【特別企画】
気軽にワイヤレス/ネットオーディオを始められるミニコンポ・ケンウッド「UD-NF7」
驚くべきことに、いまやミニコンポもネットワークオーディオの時代が到来している。そんな最新トレンドを代表する1台が、このケンウッド「UD-NF7」だ。
「UD-NF7」は、一体型の本体とスピーカーがセットになった、いわゆるミニコンポと呼ばれるオーディオシステムで、CDプレーヤーのほか、デジタル接続のiPod/iPhoneドック(30ピン)やUSB端子などを装備。また、iPod用のスタンドも付属され、iPhoneやiPodなどから、手軽に高音質なサウンドが再生できるようになっている。
それらにも増して、最大のアピールポイントとなっているのが「AirPlay」「DLNA ver1.5」に対応していることだ。しかも、無線LANルーターがなくてもすぐにワイヤレス環境が実現できる「ダイレクトワイヤレス接続」に対応しているのは便利。スマートフォンやPCを、あいだにルーターを介することなく本機と直接つなぐことができるため、より手軽かつ気軽にワイヤレス/ネットワーク再生を楽しむことができる。
DLNA機能を使えば、PCやNAS(ネットワーク対応HDD)内に保存した音楽を再生可能。スマートフォンやDAP用に音楽データをPCに保存している方は多いと思うが、そういった音源もUD-NF7で楽しめてしまうのだ。DLNA機能を利用する際は、対応アプリ(iOS向け…PlugPlayer、Media Link Playerなど/Android向け…MediaHouse、DK Playerなど)を使う。
もしルーターを使う場合でも、WPS機能を搭載しているので設定はそれほど難しいことはない。取扱説明書を見ながら「UD-NF7」とルーターのボタンを数回押すだけで、設定が完了する。ちょっとした手間で、iPhoneからの音楽再生からPCやNAS(ネットワークHDD)内に収めた音楽ライブラリーの活用まで、幅広い活用が可能となるのだ。
実際、取材時に「AirPlay」「DLNA」ともに設定を行ってみたが、どちらも拍子抜けなくらいに簡単に接続が完了。ものの数分で聴き始めることができた。イマドキのワイヤレス機器は、何とも手軽になったものだなぁ、とつくづく感心した次第だ。
いい意味でノンジャンルな懐の深いサウンド
多機能と確かなクオリティを併せ持つ
さて、肝心のサウンドはどうだろう。ハードロックからクラシックまで、様々なジャンルを聴いてみて感じたのは、いい意味でノンジャンルな懐の深さだ。ダイナミックレンジがしっかり確保され、かつスピード感のあるサウンドを持ち合わせているので、メリハリの良い、抑揚に富んだサウンドを聴かせてくれる。
帯域特性も、重心をちょっと低域に下げた感じはするものの、全体的にはほぼフラット志向なので、音色がとても自然。J-POPもクラシックも、違和感のないストレートな表現をしてくれる。いっぽうで、解像度はそれほど高くないが、持ち前の元気の良さ、ストレートな音楽表現のおかげで、全くといって言いほど気にならない。実のところ、試聴前は単なるミニコンポと呼ぶには躊躇するくらいの多機能モデルだけに、音質面でのクオリティを少々心配したものの、いい意味でそれを裏切る確かなサウンドクオリティだった。
このように「UD-NF7」は、CDやiPod/iPhoneドックなどに加え、最新のネットワーク音楽再生にも対応する、最新鋭のインテリジェントなオーディオシステムといえる。しかも、ケンウッドならではのハイクオリティサウンドをしっかり継承している点は嬉しいかぎり。Wi-Fi設定の手軽さなども大変魅力なので、ワイヤレスオーディオやネットオーディオを気軽に始めてみたい、というユーザーにはもってこいの1台だ。
◆野村ケンジ プロフィール
ホームシアターやヘッドホン、音楽関連、カーAVなどの記事を中心に執筆活動を展開している。100インチスクリーン+TADスピーカーで6畳間極小ホームシアターを実践。さらに現在はステレオと7.1chの同居計画が進行中。好きなクルマはアルファ・ロメオなどのイタフラ系。
「UD-NF7」は、一体型の本体とスピーカーがセットになった、いわゆるミニコンポと呼ばれるオーディオシステムで、CDプレーヤーのほか、デジタル接続のiPod/iPhoneドック(30ピン)やUSB端子などを装備。また、iPod用のスタンドも付属され、iPhoneやiPodなどから、手軽に高音質なサウンドが再生できるようになっている。
それらにも増して、最大のアピールポイントとなっているのが「AirPlay」「DLNA ver1.5」に対応していることだ。しかも、無線LANルーターがなくてもすぐにワイヤレス環境が実現できる「ダイレクトワイヤレス接続」に対応しているのは便利。スマートフォンやPCを、あいだにルーターを介することなく本機と直接つなぐことができるため、より手軽かつ気軽にワイヤレス/ネットワーク再生を楽しむことができる。
DLNA機能を使えば、PCやNAS(ネットワーク対応HDD)内に保存した音楽を再生可能。スマートフォンやDAP用に音楽データをPCに保存している方は多いと思うが、そういった音源もUD-NF7で楽しめてしまうのだ。DLNA機能を利用する際は、対応アプリ(iOS向け…PlugPlayer、Media Link Playerなど/Android向け…MediaHouse、DK Playerなど)を使う。
もしルーターを使う場合でも、WPS機能を搭載しているので設定はそれほど難しいことはない。取扱説明書を見ながら「UD-NF7」とルーターのボタンを数回押すだけで、設定が完了する。ちょっとした手間で、iPhoneからの音楽再生からPCやNAS(ネットワークHDD)内に収めた音楽ライブラリーの活用まで、幅広い活用が可能となるのだ。
実際、取材時に「AirPlay」「DLNA」ともに設定を行ってみたが、どちらも拍子抜けなくらいに簡単に接続が完了。ものの数分で聴き始めることができた。イマドキのワイヤレス機器は、何とも手軽になったものだなぁ、とつくづく感心した次第だ。
いい意味でノンジャンルな懐の深いサウンド
多機能と確かなクオリティを併せ持つ
さて、肝心のサウンドはどうだろう。ハードロックからクラシックまで、様々なジャンルを聴いてみて感じたのは、いい意味でノンジャンルな懐の深さだ。ダイナミックレンジがしっかり確保され、かつスピード感のあるサウンドを持ち合わせているので、メリハリの良い、抑揚に富んだサウンドを聴かせてくれる。
帯域特性も、重心をちょっと低域に下げた感じはするものの、全体的にはほぼフラット志向なので、音色がとても自然。J-POPもクラシックも、違和感のないストレートな表現をしてくれる。いっぽうで、解像度はそれほど高くないが、持ち前の元気の良さ、ストレートな音楽表現のおかげで、全くといって言いほど気にならない。実のところ、試聴前は単なるミニコンポと呼ぶには躊躇するくらいの多機能モデルだけに、音質面でのクオリティを少々心配したものの、いい意味でそれを裏切る確かなサウンドクオリティだった。
このように「UD-NF7」は、CDやiPod/iPhoneドックなどに加え、最新のネットワーク音楽再生にも対応する、最新鋭のインテリジェントなオーディオシステムといえる。しかも、ケンウッドならではのハイクオリティサウンドをしっかり継承している点は嬉しいかぎり。Wi-Fi設定の手軽さなども大変魅力なので、ワイヤレスオーディオやネットオーディオを気軽に始めてみたい、というユーザーにはもってこいの1台だ。
◆野村ケンジ プロフィール
ホームシアターやヘッドホン、音楽関連、カーAVなどの記事を中心に執筆活動を展開している。100インチスクリーン+TADスピーカーで6畳間極小ホームシアターを実践。さらに現在はステレオと7.1chの同居計画が進行中。好きなクルマはアルファ・ロメオなどのイタフラ系。