CRMで東北復興へも貢献
光ディスクが持つ大きなポテンシャル − スタート・ラボの取り組みに見るアーカイブの大切さ
「大切なものを長期間、安心して残せる」「感動をカタチとして手にできる」。今、光ディスクの備える大きなポテンシャルに、様々なシーンから注目が集まっている。ユーザーへの啓発活動に力を込める光ディスクの雄、スタート・ラボの取り組みに迫る
■改めて問われる光ディスクの存在意義 |
昨年3月に発生した東日本大震災は、家族の絆の重み、1枚の写真の大切さを再認識させる大きなきっかけともなった。スタート・ラボが販売を手掛ける光ディスクは、まさに、大切な記録を残すためのもの。生産拠点である「ザッツ福島」が大きな被害を受けた同社では、商品ラインナップに「がんばろう!日本」DVD-Rを加え、売上げの一部を義援金として寄付するなど、被災地の支援活動にも力を入れている(関連記事:That'sの復興支援パッケージ「がんばろう!日本」に込めた想いと製品登場の意義)。
年月を経て、風化することが懸念される東日本大震災の復興支援活動において、大切なのは息の長い継続した取り組みだ。企業の社会的責任(CSR)への関心が高まる中、近年、商品や売上げの一部を寄付して社会貢献するコーズ・リレーテッド・マーケティング(CRM)の取り組みが目に付く。光ディスクを通したスタート・ラボの取り組みは、まさに、復興支援、CRMという両面からも大いに注目されるものだ。
市場では、HDDやクラウドサービスも台頭してくるが、大切なものを残すための光ディスクのメリットは、金融機関や医療業界、学術・研究分野などでも幅広く認知されている。一般のユーザーにおいても、大震災の教訓を背景にして、改めて、その啓発に力を入れていかなければならないテーマのひとつと言えるだろう。
一方、光ディスクの備える特長は、長期保存性だけにはとどまらない。今、大きな話題を集めている「お持ち帰りCD」は、“気付き”の好例と言えるだろう。見たばかりのライブの感動と興奮を、その場でCDというカタチにして持ち帰ることができる、これまでになかった音楽の楽しみ方の新しいカタチ。それを実現するための、高い品質と信頼性のCD‐Rを提供しているのがスタート・ラボだ(関連記事:奥田民生さんのライブで大反響 − 『お持ち帰りCD』の魅力とは?)。
CDやDVDのパッケージの売上げが減少し、音楽配信への移行も指摘されるが、“所有する楽しみ”“手にする価値”に、見逃されている意義がまだまだある。「お持ち帰りCD」が示唆しているのは、そこに火をつけるのは、まさに、知恵とアイデア次第ということだ。
市場を取り巻く環境が大きく変化している。ユーザーの心に響く、生活シーンに密着した提案が、売り場におけるこれからの生命線となる。光記録メディア製品の意義を再認識することも、そこでの大事なテーマのひとつと言える。同製品の企画・販売を手掛けるスタート・ラボの積極的な需要創造活動と商品提案は、まさに、その大きな後押しとなるに違いない。
【女性目線で拡がるニーズ「CD-R for MUSIC」 | ||||
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