プレミアムヘッドホンガイド注目レビュー
AAC/apt-X対応の高音質モデル − ロジテックのBluetoothヘッドホン&イヤホンを聴く
Bluetoothヘッドホン史上、 最高音質
スペシャルモデルを見逃すな!
スマートフォンを音楽プレーヤーにして、ワイヤレスで快適なリスニングスタイルを実現しながら、最高音質も目指したい−−そんな欲ばりなユーザーのために、Bluetoothヘッドホンのトップランナー、ロジテックから大注目の新製品、音質にこだわり抜いたスペシャルモデル、LBT-AVHP06SE/LBT-AVOH03が誕生します!
ロジテック
LBT-AVHP06SE ¥13,440/2012年夏発売
LBT-AVOH03 ¥12,390(税込)/2012年夏発売
最新AndroidケータイもiPhoneも「スペシャル」な高音質で楽しめる!
スマートフォンやタブレットの多くには実は、イヤホンやヘッドホンをワイヤレス接続できる無線通信技術「Bluetooth」が標準搭載されている。Bluetooth対応のイヤホンと組み合わせれば、スマホやタブレットに送信アダプタなどを接続する必要なく、本当にスマートにワイヤレス接続を実現できるのだ。
しかしBluetoothワイヤレスヘッドホンは、ひとつの弱点を抱えていた。音声をワイヤレス伝送する際に音声データが圧縮されて、音質が損なわれてしまっていたのだ。ワイヤレスで便利だけれど音はいまひとつ。Bluetoothヘッドホンにそういう印象を持っている方はいまも多いかもしれない。
しかし、現在は伝送速度の高速化と共にその弱点がぐっと改善されている。音声データを伝送する際の圧縮方式としてより高性能なものが採用されて、そのおかげで音質が向上している。
その方式のひとつが「apt-X」方式である。従来の「SBC」方式と比べて圧縮率を下げて、より豊富なデータ量で音声データを伝送できる方式だ。音質は明らかに向上し、圧縮の悪影響が出やすい高音域においては、とくに大きな改善を実現している。これに対応したイヤホン・ヘッドホン、そしてスマホは続々登場しており、今後の主流となるだろう。Bluetoothオーディオのリーディングブランドであるロジテックは、このapt-X方式に迅速に対応。すでにイヤホン・ヘッドホンを含め、幅広いラインアップを用意している。
音質にこだわり抜いたヘッドホン 従来モデルから大幅グレードアップ
そんなロジテックが、最新技術やノウハウを余すことなく盛り込んだBluetooth史上最高音質を目指したスペシャルモデルを発売する。
まずイヤホンの名はLBT-AVHP06SE。好評のボックスレスタイプLBT-AVHP06をベースに、apt-X対応や高性能DAC搭載の最新チップセットの採用で音質を引き上げたスペシャルモデルだ。左右のイヤホン本体をつなぐケーブルは質感のよいファブリックタイプ。スマホ用の音量ボタンと通話ボタン、マイクを搭載して使いやすさも文句なし。内蔵USB充電式バッテリーでの連続再生時間も、新チップセットの採用によりベースモデルの約1.5倍の6時間に延びている。また、圧縮方式としてはapt-Xの他にAACにも対応。iOS 4.3.1以降をインストールしたiPhoneとの組み合わせでは、AAC伝送による音質向上を得られる。
今回の取材ではapt-X対応Android端末の代表モデルとして、サムスン電子Galaxy Tab 7.0 Plus SC-02Dで試聴をおこなった。なるほど、たしかに高音のクリアさやシャープさは、ほかのBluetoothイヤホンでは得られないものだ。シンバルの音色がシュッと綺麗に伸びてリズムのキレを増し、ギターの音色もパリッとほどよい硬さが生まれて心地よい。ブラス(ラッパ)も明るい音色で抜けがよい。低音側の感触も向上している。
低音側の感触も向上している。すでに好評発売中のLBT-HP06ではベースの音色が少し緩んでいて輪郭が不明瞭に感じられるところもあるが、対してLBT-HP06SEでは緩みが抑えられて輪郭も明確さを増す。ベースの硬質な迫力も引き出されて、ロックのドライヴ感、クラブ系サウンドのグルーヴも強められる印象だ。
LBT-HP06からの向上は大きい。お手持ちのスマホがapt-X対応ならば、こちらを選ぶことを強くおすすめしたい。
ヘッドホンとしてはLBT-AVOH03が、apt-X対応の高音質モデルとして用意される。内蔵USB充電式バッテリーでの連続再生時間は18時間と十分。たとえば通勤・通学が1日往復3時間だとしても、余裕で1週間はいける計算だ。ヘッドホンのイヤーカップまわりには、再生・停止・通話、スキップ、音量のリモコンボタンが用意されている。
こちらの音はさらに好印象だ。ギターの音色はカッチリと硬質。シンバルは明るい音色で、金属らしいちょっとざらついた質感まで感じられる。ベースは力強い音色で、音が無駄に膨らまずに他の楽器の音の邪魔をしないこともポイントだ。ベースはスタッカートのフレーズのキレもスパッと決まっている。ボーカルもクリアで細かな歌いまわしまで届いてくる。
Bluetoothでも、音質をあきらめない。デザインにも妥協したくない。そんなユーザーにとって、ロジテックのスペシャルモデルは最高の選択肢となるだろう。
【問い合わせ先】
ロジテック
TEL/0570-022-022
http://www.logitec.co.jp
< 高橋 敦 プロフィール >
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。東洋大学哲学科中退後、パーソナルコンピュータ系の記事を中心にライターとしての活動を開始。現在はデジタルオーディオ及びビジュアル機器、Apple Macintosh、それらの周辺状況などに関する記事執筆を中心に活動する。また、ロック・ポップスを中心に、年代や国境を問わず様々な音楽を愛聴。その興味は演奏や録音の技術などにまで及び、オーディオ評に独自の視点を与えている。
スペシャルモデルを見逃すな!
スマートフォンを音楽プレーヤーにして、ワイヤレスで快適なリスニングスタイルを実現しながら、最高音質も目指したい−−そんな欲ばりなユーザーのために、Bluetoothヘッドホンのトップランナー、ロジテックから大注目の新製品、音質にこだわり抜いたスペシャルモデル、LBT-AVHP06SE/LBT-AVOH03が誕生します!
ロジテック
LBT-AVHP06SE ¥13,440/2012年夏発売
LBT-AVOH03 ¥12,390(税込)/2012年夏発売
最新AndroidケータイもiPhoneも「スペシャル」な高音質で楽しめる!
スマートフォンやタブレットの多くには実は、イヤホンやヘッドホンをワイヤレス接続できる無線通信技術「Bluetooth」が標準搭載されている。Bluetooth対応のイヤホンと組み合わせれば、スマホやタブレットに送信アダプタなどを接続する必要なく、本当にスマートにワイヤレス接続を実現できるのだ。
しかしBluetoothワイヤレスヘッドホンは、ひとつの弱点を抱えていた。音声をワイヤレス伝送する際に音声データが圧縮されて、音質が損なわれてしまっていたのだ。ワイヤレスで便利だけれど音はいまひとつ。Bluetoothヘッドホンにそういう印象を持っている方はいまも多いかもしれない。
しかし、現在は伝送速度の高速化と共にその弱点がぐっと改善されている。音声データを伝送する際の圧縮方式としてより高性能なものが採用されて、そのおかげで音質が向上している。
その方式のひとつが「apt-X」方式である。従来の「SBC」方式と比べて圧縮率を下げて、より豊富なデータ量で音声データを伝送できる方式だ。音質は明らかに向上し、圧縮の悪影響が出やすい高音域においては、とくに大きな改善を実現している。これに対応したイヤホン・ヘッドホン、そしてスマホは続々登場しており、今後の主流となるだろう。Bluetoothオーディオのリーディングブランドであるロジテックは、このapt-X方式に迅速に対応。すでにイヤホン・ヘッドホンを含め、幅広いラインアップを用意している。
apt-Xとは? | |
Bluetoothの最新オーディオコーデック。従来、標準的に採用されていたSBC方式では、音楽データを約20分の1に圧縮してワイヤレス伝送していたが、apt-Xの場合は約4分の1の圧縮で済む。通信速度も後者の方が高く、遅延も少ない。方式として、音質面で圧倒的に有利なのだ。シャープAQUOS PHONE SH-06DやSH-07Dのような最新Androidケータイはすでにapt-X方式を採用している。 |
音質にこだわり抜いたヘッドホン 従来モデルから大幅グレードアップ
そんなロジテックが、最新技術やノウハウを余すことなく盛り込んだBluetooth史上最高音質を目指したスペシャルモデルを発売する。
まずイヤホンの名はLBT-AVHP06SE。好評のボックスレスタイプLBT-AVHP06をベースに、apt-X対応や高性能DAC搭載の最新チップセットの採用で音質を引き上げたスペシャルモデルだ。左右のイヤホン本体をつなぐケーブルは質感のよいファブリックタイプ。スマホ用の音量ボタンと通話ボタン、マイクを搭載して使いやすさも文句なし。内蔵USB充電式バッテリーでの連続再生時間も、新チップセットの採用によりベースモデルの約1.5倍の6時間に延びている。また、圧縮方式としてはapt-Xの他にAACにも対応。iOS 4.3.1以降をインストールしたiPhoneとの組み合わせでは、AAC伝送による音質向上を得られる。
今回の取材ではapt-X対応Android端末の代表モデルとして、サムスン電子Galaxy Tab 7.0 Plus SC-02Dで試聴をおこなった。なるほど、たしかに高音のクリアさやシャープさは、ほかのBluetoothイヤホンでは得られないものだ。シンバルの音色がシュッと綺麗に伸びてリズムのキレを増し、ギターの音色もパリッとほどよい硬さが生まれて心地よい。ブラス(ラッパ)も明るい音色で抜けがよい。低音側の感触も向上している。
低音側の感触も向上している。すでに好評発売中のLBT-HP06ではベースの音色が少し緩んでいて輪郭が不明瞭に感じられるところもあるが、対してLBT-HP06SEでは緩みが抑えられて輪郭も明確さを増す。ベースの硬質な迫力も引き出されて、ロックのドライヴ感、クラブ系サウンドのグルーヴも強められる印象だ。
LBT-HP06からの向上は大きい。お手持ちのスマホがapt-X対応ならば、こちらを選ぶことを強くおすすめしたい。
ヘッドホンとしてはLBT-AVOH03が、apt-X対応の高音質モデルとして用意される。内蔵USB充電式バッテリーでの連続再生時間は18時間と十分。たとえば通勤・通学が1日往復3時間だとしても、余裕で1週間はいける計算だ。ヘッドホンのイヤーカップまわりには、再生・停止・通話、スキップ、音量のリモコンボタンが用意されている。
こちらの音はさらに好印象だ。ギターの音色はカッチリと硬質。シンバルは明るい音色で、金属らしいちょっとざらついた質感まで感じられる。ベースは力強い音色で、音が無駄に膨らまずに他の楽器の音の邪魔をしないこともポイントだ。ベースはスタッカートのフレーズのキレもスパッと決まっている。ボーカルもクリアで細かな歌いまわしまで届いてくる。
Bluetoothでも、音質をあきらめない。デザインにも妥協したくない。そんなユーザーにとって、ロジテックのスペシャルモデルは最高の選択肢となるだろう。
【問い合わせ先】
ロジテック
TEL/0570-022-022
http://www.logitec.co.jp
< 高橋 敦 プロフィール >
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。東洋大学哲学科中退後、パーソナルコンピュータ系の記事を中心にライターとしての活動を開始。現在はデジタルオーディオ及びビジュアル機器、Apple Macintosh、それらの周辺状況などに関する記事執筆を中心に活動する。また、ロック・ポップスを中心に、年代や国境を問わず様々な音楽を愛聴。その興味は演奏や録音の技術などにまで及び、オーディオ評に独自の視点を与えている。