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こうした開発者の想いが詰まったヘッドホン「KH-K1000」のサウンドを実際に確認すると、派手さとは無縁の、非常に自然で押し付けがましくないフラットな音を楽しむことができた。3万円台中盤という価格設定からすると、ずば抜けて音楽表現力が高く、音質も数ランク上と思えるほどの実力派・ハイC/Pモデルである。 |
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オーディオ中間層に、ピュアオーディオへ踏み込む足がかりとなるような製品を届けたかった |
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「この値段はいかに驚きを作るか。他のメーカーさんではできないケンウッド独自のメリットを打ち出したかったんです。ビジネス的なことも考えていますが、それ以上にオーディオ中間層の方々へもっとしっかりと訴求させたい、いいものを届けたいという想いの方が強いこともまた確かです。iPodが普及し音楽を聴く時間は増えているはずですし、その人たちにもうちょっとピュアオーディオの方へ来てほしい。
高音質で評価いただいている弊社のポータブルデジタルオーディオプレーヤー「HD60GD9」への買い替えも増えてきているようです。これまで多くのメーカーが行ってきた“セットからポータブルへ”という流れではなく、“ポータブルからオーディオへ”という流れを作り出さないといけない。その途中に『KH-K1000』のようなヘッドホンがあるという図式ですね。
『KH-K1000』は強調感を一切排除した音作りをしたいという点からスタートしていますし、ストレスなくずっと聴き続けられる音を目指しました。他のヘッドホンと較べると地味に感じられるかもしれませんが、じっくり視聴して判断して欲しいですね。」と住谷氏は締めくくった。 |
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発売以来大好評の小型コンポーネントシステム「
K1000 シリーズ」も視聴。今回のヘッドホン「KH-K1000」も含め、ケンウッドは原音再生というサウンド・ポリシーに基づいてオーディオ製品を製作している |
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自身も普段から愛用しているというケンウッドのDAP「HD60GD9」で視聴する岩井氏 |
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