【特別企画】オプションのマイクの音質も全てチェック!
圧倒的なコスパを誇るZOOMのハンディレコーダー「H5」の実力を鈴木裕が検証する
ズームのハンディレコーダー「H5」は、上位機から引き継いだマイク交換システムを備えつつ、音質と使い勝手の両面で充実をはかった高いコストパフォーマスを誇るモデルだ。H5のレコーディング性能、そしてH5の特色といえる交換可能なオプションマイク「マイク・カプセル」の各機種の音質を鈴木裕が検証していく。
■最上位モデル直系のハンディレコーダー「H5」の実力を探る
「H5」はリニアPCM録音に特化したハンディレコーダーだ。ステレオで最高96kHz/24bitの録音に対応。最高24bit/48kHzのWAVフォーマットで、最大4トラックの同時録音を行うことも可能だ。さらに、その4トラックの振り分けも、内蔵ステレオマイクで収録した2トラックと、2系統の外部入力から選択することができる。また、そのトラック毎の使い方も、本体で収録した2トラックと、その同じマイクの-12dBの音を収録させておくといった使い方もある。つまり、過大入力した時のサポート用というか「保険」の録音である。
そして最大の特徴は先に発売された上級機器である「H6」(関連ニュース)用に開発されたオプションのマイク群(マイク・カプセル)を使用できることだ。ユーザーの録音したい音源、収録の環境によってさまざまな使い方のできるハンディレコーダーと言える。
非常に多機能なので詳細なスペックについてはZOOMの公式サイトを見てもらうとして、録音機としての基本的な性能、入力ごとの音のクオリティや、付属マイクやオプションで使えるマイクの音質について、実際に収録してテストしたレポートをお伝えしたい。
■まずはライン入力した際の音質をチェックしてH5の素性を確認
まずは、本体の下の部分にある、XLR/TRSコンボジャック入力の端子、ひとつでバランス(2番ホット)とフォーンジャックの両方に対応できる入力端子に、我が家のデジタルプレーヤーのエソテリック「K-03」からのバランス出力を入れてみた。つまり、マイクを通さないでライン入力した時のH5の録音機としてのクオリティを検証だ。ADコンバーター部の音の傾向やノイズ対策などの基本的な性能を見ることができる。
録音したデータが入ったSDカードのデータをパソコンに移して、編集ソフト(筆者が普段から使っているCool Edit Pro2.0)で音量レベルだけ揃えたものを、MacBook Proから再生させて(再生ソフトはAudirvana Plus)、iFi-Audioの「Micro iDSD」を通して、筆者のリファレンスシステムで聴いている。CDのアナログ録音ということになるが、録音のフォーマットとしては44.1kHz/16bitで行った。
■最上位モデル直系のハンディレコーダー「H5」の実力を探る
「H5」はリニアPCM録音に特化したハンディレコーダーだ。ステレオで最高96kHz/24bitの録音に対応。最高24bit/48kHzのWAVフォーマットで、最大4トラックの同時録音を行うことも可能だ。さらに、その4トラックの振り分けも、内蔵ステレオマイクで収録した2トラックと、2系統の外部入力から選択することができる。また、そのトラック毎の使い方も、本体で収録した2トラックと、その同じマイクの-12dBの音を収録させておくといった使い方もある。つまり、過大入力した時のサポート用というか「保険」の録音である。
そして最大の特徴は先に発売された上級機器である「H6」(関連ニュース)用に開発されたオプションのマイク群(マイク・カプセル)を使用できることだ。ユーザーの録音したい音源、収録の環境によってさまざまな使い方のできるハンディレコーダーと言える。
非常に多機能なので詳細なスペックについてはZOOMの公式サイトを見てもらうとして、録音機としての基本的な性能、入力ごとの音のクオリティや、付属マイクやオプションで使えるマイクの音質について、実際に収録してテストしたレポートをお伝えしたい。
■まずはライン入力した際の音質をチェックしてH5の素性を確認
まずは、本体の下の部分にある、XLR/TRSコンボジャック入力の端子、ひとつでバランス(2番ホット)とフォーンジャックの両方に対応できる入力端子に、我が家のデジタルプレーヤーのエソテリック「K-03」からのバランス出力を入れてみた。つまり、マイクを通さないでライン入力した時のH5の録音機としてのクオリティを検証だ。ADコンバーター部の音の傾向やノイズ対策などの基本的な性能を見ることができる。
録音したデータが入ったSDカードのデータをパソコンに移して、編集ソフト(筆者が普段から使っているCool Edit Pro2.0)で音量レベルだけ揃えたものを、MacBook Proから再生させて(再生ソフトはAudirvana Plus)、iFi-Audioの「Micro iDSD」を通して、筆者のリファレンスシステムで聴いている。CDのアナログ録音ということになるが、録音のフォーマットとしては44.1kHz/16bitで行った。
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