HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2012/10/11 20:06
「iPhoneは金輪際扱わないということではない」 − ドコモ新製品発表会レポート
広末涼子さんらも登場
別項でお伝えしているように、NTTドコモはスマートフォンなどの新モデルを発表。発表会には同社取締役社長の加藤n≠ェ出席し製品説明にあたったほか、CMキャラクターを務める広末涼子さんと清水くるみさんも駆け付けた。
■Xi基本料実質0円キャンペーンなどを発表
加藤氏は、スマホ全機種がXi対応であること、クワッドコアCPU機を用意していること、2,000mAh超の大容量バッテリーモデルを増やしたこと、NOTTV対応モデルが増えたこと、NFC対応機もラインナップすることという5点を今回の新モデルの特徴と説明。
そしてXiエリアが2012年3月30日時点で全国政令指定都市人口カバー率100%を達成し、2012年11月からは1.5GHz、800MHz帯での運用を開始予定であることなど、同社のLTEに対する取り組みを紹介。2012年度末までに新幹線全線や全国の主要空港で使えるようになることなど、Xiの魅力を改めてアピールする。
Xiについては、10月18日から12月31日までの間にドコモのXiスマートフォンを購入したユーザーを対象に、基本料が実質0円になるキャンペーン「Xiスマホ割」を実施することも発表した。
同キャンペーンではキャンペーン期間中にXiスマホを購入し「タイプXi にねん」か「タイプXi+パーティ割引」に加入したユーザーに対し、基本使用料相当の月額780円を1年間割引する。
なお同キャンペーンは、10月1日より実施している「ありがとう10年 Xiスマホ割」と併用可能。これにより、ドコモの継続利用期間が10年以上のユーザーは実質0円期間が2年間に延長されることになる。
また、NFCについては家電・機器連携など従来の「おサイフケータイ」の枠に収まらない活用法を「かざしてリンク」と新たに命名。おサイフケータイとの2つの枠組みで訴求していくとし、「かざしてリンク」で「新しい利用シーンの創出に努めていく」(加藤氏)とした。
■iPhoneは「金輪際扱わないということではない」
質疑応答でiPhone 5について問われた加藤氏は、「MNPの点ではやはり一定の影響を受けた」とコメント。「ドコモクラウドを中心に、Xiサービスの充実、端末ラインナップという三位一体のサービスで対抗していきたい」とした。
そしてドコモでiPhoneを販売するかという問いについては、「iPhoenは魅力的な端末」としながらも「しかし一体的なものでやっていきたいという我々の考え方とアップルの考え方との間でどの程度協議できるのかを模索している」とコメント。「金輪際iPhoeを扱わないということではない」と述べた。
なお、そのほかの質疑応答の模様は後述する。
■広末涼子さんらが登場
発表会には、新CMに出演することになった広末涼子さんと清水くるみさんが登場。加藤氏とのトークセッションを行った。
「ポケベルを高校生のころに持ち、初めてのケータイももちろんドコモ。そこから10数年間、ドコモ以外のケータイを使ったことがない」という広末さんは、「『広末涼子、ポケベル始める』というコピーで、誰も知らないであろう名前を新聞の一面で使ってもらった」と以前の思い出を語り、「一緒に大きくなってきたような思いがあるのでまた出演させてもらえて本当にうれしい」とコメント。
「4年前にドコモのCMに出演させてもらった」という清水さんは、Arrows kissについて「キラキラしていてすごく可愛い」とコメント。「カラーバリエーションももどれにしようか迷ってしまう」と興味を持っている様子を見せた。
そして広末さんはXperia AXについて「軽くなったし薄いし持ちやすい」とコメント。カメラ機能の進化にも驚いたとのことで「写真を撮り過ぎてしまいそう(笑)」と笑顔を見せた。
■質疑応答
以下、質疑応答の模様をお届けする。
Q.ソフトバンクがイー・アクセスを買収して2つの電波を入手した。これについてどう思っているのか。
A.急な話だったなというのが正直な印象。噂もチラッとあったが注意は払っていなかった。周波数については、イーモバイルブランドが存続するとうことで、そちらに割り当てられた周波数なのだろうと捉えている。しかしトータルでの周波数帯は潤沢になったので競争相手としては強力になったなと思う。ただ、周波数あたりの加入数は我々が一番。もしも新しい周波数という話があれば、その点を強調していきたい。
Q.NFCの取り組みについて訊きたい。今回は全機種対応ではないが、今後どのタイミングで標準対応になっていくのか。また、「かざしてリンク」の商標も「おサイフケータイ」のように他社にオープンにしていくのか。
A.順次できるだけ早く拡大していきたい。かざしてリンクは、これもおサイフケータイと同じように努力していきたい。しかし相手次第なので進展を慎重に見守りたい。
Q.Android 4.1非搭載モデルは今後アップグレードするのか。既存モデルへのアップデート提供もあまり出ていない印象だが、こちらの見通しはどうなっているのか。
A.全体的にはアップグレードを行う。ただ、古い機種はいったん4.0にしてから再度バージョンアップする必要がある。こうしたバージョンアップは順次やっていく。22機種をアップデートするということで現在は6機種終わっている。残りのものについても冬モデルが出るくらいまでにはできるだけ早くやっていきたい。
Q.Windows Phoneについて、前回の発表会では「冬モデルで検討」という言葉があったと思う。新聞報道では日本マイクロソフトが投入を見送ったという話もあったようだが…?
A.立場的にどこまでコメントしていいのか難しいが、基本的にはマイクロソフトとベンダーの話だと思っている。こちらは色々な事情で遅れている。Windows Phoneは操作性やOSという点で魅力があると思っており、検討を続けているし、できるだけ早く採用したいと思っている。
Q.海外でのケータイ決済について「アメリカでは何ヶ所」などといった具体的な数値があれば教えてほしい。
A.あいにく今はデータを持っていないが、米国ではマクドナルドなどでPaypassがメジャーになってきていると聞いている。(本件で提携したMasterCard Worldwideの)ビンドラ氏とは今後指数関数的に増えていくだろうと話している。
Q.今回はMasterCardとの提携だが、EdyやVISAなでの展開を検討したりはしないのか。
A.EdyはそもそもFelicaなので対応するかどうかわからない。VISAはどのような世界戦略を持っていて、非接触についてどう考えているかなどがまだ分からないため、引き続き検討していく。
■Xi基本料実質0円キャンペーンなどを発表
加藤氏は、スマホ全機種がXi対応であること、クワッドコアCPU機を用意していること、2,000mAh超の大容量バッテリーモデルを増やしたこと、NOTTV対応モデルが増えたこと、NFC対応機もラインナップすることという5点を今回の新モデルの特徴と説明。
そしてXiエリアが2012年3月30日時点で全国政令指定都市人口カバー率100%を達成し、2012年11月からは1.5GHz、800MHz帯での運用を開始予定であることなど、同社のLTEに対する取り組みを紹介。2012年度末までに新幹線全線や全国の主要空港で使えるようになることなど、Xiの魅力を改めてアピールする。
Xiについては、10月18日から12月31日までの間にドコモのXiスマートフォンを購入したユーザーを対象に、基本料が実質0円になるキャンペーン「Xiスマホ割」を実施することも発表した。
同キャンペーンではキャンペーン期間中にXiスマホを購入し「タイプXi にねん」か「タイプXi+パーティ割引」に加入したユーザーに対し、基本使用料相当の月額780円を1年間割引する。
なお同キャンペーンは、10月1日より実施している「ありがとう10年 Xiスマホ割」と併用可能。これにより、ドコモの継続利用期間が10年以上のユーザーは実質0円期間が2年間に延長されることになる。
また、NFCについては家電・機器連携など従来の「おサイフケータイ」の枠に収まらない活用法を「かざしてリンク」と新たに命名。おサイフケータイとの2つの枠組みで訴求していくとし、「かざしてリンク」で「新しい利用シーンの創出に努めていく」(加藤氏)とした。
■iPhoneは「金輪際扱わないということではない」
質疑応答でiPhone 5について問われた加藤氏は、「MNPの点ではやはり一定の影響を受けた」とコメント。「ドコモクラウドを中心に、Xiサービスの充実、端末ラインナップという三位一体のサービスで対抗していきたい」とした。
そしてドコモでiPhoneを販売するかという問いについては、「iPhoenは魅力的な端末」としながらも「しかし一体的なものでやっていきたいという我々の考え方とアップルの考え方との間でどの程度協議できるのかを模索している」とコメント。「金輪際iPhoeを扱わないということではない」と述べた。
なお、そのほかの質疑応答の模様は後述する。
■広末涼子さんらが登場
発表会には、新CMに出演することになった広末涼子さんと清水くるみさんが登場。加藤氏とのトークセッションを行った。
「ポケベルを高校生のころに持ち、初めてのケータイももちろんドコモ。そこから10数年間、ドコモ以外のケータイを使ったことがない」という広末さんは、「『広末涼子、ポケベル始める』というコピーで、誰も知らないであろう名前を新聞の一面で使ってもらった」と以前の思い出を語り、「一緒に大きくなってきたような思いがあるのでまた出演させてもらえて本当にうれしい」とコメント。
「4年前にドコモのCMに出演させてもらった」という清水さんは、Arrows kissについて「キラキラしていてすごく可愛い」とコメント。「カラーバリエーションももどれにしようか迷ってしまう」と興味を持っている様子を見せた。
そして広末さんはXperia AXについて「軽くなったし薄いし持ちやすい」とコメント。カメラ機能の進化にも驚いたとのことで「写真を撮り過ぎてしまいそう(笑)」と笑顔を見せた。
■質疑応答
以下、質疑応答の模様をお届けする。
Q.ソフトバンクがイー・アクセスを買収して2つの電波を入手した。これについてどう思っているのか。
A.急な話だったなというのが正直な印象。噂もチラッとあったが注意は払っていなかった。周波数については、イーモバイルブランドが存続するとうことで、そちらに割り当てられた周波数なのだろうと捉えている。しかしトータルでの周波数帯は潤沢になったので競争相手としては強力になったなと思う。ただ、周波数あたりの加入数は我々が一番。もしも新しい周波数という話があれば、その点を強調していきたい。
Q.NFCの取り組みについて訊きたい。今回は全機種対応ではないが、今後どのタイミングで標準対応になっていくのか。また、「かざしてリンク」の商標も「おサイフケータイ」のように他社にオープンにしていくのか。
A.順次できるだけ早く拡大していきたい。かざしてリンクは、これもおサイフケータイと同じように努力していきたい。しかし相手次第なので進展を慎重に見守りたい。
Q.Android 4.1非搭載モデルは今後アップグレードするのか。既存モデルへのアップデート提供もあまり出ていない印象だが、こちらの見通しはどうなっているのか。
A.全体的にはアップグレードを行う。ただ、古い機種はいったん4.0にしてから再度バージョンアップする必要がある。こうしたバージョンアップは順次やっていく。22機種をアップデートするということで現在は6機種終わっている。残りのものについても冬モデルが出るくらいまでにはできるだけ早くやっていきたい。
Q.Windows Phoneについて、前回の発表会では「冬モデルで検討」という言葉があったと思う。新聞報道では日本マイクロソフトが投入を見送ったという話もあったようだが…?
A.立場的にどこまでコメントしていいのか難しいが、基本的にはマイクロソフトとベンダーの話だと思っている。こちらは色々な事情で遅れている。Windows Phoneは操作性やOSという点で魅力があると思っており、検討を続けているし、できるだけ早く採用したいと思っている。
Q.海外でのケータイ決済について「アメリカでは何ヶ所」などといった具体的な数値があれば教えてほしい。
A.あいにく今はデータを持っていないが、米国ではマクドナルドなどでPaypassがメジャーになってきていると聞いている。(本件で提携したMasterCard Worldwideの)ビンドラ氏とは今後指数関数的に増えていくだろうと話している。
Q.今回はMasterCardとの提携だが、EdyやVISAなでの展開を検討したりはしないのか。
A.EdyはそもそもFelicaなので対応するかどうかわからない。VISAはどのような世界戦略を持っていて、非接触についてどう考えているかなどがまだ分からないため、引き続き検討していく。