【特別企画】高級ヘッドホンブランドの新しい取り組みが満載
ULTRASONEはワイヤレスでも“唯一無二の音質”!最新3モデルを一斉レビュー
1991年にドイツで設立され、ミュンヘン近郊に拠点を置く音響機器メーカーULTRASONE。日本では約45万円のハイエンドヘッドホン「Edition 7」を発売して以降、ハイエンド・ポータブルオーディオの定番ブランドの一角として存在感を見せている。
そのULTRASONEからこの度、ワイヤレスヘッドホン「ISAR(イーザル)」、完全ワイヤレスイヤホン「LAPIS(ラピス)」、ワイヤレスゲーミングヘッドセット「METEOR ONE(メテオ・ワン)」が一斉に登場した。
3製品すべてがBluetooth接続のワイヤレスオーディオ製品であり、しかもそれぞれにULTRASONEでは初めての試みが盛り込まれている。さっそく、ハイエンド・ポータブルオーディオからワイヤレスの音楽リスニングの世界に進出した、ULTRASONEの最新3モデルの実機をチェックしていこう。
■ハイエンドモデルゆずりの音質にANCが合体!ワイヤレスヘッドホン「ISAR」
最初に紹介するモデルは、ULTRASONEとして初めてアクティブノイズキャンセリング(以下 ANC)に対応する密閉型ワイヤレスヘッドホン「ISAR」だ。
ISARの実機を見ると、ANC対応のワイヤレスヘッドホンとしてはスタンダードなオーバーヘッドタイプ。艶消しメタリック調のカラーで統一された本体デザインも美しい。“ISAR”のロゴが入ったハウジングの外側は革張り仕様で、しかもタッチ操作対応という所も作り込まれたポイントだ。
ヘッドホンの構成としては、ドライバーに40mm径ダブルマイラーフィルム振動板を採用。そしてULTRASONEのブランド特有の技術として“S-Logicテクノロジー”を搭載する。ULTRASONEファンなら、ヘッドバンドの付け根部分に赤色のアクセントとして配置されている“S-Logic”の文字にピンと来るだろう。
“S-Logicテクノロジー”とは、ULTRASONEの数あるハイエンドヘッドホンに採用されてきた、スピーカーで聴いているような自然な音の響きと定位感をヘッドホンでも実現する技術。ポイントはドライバーユニットの配置にあり、発音源であるドライバーを鼓膜の軸上から意図的にずらした位置に組み込むことで、いわゆる頭内定位をやわらげるのだ。ワイヤレスヘッドホンであるISARだが、その技術はULTRASONEの直系という訳だ。
デジタル面の技術では、デュアルノイズ検出マイクにより、低周波の環境音を最大95%ピックアップしてフィルタリングする“プロフェッショナル・ハイブリッドANC”を搭載。ノイズ低減幅は40dBだ。実際にISARを装着して試してみると、効果の強さに振り切ったANCで静寂感は強烈。そのぶん、ANC特有の違和感がやや出やすいタイプなので、本体の“ANC”ボタンからアンビエントサウンド/オフとシーンに応じて使い分けたいところ。
そのほかISARの面白い機能として、右のイヤーカップを手のひらで触れている間、一時的に音量を小さくする「インスタントアウェアネスモード」が起動する。急に話しかけられた時など、外の音を聞きたいタイミングで活用したいところだ。
再生機器との接続はBluetooth 5.0、コーデックはSBC、AACに加え、aptX、aptX HDに対応。2台までのマルチポイント接続対応という所も強力だ。
まずはiPhoneと接続してISARのサウンドを体験してみると、流石ULTRASONEというべきか、音の立体的な空間再現が絶妙。歌声が空間に浮かぶような音場を再現した上で、その歌声はクリアで美しい。
楽器の音の配置もステージのような広がりを作りつつ音の解像度もあるし、リズムもタイトに刻む。同じ音源をAndroidとaptX HD接続で聴くと、より中低域のパワーが増して空間表現の実力がアップ。空気を震わせるリズム感も絶妙だ。
ISARは、ULTRASONEの技術に裏打ちされた、まさにサウンドクオリティ重視の一台。唯一無二のサウンドを楽しめるワイヤレスヘッドホンとしておすすめだ。
そのULTRASONEからこの度、ワイヤレスヘッドホン「ISAR(イーザル)」、完全ワイヤレスイヤホン「LAPIS(ラピス)」、ワイヤレスゲーミングヘッドセット「METEOR ONE(メテオ・ワン)」が一斉に登場した。
3製品すべてがBluetooth接続のワイヤレスオーディオ製品であり、しかもそれぞれにULTRASONEでは初めての試みが盛り込まれている。さっそく、ハイエンド・ポータブルオーディオからワイヤレスの音楽リスニングの世界に進出した、ULTRASONEの最新3モデルの実機をチェックしていこう。
■ハイエンドモデルゆずりの音質にANCが合体!ワイヤレスヘッドホン「ISAR」
最初に紹介するモデルは、ULTRASONEとして初めてアクティブノイズキャンセリング(以下 ANC)に対応する密閉型ワイヤレスヘッドホン「ISAR」だ。
ISARの実機を見ると、ANC対応のワイヤレスヘッドホンとしてはスタンダードなオーバーヘッドタイプ。艶消しメタリック調のカラーで統一された本体デザインも美しい。“ISAR”のロゴが入ったハウジングの外側は革張り仕様で、しかもタッチ操作対応という所も作り込まれたポイントだ。
ヘッドホンの構成としては、ドライバーに40mm径ダブルマイラーフィルム振動板を採用。そしてULTRASONEのブランド特有の技術として“S-Logicテクノロジー”を搭載する。ULTRASONEファンなら、ヘッドバンドの付け根部分に赤色のアクセントとして配置されている“S-Logic”の文字にピンと来るだろう。
“S-Logicテクノロジー”とは、ULTRASONEの数あるハイエンドヘッドホンに採用されてきた、スピーカーで聴いているような自然な音の響きと定位感をヘッドホンでも実現する技術。ポイントはドライバーユニットの配置にあり、発音源であるドライバーを鼓膜の軸上から意図的にずらした位置に組み込むことで、いわゆる頭内定位をやわらげるのだ。ワイヤレスヘッドホンであるISARだが、その技術はULTRASONEの直系という訳だ。
デジタル面の技術では、デュアルノイズ検出マイクにより、低周波の環境音を最大95%ピックアップしてフィルタリングする“プロフェッショナル・ハイブリッドANC”を搭載。ノイズ低減幅は40dBだ。実際にISARを装着して試してみると、効果の強さに振り切ったANCで静寂感は強烈。そのぶん、ANC特有の違和感がやや出やすいタイプなので、本体の“ANC”ボタンからアンビエントサウンド/オフとシーンに応じて使い分けたいところ。
そのほかISARの面白い機能として、右のイヤーカップを手のひらで触れている間、一時的に音量を小さくする「インスタントアウェアネスモード」が起動する。急に話しかけられた時など、外の音を聞きたいタイミングで活用したいところだ。
再生機器との接続はBluetooth 5.0、コーデックはSBC、AACに加え、aptX、aptX HDに対応。2台までのマルチポイント接続対応という所も強力だ。
まずはiPhoneと接続してISARのサウンドを体験してみると、流石ULTRASONEというべきか、音の立体的な空間再現が絶妙。歌声が空間に浮かぶような音場を再現した上で、その歌声はクリアで美しい。
楽器の音の配置もステージのような広がりを作りつつ音の解像度もあるし、リズムもタイトに刻む。同じ音源をAndroidとaptX HD接続で聴くと、より中低域のパワーが増して空間表現の実力がアップ。空気を震わせるリズム感も絶妙だ。
ISARは、ULTRASONEの技術に裏打ちされた、まさにサウンドクオリティ重視の一台。唯一無二のサウンドを楽しめるワイヤレスヘッドホンとしておすすめだ。
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