「季刊・オーディオアクセサリー」127号所収記事より転載 |
|
||
両機が採用したUni-Qドライバー |
XQ10 (写真は拡大します) |
XQ40 (写真は拡大します) |
● 注目のポイント XQ10、XQ40共に入力はデュアル(4入力端子)。したがってバイワイヤリング、バイアンピングが可能。そうはいっても、XQ10にバイアンプリングは少しやり過ぎの感はある。XQ40はその限りではない。いずれにしてもXQ10は付属の3点ピンポイント脚を大いに活用してもらいたいし、XQ40は4点ピンポイント脚が付属。ガタつきを排除した配置を心掛けることによって、音像イメージは一層明確化される。(写真は拡大します) |
XQ10はUni-Qだけのシステム。従って、新型Uni-Qのポテンシャルをストレートに聴くことができる。巧みなキャビネット設計もあって、小さいが低域方向は頑張っている。中域周辺は明るい傾向でツヤを感じさせる。高域方向は十分に伸張。空間もなかなか広いが、音像イメージは同軸型ゆえに明確である。あたかもシングルコーン・フルレンジユニットのような印象がある。 XQ40は2個のウーファーが加わっているため、当然だがXQ10よりも低域方向が伸びゆとりもある。 |
XQ10のリア部 (写真は拡大します) |
XQ40のリア部 (写真は拡大します) |
|
XQ10 126,000円(ペア・税込) |
|
XQ40 485,100円(ペア・税込) |
|
筆者プロフィール | |
藤岡 誠 Fujioka Makoto 大学在学中からオーディオ専門誌への執筆をはじめ、40年近い執筆歴を持つ大ベテラン。低周波から高周波まで、管球アンプからデジタルまで、まさに博覧強記。海外のオーディオショーに毎年足を運び、最新情報をいち早く集めるオーディオ界の「百科事典」的存在である。歯に衣を着せず、見識あふれる評論に多くの支持者を得ている。アマチュア無線を長年の趣味としており、極めて若いコールサインを持っているのが自慢。ヒマラヤンが自慢の愛猫家であり、蘭や万年青の栽培に情熱を燃やす一面もある |