの取り扱いに力を入れている。担当される販売員によると「学生はもちろんのこと、先生方の大切な研究データや撮り貯めた研究・講義素材も、安心して記録・保存しておくことができるメディアの必要性を訴え続けています。そのため、高品質・高信頼性を誇る太陽誘電製メディア(日本製)にこだわった商品提案を続けており、今後も続けていきたいと思います」とその品質に全幅の信頼を寄せている。



【女性目線で拡がるニーズ「CD-R for MUSIC」
既成概念に捕らわれることなく、あくまで音楽を楽しむことを念頭に置いて商品化。女性層へのアピールを狙い、徹底した使い手目線を貫いた。ジワジワと市場での評価が高まっている(関連記事:That's「CD-R for MUSIC」ヒットの理由を企画者に訊く)。
使って楽しい、贈っても楽しい「インデックスカード」や、選び抜いた5つのカラーミックスのディスクなど、妥協を排し、とことんこだわり抜いた仕様が、隠れた需要を顕在化した原動力だ

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