デスクトップに高音質を実現する小さな巨人
飛ぶ鳥を落とす勢いのNuForceの今回のプロダクトは、デスクトップ型スイッチング方式のプリメインアンプ。
外装色4色から選べる。デジタルオーディオプレーヤー、ポータブルCDをミニジャックで、PCからUSBで入力、USB-DACとして機能、DA変換してラインアウトから出力できる。通常のRCA入力にも対応する。ヘッドフォン出力も装備。SPとの接続は専用のケーブル(1mペア・RJ75/バナナプラグ)で行う仕様となっている。
スピーカー出力は12W+12W、8Ω推奨(87dB以上)だが、なんと6Ω(90dB)のモニターオーディオGS60を堂々と鳴らす。ボリュームは垂直3時(水平6時・最大9時)で聴いて、ベートーベン・ピアノソナタ第30番の低域の鳴りは立派だ。デジタルアンプらしいくっきりと彫りの深いシャープな音像表現。
B&W CM1(8Ω/84dB)に替えてみたが、ピアソラのタンゴやフィル・ウッズでは破綻しなかった。ポピュラー系のサウンドに真価を発揮しそうだ。高能率スピーカーシステムSPの選択で快適に試聴できるだろう。
メーカー推奨の使用環境を守って、高能率のSPを組み合わせたい。ただし、iconの品位がなかなか高いので、スピーカーシステムの選択もデザインマッチングなど、ぜひ気を配りたい。
・フューレンコーディネートの製品情報
・Phile-webニュース【フューレン、NuForceからデスクトップサイズのデジタルアンプ「icon」を発売】
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今年の秋にはicon専用スピーカー「S-1」も登場。3.5インチのチタニウム製コーンを搭載したフルレンジドライバーを1基搭載する
【SPEC】
●入力インピーダンス:47kΩ ●スピーカー出力:12W×2(最大15W×2) ●再生周波数帯域:26Hz〜50kHz(-1dB/1W・4Ω負荷) ●ヘッドホン出力:ステレオミニ×1 ●プリアンプ出力:ステレオミニ×1 ●SN比:84dB、7W(8Ω負荷) ●入力端子:RCA×1、USB×1、ステレオミニ×1 ●外形寸法:150W×106H×32Dmm ●質量:411g ●カラーバリエーション:レッド/ブルー/ブラック/シルバー ●問い合わせ先:フューレンコーディネート TEL/0120-004-884
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