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2014年2月特集

【注目Bluetoothスピーカー一斉レビュー】JBL:JBL FLIP2

公開日 2014/02/19 12:00 高橋 敦
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>>2014年2月特集:注目Bluetoothスピーカー一斉試聴レビュー一覧はこちら


<MODEL 2>
老舗オーディオブランドらしいこなれた音づくり

JBL
JBL FLIP 2
¥OPEN(予想実売価格12,800円前後)
>>製品データベース
2013年11月下旬発売

NFC aptX AAC 防水/防滴 バッテリーの持ち時間 カラー その他特徴
最大約5時間
ブラック/ホワイト
ペアリング機器情報を8台まで記憶しておくBluetoothマルチペアリング機能


こなれた音づくりはさすがJBL

今回紹介するラインナップの中で最もオーディオブランドらしいオーディオブランドとなると、このJBLだろう。問答無用の存在感を誇るスピーカーブランドだ。とはいえその歴史と伝統にあぐらをかくことはなく、Bluetoothスピーカーも含めて小型のスピーカーシステムも積極的に展開している。

サイズ感としては、500mlペットボトルのくびれている部分から飲み口までをカットしたその残りの下側程度。つまり少し背の低いペットボトルサイズだ。縦に立たせても横に寝かせても設置できる。横に寝かせた場合にはドライバーはやや上向きの角度になって、リスナーの耳にストレートに音を届けるように配慮されている。

側面には電源ボタン、ペアリングボタン、受話ボタンを用意

縦置きも可能

音質に関わる面では強力なデジタルアンプの搭載と、独自のシミュレーションを駆使したデジタルでの音声処理がポイント。またそもそもチューブ型筐体にも、音質を乱す内部定在波の発生を抑えつつキャビネット容量を増やす狙いがある。

反対側の側面にタッチするとNFCを利用できる

背面には充電用USB端子や3.5mmステレオミニ、バッテリー状態を表示するインジケーターを備える

音の持ち味はひとつひとつの音を前にバシバシバンバンと勢いよく飛ばせてくること。音の抜けとスピード感がよい。なのでアップテンポの曲との相性は特に良い。低音はさほど稼いでいないのでハードエレクトロな曲ではそこは不足するが、音のエッジの強さやバキバキとハードタッチな音の強さという面ではマッチしたりもする。

中高域の楽器や声はやや硬質で良い具合にシャープ。楽器の質感の荒さや声のシャープな成分もうるさくないように、しかししっかりと盛り込んでくれて、十分な聴き応えがある。鋭いけれど嫌な刺さり方はしないというさじ加減が絶妙だ。スパンッ!シュパンッ!というキレの良さも好印象。

対して低域の楽器、特にベースは、意外とややソフトタッチ。しかし低音側全体、リズムセクションの印象としては、贅肉はないけれど痩せすぎてもいない、ほどよいがっしり感。ハードタッチの中高域とのバランスも悪くはない。

一言で言えば、ただの暴れん坊ではなく思慮深さのある快活さといったところ。さすがに音作りがこなれている。


JBL FLIP 2

【SPEC】●Bluetoothバージョン:ver.3 ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP ●オーディオ入力:Bluetooth×1、外部音声入力×1 ●最大出力:6W×2 ●使用ユニット:40mm径フルレンジドライバー×2 ●周波数特性:100Hz〜20KHz ●外形寸法:160W×64H×67Dmm ●質量:400g


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