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ディーガエンジンIIの魅力<1>
SPモードと同じ解像度でLPモードを録画!
二世代目のディーガエンジンの大きな特徴は、記録効率と画質を両立させたことにある。なかでも、LPモード時の解像度を従来のハーフD1(水平解像度250本相当)からフルD1(同500本相当)に引き上げたメリットは、きわめて大きい。圧縮方法を最適化して必要な情報を確保するバーチャルマルチエンコード方式の採用など、意欲的な手法の導入が功を奏している。 |
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DVDレコーダーの普及が加速し、ホームビデオの主役がVHSからDVDに移り変わろうとしている。一方、DVDレコーダーのユーザーが増えるほど、製品に求める注文も高度になってきた。その代表が、長時間モードの画質をもっときれいにして欲しいという期待と、VHSなみの使いやすさ実現への要望である。
この春に新ラインナップを発売するパナソニックは、まさにこの2点に徹底してこだわり、全5機種を完成させた。画質を大幅に改善したLPモードを全機種に搭載して最初の要望に応え、使い勝手については、快速操作とわかりやすさにテーマを絞って新たな進化を遂げた。
新シリーズ最上位モデルのDMR-EH60を例にとって、進化の中身を具体的に紹介しよう。本機は300GBのHDDを内蔵し、地上波に加えてアナログBSチューナーも搭載する、新シリーズの中核機である。なお、本機からBSアナログチューナーを省き、HDDの容量を200GBに抑えたDMR-EH50も同時期に導入される。
さて、LPモードの画質改善内容は多岐にわたるが、一番わかりやすいのは水平解像度の話だろう。従来、LPの画質がSPに比べて劣っていたのは、水平解像度が半減していたことが最大の理由であった。情報量を抑えて記録容量を節約するために、フルD1と呼ばれる720×480ではなく、352×480のハーフD1の使用を余儀なくされていた。2時間のSPモードでは収まりきらなかった映画はもちろん、連続ドラマなどをまとめて1枚にダビングする際にも、この制約がネックになっていた。
それに対し、DMR-E60Hをはじめとする新DIGAでは、LPモードでもフルD1解像度を確保しているので、SPモードに迫る画質を狙うことができる。長時間モードの画質改善を実現した技術は複数に及ぶが、簡単に言えば圧縮方法を最適化することによって、従来はやむなく捨てざるを得なかった情報をそのまま保持できるようになったことが大きい(図参照)。
ここで、LPモードの画質を実際に検証してみよう。地上波のドラマでは、人物が普通に動いているシーンでも、画面全体から受ける印象は従来のLPモードとはまったく違う。背景や人物が平坦になまらず、立体感があり、ざわざわとしたブロックノイズも半減している。動きの少ないシーンでは改善度はさらに大きい。LPとSPの違いはほとんど判別できないほど小さく、ディテール情報をしっかりキープしていることがわかる。直感的にはVHSとS-VHSの差に近いが、輪郭と色再現が安定しているので、映像から受ける印象はDVDの方が、はるかに安定している。
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ディーガエンジンIIの魅力<2>
画像分析が進化!
エンコード条件を決める方法は、従来の手法から一歩踏み込んで、複数の仮想エンコーダーの結果を参照して最適なものを選ぶという方式に生まれ変わっている。 |
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ディーガエンジンIIの魅力<3>
画像表現が4倍に向上!
長時間モードの高画質化と並ぶ重要な画質改善が、入力信号の高品位化である。12bit動作の新しいA/Dコンバーターは、10bit動作の従来型に比べて4倍なめらかな4096階調を表現できるため、明暗差の忠実な再現に有利にはたらく。入力信号の質感が上がると、デジタル圧縮後の画質は確実に向上するので、大きな効果が期待できるのだ。特に大きな画面で威力を発揮する。 |
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