HOME > レビュー > 【ミニレビュー】FONO ACUSTICA ケーブルリフター「FAL-2」

<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】FONO ACUSTICA ケーブルリフター「FAL-2」

公開日 2024/04/08 06:30 園田洋世
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、スペインのハイエンドケーブルブランドFONO ACUSTICA(フォノ・アクースティカ)のケーブルリフター「FAL-2」をチェック。6台用意して、スピーカーケーブルからインターコネクト、電源までさまざまな箇所でテストした。

FONO ACUSTICA ケーブルリフター「FAL-2」(価格:220,000円/1個・税込)

ライヴ録音の聴衆のざわめきが広く展開する



FONO ACUSTICAのケーブルリフター「FAL-2」。まず左右のスピーカーケーブルに3個ずつ設置してコルトレーン『至上の愛』(フランスでのライヴ録音)を聴いてみる。ビックリした。冒頭の聴衆の歓声・ざわめきがこれほど前後に広く展開したのは初めてのこと。そして歓声も演奏も音の密度が極めて高い。

上部の穴にケーブルを通すようにして使用する。RCAケーブルを通したところ

次。SACDプレーヤー・アンプ間のラインケーブルに1個、プレーヤーとアンプの各電源ケーブルに2個ずつ設置。

スピーカーケーブルに左右3個ずつ設置したところ

グールド・ピアノ・トリオのベートーヴェンはやはりライヴのエア感が濃い。そして各楽音が瑞々しい。リヒター指揮『バッハ:マタイ受難曲』は合唱の残響が非常に高いところまで伸び、福音史家のテノールとイエスのバリトンは音像の密度が高いうえに3次元座標上の位置が明確。

スタイリスティックス「愛がすべて」は、伴奏の1音1音に強いエネルギーが感じられるが決して耳に痛くならず、ファルセットの音像はきめ細かな質感描写を感じられた。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります